コロナ動画解説

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類へ引き下げられることが決まり、パンデミックから3年を経て、感染対策に縛られない日常がようやく見えてきた。ただ、足元では米国などで急速に広がる派生型「XBB.1.5」や、インフルエンザとの同時流行など懸念材料もある。マスクを着けるか、外すかの「脱マスク」論争も続いている。新型コロナを巡る最新動向と当面の課題について、先端医療などが専門の安藤淳編集委員が解説

再び新型コロナウイルスの感染が拡大している。ただ、今回は8月にピークを迎えた第7波に比べて感染者の増加ペースが緩やかな上に、早くも減少に転じている地域もある。世界的なパンデミックが始まって3年。局面が変わりつつある感染対策について、先端医療などが専門の安藤淳編集委員が解説する。 いま、第8波は起きているのか？ 複数のウイルスが"同時流行" 症状は風邪に比べて… 感染症法上の分類の見直しは？ 水

全国で確認された新型コロナウイルスの1日の新規感染者が先週、初めて20万人を超えた。これは、前回の流行「第6波」のピークにつけた10万人超の約2倍。感染者が急増した背景には、感染力が強いオミクロン型の派生型「BA.5」への置き換わりが進んだことがある。政府は今のところ行動制限を行わない方針だが、果たして、人の動きが活発になる夏休み期間を乗り切ることはできるだろうか。先端医療などが専門の安藤淳編集

新型コロナウイルスワクチンの4回目接種が5月末に始まることが決まった。海外では、ドイツが70歳以上、英国が75歳以上などに限定して接種を行っており、日本も60歳以上の高齢者と18歳以上の基礎疾患のある人となった。一方で、新たな変異ウイルスが登場す

新型コロナウイルスの流行第6波を受けた「まん延防止等重点措置」は、6日に期限を迎える31都道府県のうち18都道府県で21日まで延長されることが決まった。感染者数を下げ渋らせている原因とみられるのがオミクロン型から派生した変異ウイルス「BA.2」。果たして既存のワクチンで押さえ込めるのか。一方

新型コロナウイルスの流行第6波を受け、政府は首都圏1都3県などへの「まん延防止等重点措置」適用の検討を始めた。今回の流行を招いた変異型「オミクロン型」は感染力が"最強"だが、広がりやすく収束しやすい短期決戦タイプとの見方もある。第6波はいつピークアウトするのか、行動制限は依然として必要なのか－－先端医療などが専門の安藤淳編集委員が解説する。 オミクロン型は「短期決戦」タイプ 1～2カ月でピークア

先月の確認から短期間のうちに50以上の国と地域に広がった新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」。感染力や病原性などの特徴が徐々に明らかになり、世界保健機関（WHO）はオミクロン型が今後「デルタ型と置き換わるだろう」との見通しを示した。そうした中、「オミクロン型の登場は

国内の新型コロナウイルスの新規感染者数は8月から減少が続き、直近では1日300人前後の低水準を維持している。感染者急減の要因が判然としない中、冬を前に第6波への備えも進むが、専門家からは「第5波ほどの大流行はなさそう」との

8月中旬をピークに新型コロナウイルスの新規感染者数が激減している。感染力の強いデルタ型のまん延、五輪開催、思うように減らない人流…。ワクチン接種は進んでいるものの、感染を広げる要因の数々に、一時は感染爆発も危惧されていた

新型コロナウイルスの国内の新規感染者が2万人を超えた。感染力の強いインド型（デルタ型）へのシフトが進み、これまでにない爆発的な広がりを見せている。こうした中、問題となっているのが、政府の自宅療養方針で注目を集めた「中等症」だ。どのようなリスクがあり、どんな治療法があるのか。さらに、第5波の収