幹部育成とは?候補の見極め方や育成方法、成功事例を詳しく解説

幹部育成とは?候補の見極め方や育成方法、成功事例を詳しく解説

「幹部育成って何から始めればいいの?」
「将来の幹部候補をどのように選べばいいの?」

このように悩む人事・研修担当者もいるでしょう。

幹部育成とは、経営の意思を受けて現場で戦略を実行できる中核人材を、計画的に育てる取り組みのことです。

幹部候補は、将来の経営を担い、経営視点を持って組織を牽引していく存在です。そのため、現在の業務成果だけでなく、実績と将来性の両面から候補者を見極める必要があります。

自社の将来を支える人材を育成するためにも、幹部育成の進め方や候補者の選び方を理解しておきましょう。

本記事では、幹部育成の目的や重要性、幹部に求められるスキル・資質を解説します。幹部候補の見極め方や具体的な育成方法、企業の導入事例も紹介するので、自社の幹部育成を見直したい方は参考にしてください。

この記事でわかる内容
幹部育成の目的と重要性
幹部に求められるスキル・資質
幹部候補の見極め方と育成方法
幹部育成に取り組む企業の導入事例

「幹部候補の情報感度を高めたい」「経営視点を持った人材を育てたい」とお考えの企業には、「日経電子版 法人契約」がおすすめです。

幹部候補が日々の経済・業界ニュースに触れることで、経営人材として視野を広げるとともに、視座を上げることも期待できます。また、幹部候補が自分なりの視点で物事を考え、発信する力も育てやすくなります。

日経電子版を活用した人材育成の具体例や導入企業の事例については、以下の資料で詳しく紹介しています。1分ほどでダウンロードできますので、参考にしてみてください。

1. 幹部育成とは?将来の経営層・中核人材を育てる取り組み

幹部育成とは、将来の経営層や事業責任者として活躍できる中核人材を、計画的かつ体系的に育てる取り組みのことです。

幹部育成は、人材育成全体の中でも特に中長期の視点が求められる領域です。

幹部候補の育成は、単に優秀な社員を昇格させるのではありません。継続的な教育と実務経験の積み上げによって、経営視点やリーダーシップ、意思決定力を身につけてもらうことが重要です。

幹部育成とは?将来の経営層・中核人材を育てる取り組み
幹部育成の目的|企業の持続的な成長と組織力強化のため
幹部育成の対象者|次世代リーダーや将来の経営幹部候補

まずは、幹部育成の目的と対象者について見ていきましょう。

幹部育成の目的|企業の持続的な成長と組織力強化のため

幹部育成の目的は、将来の経営を支える人材を育て、企業が持続的に成長するための組織基盤を整えることです。

経営者が一人でできることには限界があります。事業規模が拡大するほど、経営の意思を現場に伝え、自律的に実行できるリーダーの存在が不可欠になります。

例えば、経営者が打ち出した新規事業の方針は、その意図を深く理解した幹部がいなければ、現場に正確に落とし込めません。経営層の思考を代行できる人材がいれば、組織全体が同じ方向を向いて行動しやすくなり、戦略の実行力向上につながります。

幹部育成は、目先の人事課題の解決にとどまらず、10年後・20年後の組織の競争力を今から設計する経営戦略上の取り組みと言えます。

幹部育成の対象者|次世代リーダーや将来の経営幹部候補

幹部育成の対象者は、次世代リーダーや将来の経営幹部候補として期待される人材です。

多くの企業では管理職(部長・課長クラス)の中から幹部候補を選抜します。一方で近年は、20〜30代の若手社員を早期に候補として見出し、長期的に育成を始める動きも広まっています。

対象者を選ぶ際は、現時点の成果だけでなく「経営視点で物事を捉えられるか」「組織を引っ張る意欲があるか」「困難な状況でも学びを深められるか」といった将来の伸びしろを重視することが大切です。

