市場と技術をつなぎ、経営の意思決定を支える
デンソーが実践するNIKKEI Mobility活用術


- 企業・団体名
- 株式会社デンソー
- 業種
- 自動車部品
- 利用用途
-
- 部門利用
- 経営戦略
- 期待効果
-
- チームでの情報活用
- 従業員数
- 2000名以上
- お話を伺った方
- 株式会社デンソー
研究開発センター 技術企画部 マーケティング室 室長 金澤 加奈子氏
研究開発センター 技術企画部 マーケティング室 リサーチ課 課長 林 由佳氏
- 目的
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- 市場・技術動向に関する情報を収集・分析し、経営や事業の意思決定を支援する
- 経営会議向けの資料作成を通じて、市場と技術をつなぐ「シンクタンク機能」を強化する
- 業界経験の浅い中途入社者が、業界の全体像を掴むための情報基盤とする
- 課題
-
- 情報源が担当者ごとに異なり、情報リテラシーにもばらつきがあった
- 情報収集にかかる負荷が大きく、組織として信頼できる共通の情報基盤が必要だった
- 自社の情報だけでは、視点が偏ってしまう懸念があった
- 導入効果
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- 経営会議向けに、これまで50を超えるトピックを提供
- 経営陣から「非常に分かりやすい」と高評価。技術部門以外の役員の理解にも貢献
- 中途入社者が業界の全体像を掴む、オンボーディング教材としても機能
電動化、自動運転、半導体――モビリティの進化を技術で支えてきた自動車部品メーカー、株式会社デンソー。2026年からは2030年中期経営計画「CORE 2030」のもと、モビリティ領域の進化に加え、ファクトリーオートメーションや農業など新たな事業領域への展開を進めている。技術企画部 マーケティング室では、市場や技術動向に関する情報を収集・分析し、経営や事業の意思決定を支援している。その活動を支える情報源の一つが、専門メディア「NIKKEI Mobility」だ。
「技術に強い会社」が、なぜ市場を読む力を外部に求めるのか。導入の背景や具体的な活用方法、今後の展望について、技術企画部 マーケティング室 室長の金澤 加奈子氏と、同室 リサーチ課 課長の林 由佳氏に話を伺った。
市場と技術をつなぐために
信頼できる情報基盤としてNIKKEI Mobilityを導入
技術企画部 マーケティング室の役割について教えてください。
金澤氏:マーケティング室は、市場や顧客、競合、技術動向など幅広い情報を収集・分析し、経営や事業の意思決定を支援する役割を担っています。私たちのミッションの一つが、「シンクタンク機能」の強化です。社内外の情報を集約・整理し、経営や各事業部が判断しやすい形で提供することを目指しています。
支援の対象も幅広く、量産に近い事業から先端研究まで、デンソーのさまざまな部門を情報面から支えています。
デンソーは技術に強みを持つ会社ですが、2030年中期経営計画「CORE 2030」を実現するためには、技術だけでなく、市場や顧客、競合といった外部環境も踏まえながら事業を考えることが重要になります。私たちは、市場と技術を結び付ける橋渡し役として、経営や事業の判断を支えています。
NIKKEI Mobilityを導入したきっかけを教えてください。
金澤氏:以前から、お客様から得た情報やインターネットなどを活用して情報収集を行っていましたが、情報源が人によって異なり、情報リテラシーにもばらつきがありました。また、情報収集にかかる負荷も大きく、組織として信頼できる情報源を共通基盤として持つ必要性を感じていました。
そのような中で導入したのがNIKKEI Mobilityです。グローバルの調査会社や専門媒体も活用していますが、日本のモビリティ業界を俯瞰できることに加え、「日経」というブランドへの信頼感も大きな決め手でした。社内で情報を共有し、経営層へ展開することを考えると、誰もが納得できる情報源であることは非常に重要だと考えています。
経営に届ける「市場×技術」の視点
NIKKEI Mobilityは「ネタの宝庫」
NIKKEI Mobilityを、どのような場面で活用されていますか。
金澤氏:現在、CTOが経営会議で技術や市場動向を報告する際の情報収集や資料作成を、マーケティング室がサポートしています。この取り組みは約1年前から続けており、毎週さまざまな情報源からニュースを収集し、これまでに50を超えるトピックを経営会議へ提供してきました。
NIKKEI Mobilityは、経営会議で取り上げるテーマを探す上で欠かせない情報源です。毎週新たな話題を提供してくれる、まさに「ネタの宝庫」だと感じています。
経営会議には、それぞれ専門領域の異なる役員が参加します。そのため、技術的な内容だけではなく、「この技術が市場やビジネスにどのような影響を与えるのか」という視点も含めて情報を整理することを意識しています。
林氏:NIKKEI Mobilityは技術だけに偏らず、市場やビジネスの視点も含めて情報が整理されているため、経営会議で取り上げるテーマを検討しやすいと感じています。記事のポイントが分かりやすく整理されており、図表も充実しているため、内容を効率よく理解でき、経営会議向けの資料を作成する際にも大いに参考になります。
