森鷗外没後100年 人と作品、現代作家の創作テーマに カバーストーリー 7月9日 森鷗外が60歳で死去して、7月9日で100年。偉大な文豪として多角的に研究されるだけでなく、近年は鷗外の人と作品を創作のテーマにする試みが目立ってきた。没後1世紀にして、仰ぎ見て学ぶだけでなく、「鷗外を生きる時代」となってきた。 詩人で作家の伊藤比呂美は6月上旬、自宅のある熊本からドイツのベルリンへと旅立った。ベルリン自由大学の付属研究所の作家招聘(しょうへい)プログラムに参加、3カ月間の予定で 森鷗外没後100年 人と作品、現代作家の創作テーマに
宗教学者・山折哲雄さん「平和戦略、日本の歴史に学べ」 カバーストーリー 6月11日 長引く疫病と戦争の惨禍に揺れる現代を、超高齢者となった碩学(せきがく)は、どう見つめているのだろうか。生死の境をさまよった肺炎から復活した宗教学者の山折哲雄さん(91)を、京都に訪ねた。 ◇ 山折さんは、住まいのある京都市中のマンションのドアから、ふらりと歩いて姿を現した。コロナ禍の2年余りを挟んで、3年半ぶりの再会だ。濃紺の作務衣の上下を着た懐かしい風姿は、以前と変わらない。肺の大病からは、ど 宗教学者・山折哲雄さん「平和戦略、日本の歴史に学べ」