対象を広げすぎると育成リソースが分散し、幹部候補が育ちにくくなります。重点的に育てる人材を絞り込み、中長期の視野でサポートする姿勢が、幹部育成を機能させる前提となります。

なお、幹部育成は次世代リーダー育成と密接に関わります。将来のリーダー層をどう育てるか全体像から整理したい方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

【関連記事】【事例あり】次世代リーダー育成とは?育成方法や導入事例、成功させるポイントを解説

2. 幹部育成が重要視される3つの理由

幹部育成が企業経営で重視される背景には、経営環境の変化と組織の継続性という課題があります。

日本経済新聞社が2026年に実施した調査では、約86%の企業が世代間で「事業や経営を捉える視座」に差があると回答しています。さらに、この視座の差がリーダー育成の質に影響すると感じる企業は88%にのぼりました。

こうしたデータからも、経営を担う人材を計画的に育てる幹部育成の重要性が高まっていることがわかります。幹部育成が企業経営で重視される主な理由は、以下の3つです。

幹部育成が重要視される3つの理由
経営者の考えを現場に浸透させるため
組織拡大に対応するため
次世代の経営人材を確保するため

経営者の考えを現場に浸透させるため

経営者の考えを現場に浸透させるうえで欠かせないのが、経営方針を現場の行動に置き換えられる幹部の存在です。

経営者が策定した中長期戦略や事業方針は、現場にそのまま届くわけではありません。方針の背景や優先順位を深く理解し、自らの言葉で部下に伝え、行動に落とし込める幹部がいてこそ、経営と現場がつながります。

特に、事業が多角化・グローバル化している企業ほど、経営者と現場の距離は広がりやすいです。幹部が経営の代弁者として機能すれば、組織全体に方向性の一貫性が生まれ、意思決定の遅れや現場の迷いを防げます。

組織拡大に対応するため

組織拡大には、幹部の力が欠かせません。従業員数が増え、事業領域が広がるほど、経営者一人がすべての判断に関わることは難しくなります。

拠点や部署が増えた企業では、経営者の確認待ちによって現場の意思決定が滞り、案件の進行が遅れるケースも珍しくありません。また、権限委譲が曖昧なまま規模だけ拡大すると、責任の所在が不明確になり、判断のスピードが落ちる可能性もあります。

このような状況を避けるには、部門単位で経営的な判断ができる幹部を育てておくことが必要です。例えば、新規拠点の立ち上げや予算管理を任せられる幹部がいれば、経営者がすべての業務に関与しなくても事業をスピーディーに展開しやすくなります。

幹部を計画的に育てておくことで、成長フェーズでもスムーズに組織を拡張できる体制が整います。

次世代の経営人材を確保するため

優れた経営幹部は、短期間で育つものではありません。幅広い経験と学習・内省の積み重ねによって、はじめて高い判断力と組織を牽引する力が身につきます。

必要になってから探しても、社内外を問わず適切な人材を確保するのは難しいです。そのため、次世代の経営人材を確保するには、5年・10年後の経営体制を見据えた育成計画の設計が大切です。

特に日本企業では、経営者の高齢化や後継者不足が課題として取り上げられています。

今から計画的に幹部候補を育成すれば、将来の経営交代をスムーズに進め、組織の継続性を担保できます。

3. 幹部に求められる5つのスキル・資質

幹部として活躍するには、一般的な管理職に求められる能力を超えた、より高度なスキルと資質が必要です。代表的なものは以下の5つです。

幹部に求められる5つのスキル・資質
組織を目標達成へ導く「リーダーシップ」
会社全体の利益を考えて行動する「経営視点」
迅速かつ的確な判断で組織を前進させる「意思決定力」
組織内外との連携を円滑に進める「コミュニケーション力」
次世代人材の成長を支援する「人材育成力」

