河野規制改革相、ワクチン「一日も早い接種に全力」 Think! 政治 1月19日更新 河野太郎規制改革相は19日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種について「国民が安全で有効なワクチンを一人でも多く、一日でも早く接種できるよう全力を尽くす」と強調した。自身の役割に関し「輸送や保管、(接種する)会場の設定などを担当する」と説明した。 菅義偉首相は18日、ワクチン接種を円滑に進めるための担当閣僚を新たに置き、河野氏を充てると表明した。首相は米製薬大手ファイザー社のワ 河野規制改革相、ワクチン「一日も早い接種に全力」
インド、ワクチン副反応で7人入院 医師「国産避けて」 新型コロナ Think! 南西ア・オセアニア 1月19日 【ニューデリー=時事】インド政府は18日、国産の新型コロナウイルスワクチンなど2種類を使って16日に始まった接種の副反応で、7人が入院したと発表した。首都ニューデリーの病院では、若手医師グループが国産ワクチンの使用回避を求める文書を提出する動きもあった。 18日のインド政府の声明によれば、接種を受けたのは3日間で38万1000人余り。うち580人に軽度の頭痛や発熱、吐き気といった副反応が出たほか インド、ワクチン副反応で7人入院 医師「国産避けて」
WHO、中国のコロナ初期対応批判 調査パネル中間報告 新型コロナ Think! 中国・台湾 ヨーロッパ 1月19日 【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)の独立調査パネル(委員会)は18日、新型コロナウイルスの大規模感染が明らかになった2020年1月時点の中国について「もっと厳格な対応を取るべきだった」と批判する中間報告書を発表した。WHOの行動の遅れにも疑問を呈した。 調査パネルは「新しい病原体が出てきた時は、集団感染の特定や診断法、治療法の確立などを始めなければいけない。中国は地方単位でも国単位でももっ WHO、中国のコロナ初期対応批判 調査パネル中間報告
コロナワクチン接種、イスラエル最速 人口の2割超に 新型コロナ Think! 北米 中東・アフリカ 1月15日更新 【カイロ=久門武史、ワシントン=鳳山太成】新型コロナウイルスのワクチン接種が世界的に本格化する中、国・地域ごとの対応の差が浮き彫りになってきた。最速ペースで進めるイスラエルでは開始から約3週間で人口の2割超が接種したが、米国は接種計画の大幅な遅れに直面している。 英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」の13日時点の集計によると、人口100人あたりの接種件数はイ コロナワクチン接種、イスラエル最速 人口の2割超に
米下院、トランプ氏を弾劾訴追 史上初の2回目 トランプ政権 Think! 北米 1月14日更新 【ワシントン=中村亮】米下院本会議は13日、連邦議会議事堂の占拠事件を扇動したとして、トランプ大統領を弾劾訴追する決議案を可決した。2019年12月に続く弾劾訴追で、トランプ氏は2回の弾劾訴追を受けた史上初の大統領となった。次の焦点は上院の弾劾裁判に移るが、開催は20日の新政権発足後になりそうだ。 決議案は弾劾条項に「反乱の扇動」をあげた。「トランプ氏は議会での非合法行為を促す発言を意図的に行っ 米下院、トランプ氏を弾劾訴追 史上初の2回目
米、ワクチン1回目接種を拡大 高齢者向けに2回目分放出 トランプ政権 新型コロナ バイデン次期政権 Think! 北米 1月13日更新 【ワシントン=鳳山太成】米政府は12日、新型コロナウイルスワクチンの接種を広めるため、在庫を全量放出すると明らかにした。ワクチンは2回の接種を前提とするが、高齢者などへの接種を増やすため、2回目のために保管するワクチンを放出する。国内の死者数が1日4000人を超えるなか、遅れを取り戻すために戦略を転換する。 アザー厚生長官が記者会見で明らかにした。2020年12月中旬以降に始まった米ファイザーや 米、ワクチン1回目接種を拡大 高齢者向けに2回目分放出
大揺れの米民主主義 議会占拠、バイデン氏「前代未聞」 トランプ政権 米大統領選 Think! 北米 1月8日更新 【ワシントン=中村亮】米首都ワシントンに集まったトランプ大統領の支持者は6日、連邦議会の議事堂を約4時間にわたり占拠し、少なくとも4人の死者が出た。バイデン次期米大統領は6日、「米国の民主主義が前代未聞の攻撃にさらされている」と指摘。支持者を扇動するような言動をトランプ氏が繰り返すなど、大揺れの米政治を映す異例の事態となった。 「議会議事堂へ向かおう。私も寄り添うから」。正午ごろからホワイトハウ 大揺れの米民主主義 議会占拠、バイデン氏「前代未聞」
WHOの中国コロナ調査に遅れ 事務局長「大いに失望」 新型コロナ Think! 中国・台湾 ヨーロッパ 1月6日更新 【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)は5日、1月に中国で予定していた新型コロナウイルスの発生源調査が遅れていると明らかにした。テドロス事務局長は中国当局が調査に許可を出していないのが理由だとして「大いに失望した」と批判した。 テドロス氏は5日の記者会見で「中国が調査団の現地入りに必要な許可を出していないことを、きょう知った。中国には調査が非常に重要であることを再度伝えた」と説明した。 緊急事 WHOの中国コロナ調査に遅れ 事務局長「大いに失望」
米、コロナ入院者が最多の12.5万人 NY州でも変異種 新型コロナ Think! 北米 1月5日更新 【ニューヨーク=野村優子】米国で新型コロナウイルスによる入院者数が3日時点で12万5500人超となり、過去最多を更新した。人の集まりや移動が増えたクリスマスや年末年始の休暇を経て、新規感染者数は再び増加している。4日にはニューヨーク州でも感染力の高い変異種が確認され、今後の感染拡大に懸念が高まっている。 米ジョンズ・ホプキンス大によると、4日時点の米国の感染者数は2070万人超、死者は35万人を 米、コロナ入院者が最多の12.5万人 NY州でも変異種
科学揺らす「知の保護主義」 文明の進歩、停滞の恐れ パクスなき世界 Think! 経済 科学&新技術 政治 12月24日 科学や知識は誰のためにありますか――。 ダ・ヴィンチ、コペルニクスらの才能を生んだルネサンス期。欧州では天文学、医学などが発達し、17世紀の科学革命への道を開いた。支えたのは宗教の教義からの解放だ。人間らしさを追求し、イスラム世界の知識も貪欲に吸収した。 ルネサンス前の中世には考えられない光景だった。キリスト教に反するような自然科学の研究は停滞し、当時の科学の中心だったイスラム世界とは断絶。「暗 科学揺らす「知の保護主義」 文明の進歩、停滞の恐れ
詫摩佳代
東京都立大学 法学部教授
東京都立大学 法学部教授
1981年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論博士課程単位取得退学、博士(学術)。グローバル・ヘルス・ガバナンスのスペシャリスト。近著に『人類と病-国際政治から見る感染症と健康格差』(中央公論新社)。新型コロナ対策をはじめ、いま最も注目されるテーマを読み解く。
【注目するニュース分野】国際関係論、グローバル・ヘルス・ガバナンス
1981年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際関係論博士課程単位取得退学、博士(学術)。グローバル・ヘルス・ガバナンスのスペシャリスト。近著に『人類と病-国際政治から見る感染症と健康格差』(中央公論新社)。新型コロナ対策をはじめ、いま最も注目されるテーマを読み解く。 【注目するニュース分野】国際関係論、グローバル・ヘルス・ガバナンス