経営会議での報告については、経営陣からも「非常に分かりやすい」と好評です。技術部門以外の役員からも理解しやすい内容になっているとの評価をいただいています。その背景には、NIKKEI Mobilityの記事が市場やビジネスの視点も含めて整理されていることに加え、構成が分かりやすく、要点を把握しやすいことも大きく影響していると感じています。
金澤氏:また、日々の情報収集にも活用しており、気になった記事はTeamsでチーム内や技術企画部内へ共有しています。共有した記事は技術企画部のエンジニアも閲覧しており、それぞれの解釈や気づきを得るきっかけにもなっています。今後は、Teamsだけでなく、NIKKEI Mobility上で記事をクリップしたり、チームメンバーへ手軽に共有できたりする機能があると、さらに活用の幅が広がるので、ありがたいですね。
さらに、私自身も異業種から中途入社した経験がありますが、自動車業界の全体像や技術・市場動向を理解する上で非常に役立ちました。専門性が高すぎず、業界の全体像を把握できるため、業界経験のない中途入社者のオンボーディングにも適したメディアだと感じています。
自前の情報だけでは、見える景色は限られる
「第三者の視点」を取り入れ、NIKKEI Mobilityで多面的に業界を捉える
特に注目しているテーマや、よく読まれているコンテンツはありますか。
林氏:電動化やSDV、AIに加え、中国メーカーや中国市場の動向は特に注目しています。現在、モビリティ業界では中国が技術や市場の両面で大きな存在感を示しており、その変化をタイムリーに把握することは非常に重要だと考えています。
一方で、中国の情報は現地メディアや言語の壁もあり、自分たちだけで継続的に収集するのは簡単ではありません。NIKKEI Mobilityでは、日本企業の視点も踏まえながら中国市場や中国メーカーの動向を分かりやすく整理してくれるため、変化を俯瞰して捉える上で非常に参考になっています。
数多くの媒体を購読される中で、どう使い分けをされていますか。
金澤氏:事業部を支援する際など、技術を深く掘り下げる必要がある場面では、専門の調査機関や技術に特化した媒体、各社のリリースなどを活用しています。一方、マーケティング室には、市場や競合、技術を横断的に捉え、経営や事業の意思決定につながる情報を提供する役割があります。
NIKKEI Mobilityは、技術だけでなく市場やビジネスの視点も含めてモビリティ業界全体を捉えられる点が大きな強みです。OEMの動向やSDV、AI、中国市場など幅広いテーマを網羅しているため、私たちの役割とも非常に親和性が高いと感じています。業界全体の動きを把握した上で、必要に応じて専門媒体や各社のリリースで詳細を確認するなど、目的に応じて情報源を使い分けています。
貴社は業界をリードする企業として、自社でも多くの情報をお持ちだと思います。それでも外部メディアを活用する理由を教えてください。
金澤氏:自社には、お客様やサプライヤーとのやり取りを通じて得られる情報が数多くあります。しかし、自社の情報だけでは視点が偏ってしまう可能性もあります。そのため、第三者の立場から整理された情報を取り入れ、自社の考えや方向性を客観的に確認することを大切にしています。
NIKKEI Mobilityは、業界全体を俯瞰した視点で情報が整理されているため、自社で得られる情報と照らし合わせながら、多面的に物事を捉えることができます。市場や競合の動向も含めて確認できるため、新たな気づきや意思決定の材料を得る上でも重要な役割を果たしています。
ニュースを「点」でなく「線」でつなぐ
NIKKEI Mobilityで見通す業界の未来
今後、NIKKEI Mobilityをどのように活用していきたいとお考えですか。
金澤氏:この1年間は、経営会議で取り上げるテーマを検討する中で、その時々のニュースを取り上げ、情報を発信してきました。今後は、個々の記事を見るだけでなく、複数の情報をつなぎ合わせながら、「業界がどの方向へ向かっているのか」というトレンドを捉えていきたいと考えています。記事を点ではなく線で捉えることで、より本質的な変化や兆しを見極め、デンソーとして進むべき方向性を考え、経営や事業の意思決定につなげていきたいと思っています。
林氏:現在は主にCTOや経営会議向けの情報提供に活用していますが、今後は全社へ情報を届ける仕組みへと発展させたいと考えています。部門を問わず重要なニュースをタイムリーに共有することで、組織全体の情報感度を高めていきたいですね。

- 企業・団体名
- 株式会社デンソー
- 業種
- 自動車部品
- 利用用途
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- 部門利用
- 経営戦略
- 期待効果
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- チームでの情報活用
- 従業員数
- 2000名以上
- お話を伺った方
- 株式会社デンソー
研究開発センター 技術企画部 マーケティング室 室長 金澤 加奈子氏
研究開発センター 技術企画部 マーケティング室 リサーチ課 課長 林 由佳氏