組織を目標達成へ導く「リーダーシップ」

リーダーシップを発揮するうえで欠かせないのが、組織の方向性を示し、メンバーを巻き込みながら目標達成へ導く力です。

単に指示を出すだけでは、組織は思うように動きません。メンバーが目的や方針を十分に理解していなければ、表面上は従っていても当事者意識が育たず、計画が形だけで終わる可能性があります。

幹部に求められるのは、目標の意義を自分の言葉で語り、周囲を巻き込みながら組織を前に進める力です。チームに共感と行動意欲を生み出すことが、幹部としてのリーダーシップの核心です。

リーダーシップは、経験と振り返りの繰り返しで鍛えられるスキルです。困難なプロジェクトや対立する意見の調整といった実践を通じて、状況に応じて人を動かす力を身につけられます。

会社全体の利益を考えて行動する「経営視点」

経営視点とは、自部門だけでなく、会社全体の収益・コスト・リスク・ブランドを意識しながら意思決定できる視座のことです。

管理職と幹部の大きな違いは、この「視座の高さ」にあります。管理職は自部門の目標達成に集中しますが、幹部は複数部門の連携や、短期と中長期の目標バランスも考慮しながら行動する姿勢が求められます。

この視点が育っていないと、自部門の成果だけを優先した判断をしてしまい、結果として会社全体の利益や成長機会を損なう可能性があります。

財務・マーケティング・人事など他部門との連携経験や、経営層との議論の場への参加が、経営視点を養う有効な機会です。日々の判断で「この決定は会社全体にどう影響するか」を問う習慣が、視座を一段ずつ高めていきます。

迅速かつ的確な判断で組織を前進させる「意思決定力」

意思決定力とは、不完全な情報の中でもリスクを踏まえて迅速に判断し、責任を持って実行に移せる力です。

現実のビジネスでは、完璧な情報がそろってから判断できる場面ばかりではありません。不確実性の中で最善の判断を下し、その結果に責任を持つことが幹部の役割です。

意思決定力は、実践の場で培われます。重要プロジェクトのリーダーを任せたり、自部門の予算権限を委譲したりして、判断を迫られる経験を積ませることが効果的です。失敗も含めた実体験こそが、幹部候補の意思決定力を鍛える機会になります。

組織内外との連携を円滑に進める「コミュニケーション力」

幹部のコミュニケーション力とは、話が上手いことではなく、立場や価値観の異なる相手と、信頼関係を築きながら連携を推進できる力を指します。

幹部は、経営層の意思を部下に伝える「下への伝達」だけでなく、現場の課題や部下の声を経営層に届ける「上への報告」も担います。他部門との利害が対立する場面で調整役を務めることも多く、多方向のやり取りを使い分ける柔軟性が必要です。

1on1や会議のファシリテーション、社内外でのプレゼンテーションなど、多様な場で実践を積み重ねる機会を意識的に設けることが、コミュニケーション力の向上につながります。

次世代人材の成長を支援する「人材育成力」

人材育成力とは、部下の能力を引き出し、次世代のリーダーや専門人材を育て、組織全体の底上げを図る力です。

幹部が自分一人で成果を出し続けることには限界があります。自分の経験や判断軸を部下へ伝え、組織全体の力を底上げしていくことも、幹部に求められる役割です。

優秀なプレーヤーが幹部になったものの、部下の育成が苦手でチームが機能しないというケースは少なくありません。

メンタリングやコーチング研修など、人材育成力を意識的に鍛える機会を育成プランに盛り込めば、再現性のある組織成長を実現できます。

4. 幹部を育成する具体的な方法【見極め方・選抜方法・育成方法】

幹部育成は、優秀な人材を選んで研修を受けさせるだけでは成果につながりません。

候補の見極めから登用までを、段階的に設計することが重要です。ここでは、幹部を育成する具体的な手順を5つのステップで解説します。

幹部を育成する具体的な方法【見極め方・選抜方法・育成方法】
ステップ1. 理想とする幹部の人物像を明確にする
ステップ2. 実績と将来性の両面から幹部候補を見極める
ステップ3. 育成研修やマネジメント教育を実施する
ステップ4.重要プロジェクトや責任ある業務を任せる
ステップ5.適切なタイミングで幹部へ登用する

ステップ1. 理想とする幹部の人物像を明確にする

理想とする幹部の人物像を明確にすることが、育成を進める最初のステップです。

このとき重要なのは、現在の幹部をそのままモデルにするのではなく、5〜10年先の経営環境を見据えて「そのときに必要な人材像」を逆算して考えることです。

人物像が曖昧なまま育成を始めると、選抜基準も研修内容もぶれてしまい、期待する人材が育ちません。「どのような役割を担い、どのような価値観や行動を体現してほしいのか」を、経営理念や中長期戦略と結びつけて定義します。

具体的には、必要なスキル・経験・マインドを要件として整理し、評価できる形に落とし込みます。理想像が明確になれば、候補者の選定から育成、登用までの一貫した基準が定まります。

ステップ2. 実績と将来性の両面から幹部候補を見極める

理想とする幹部像を定義したら、過去の実績と将来の伸びしろの両面から幹部候補を見極めます。

現在の成果だけで選ぶと、プレーヤーとしては優秀でも、組織を率いる力に欠ける人材を選んでしまうおそれがあります。実績に加えて、リーダーシップや学習意欲、困難な状況での判断力といった「将来性を示す資質」を重視することが大切です。

評価の際は、上司の主観だけに頼らず、360度評価(上司・同僚・部下など複数の立場から評価する手法)やアセスメント(能力や適性を客観的に測定する評価手法)、適性検査などの客観的な手法を組み合わせると、見極めの精度が高まります。

ステップ3. 育成研修やマネジメント教育を実施する

候補者を選んだら、幹部に必要なスキルを体系的に学ぶ研修やマネジメント教育を実施します。

経営戦略・財務・組織マネジメント・リーダーシップなど、幹部に求められる知識やスキルを、座学とケーススタディの両面から学ばせます。自社の経営課題をテーマにしたワークショップを取り入れると、学びを実務に結びつけやすくなります。

また、外部のビジネススクールへの派遣や、経営層との対話の機会を設けることも、視座を引き上げる有効な手段です。研修は一度で終わらせず、段階的・継続的に設計することが効果を高めるポイントになります。

「幹部候補の経営視点や情報感度を高めたい」「継続的に学習できる環境を整えたい」とお考えの企業には、人材育成施策の一環として「日経電子版 法人契約」を活用するのも選択肢の一つです。

日経電子版では、国内外の経済ニュースや業界動向、企業の経営戦略に関する情報を日々発信しており、幹部候補が経済や業界の動きを把握し、経営視点を養うための情報源として活用できます。また、管理職や経営層が共通の情報をもとに議論することで、組織全体の視座向上にもつながります。

日経電子版法人契約を活用した人材育成の方法や導入事例は、以下の資料で詳しく紹介しています。1分ほどでダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

株式会社湖池屋では、管理職を対象に日経電子版Pro(法人向けプラン)を導入し、社会や業界の変化を自社経営に結び付けて考える力の育成に取り組みました。

記事共有や議論を通じて共通の情報基盤を構築した結果、異業種の事例や社会動向を経営判断や業務改善に活かす視点が養われ、管理職の視座向上につながっています。

>>日経電子版Proを使った「思考のトレーニング」を重ねて、視座を一段高い場所へと引き上げる|株式会社湖池屋

また、白石食品工業株式会社では、部長職を中心に日経電子版を導入し、共通の情報をもとに議論できる環境を整備しました。

記事共有を通じて部長層の視野が広がり、経営課題や市場動向について部門を超えた対話が活性化。他業界の事例を商品企画やマネジメント改善に活かす動きも生まれ、部長層の情報感度や経営視点の向上につながりました。

>>「同じ情報」で、同じ目線の議論ができる組織へ記事共有を起点に変わる、経営と現場の対話|白石食品工業株式会社

ステップ4.重要プロジェクトや責任ある業務を任せる

研修で学んだ内容を定着させるには、実際の業務で経験を積ませることが重要です。

幹部に求められる判断力やリーダーシップは、座学だけでは身につきません。新規事業の立ち上げや部門横断のプロジェクトリーダーなど、難易度の高い役割を任せ、責任とともに権限を委譲することで、実践的な力が磨かれます。

重要なのは、任せたまま放置せず、上司や経営層が定期的に対話し、振り返りを支援することです。失敗も含めた経験を成長の糧に変えられるよう、伴走する姿勢が候補者の成長を加速させます。

ステップ5.適切なタイミングで幹部へ登用する

幹部として求める水準に到達したら、適切なタイミングで幹部へ登用します。

登用が早すぎれば本人の負担が大きく、遅すぎれば意欲の低下や離職を招くおそれがあります。研修や実務経験を通じた成長度合いを評価し、本人の準備が整った段階で、明確な役割と権限を与えて登用します。

登用後も、上位の経営層によるメンタリングや継続的な学習機会を用意し、新たな役割に適応できるよう支援することが大切です。育成は登用して終わりではなく、登用後の定着まで含めて設計すれば、幹部が長く活躍できる組織になります。

5. 幹部育成を実施した企業の導入事例2選

幹部育成を進める際は、他社がどのように候補者を選抜し、育成機会を設計しているかを知ることも参考になります。

ここでは、日経電子版に掲載された実際に幹部育成に取り組む企業の事例を2つ紹介します。

幹部育成を実施した企業の導入事例2選
事例①|三菱電機の経営幹部候補育成プログラム
事例②|ファミリーマートの若手リーダー育成プログラム

より多くの企業の取り組みを知りたい方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

関連記事:【厳選】人材育成の成功事例10選|成果を出す企業の共通点や進め方も解説

事例①|三菱電機の経営幹部候補育成プログラム

三菱電機は、将来の経営幹部を継続的に育成するため、若手・中堅社員を対象とした新たな人材育成制度を導入しました。経営幹部候補約500人の中から選抜した約30人に対し、3年間の特別教育プログラムを実施。現職役員への事業提言や海外ビジネススクールへの派遣などを通じて、経営視点やグローバルな視野を養います。

また、約300人の幹部候補を対象に課長・部長級ポストへ挑戦できる制度も設け、実践経験を積める環境を整備しました。選抜教育と早期登用を組み合わせることで、次世代の経営人材を計画的に育成する体制を強化しています。

参考:三菱電機、経営幹部育成に新制度 若手ら30人選抜し教育プログラム

事例②|ファミリーマートの若手リーダー育成プログラム

ファミリーマートは、将来の経営人材を育成するため、入社10年目までの若手社員を対象とした「未来リーダープログラムフレッシャーズ」を導入しました。

成績優秀な若手を選抜し、半年間にわたる事業立案研修や合宿、海外経営者との交流を実施することで、リーダーシップや経営視点を養成しています。

研修では新規事業の企画立案や議論を重ねるほか、シンガポールでの海外研修を通じて視野を広げる機会も提供。その結果、参加者の主体性や経営意識が高まり、自ら課題を発見し行動できる人材の育成につながっています。

変化の激しい市場環境に対応し、将来の事業変革を担うリーダー層の強化を目指した取り組みです。

参考:ファミマ、20代社員を選抜でリーダー育成 成熟市場変革のけん引役に

6. 幹部候補の情報感度と経営視座を高めるなら「日経電子版」の法人契約がおすすめ

幹部候補に求められる経営視点や判断力は、研修だけでなく、日々の情報習慣からも養われます。質の高い経済・業界ニュースに毎日触れる環境を整えれば、情報感度と経営視座を継続的に高められます。

実際に、日本経済新聞社の調査では、視座の差を本質的に解決するために必要な要素の1位が「日常的に経営視点に触れる仕組み(66%)」でした。一方で、単発の研修だけでは94.5%の企業が「本質的な解消にはつながっていない」と回答しており、継続的に経営視点へ触れられる環境づくりが課題となっています。

「日経電子版 法人契約」を導入すれば、社員が経済・政治・業界の動向を継続的にインプットでき、自社や市場を俯瞰して考える力が育ちます。幹部候補が変化の兆しを読み解き、根拠を持って発信できるようになることで、組織全体の意思決定の質も高まります。

日経電子版を活用した人材育成の具体例や導入企業の事例については、以下の資料で詳しく紹介しています。1分ほどでダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

7. 幹部候補に関するよくある質問

最後に、幹部候補に関するよくある質問にお答えします。

幹部候補に関するよくある質問
幹部の人材育成に向いている人の特徴を教えてください
幹部候補は20代や30代の若手でもいいですか?
幹部育成と管理職育成の違いは何ですか?

幹部の人材育成に向いている人の特徴を教えてください

幹部育成に向いているのは、目先の成果だけでなく、組織全体や中長期の視点で物事を考えられる人材です。具体的には、以下のような特徴があります。

自ら課題を見つけて行動できる
困難な状況でも学び続けられる
周囲を巻き込んで物事を前に進められる
自部門だけでなく、組織全体を考えて判断できる
責任ある役割を最後までやり抜ける

現時点で十分な経験や知識を備えている必要はありません。変化に前向きで成長意欲が高い人ほど、幹部候補として育成する価値があります。

幹部候補は20代や30代の若手でもいいですか?

20代や30代の若手でも、幹部候補として育成して問題ありません。年齢や現在の役職だけで判断せず、成長意欲や主体性、周囲からの信頼、組織全体を考える姿勢があるかを見ることが大切です。

若いうちからリーダー経験や責任ある業務を任せれば、経営視点や判断力を長期的に育てやすくなります。

ただし、若手は経験が不足しやすいため、研修やメンター制度などのサポートもあわせて設計することが必要です。

幹部育成と管理職育成の違いは何ですか?

幹部育成と管理職育成の違いは、求められる「視座の高さ」と「責任範囲」にあります。

管理職育成は、自部門の目標達成やチームのマネジメントを担う人材を育てる取り組みです。一方、幹部育成は、会社全体の経営に関わり、事業の方向性を左右する意思決定を担える人材を育てることを目的とします。

管理職として部下や組織を動かす経験は、将来の幹部候補にとって土台になります。そのため、管理職育成と幹部育成は切り離して考えるのではなく、役割の広がりに応じて連続的に設計することが必要です。

管理職に求められる役割や研修テーマを詳しく知りたい方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

管理職研修でおすすめの内容は?成果を高めるポイントや注意点を解説

8. まとめ

幹部育成を成功させるには、候補者の選抜から育成、登用までを一貫して設計する必要があります。

幹部候補を育成する際は、求める人物像を明確にし、実績と将来性の両面から候補者を見極めることが欠かせません。そのうえで、研修やマネジメント教育、責任ある業務へのアサイン、登用の機会を組み合わせることで、将来の経営を担う人材を計画的に育てやすくなります。

また、幹部として活躍する人材には、リーダーシップや意思決定力に加えて、経済動向や業界変化、競合企業の動きを捉える情報感度も求められます。自社の状況だけで判断するのではなく、経営視点を持って物事を捉える高い視座が必要です。

「幹部候補の情報感度を高めたい」「経営視点を持った人材を育てたい」とお考えの企業は、「日経電子版 法人契約」の活用も選択肢の一つです。幹部候補が日々の経済・業界ニュースに触れることで、情報収集の習慣づけや経営視点の向上が期待できます。

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