米、分断克服へ経済再生 バイデン大統領就任 新型コロナ バイデン政権 北米 1月21日更新 【ワシントン=河浪武史】民主党のジョー・バイデン氏(78)は20日、第46代米大統領に就任した。新型コロナウイルスによる死者が40万人を超え、失業増大で米国の経済格差は第2次大戦後最悪だ。連邦議会議事堂の占拠事件という歴史的汚点も残した。国民に広がる分断の動きに歯止めをかけるには、巨額の財政出動で実体経済を立て直せるかが重要になる。 バイデン氏は米東部時間20日正午(日本時間21日午前2時)ごろ 米、分断克服へ経済再生 バイデン大統領就任 など 2名の投稿 中満泉さん 中満泉 国際連合 事務次長・軍縮担当上級代表 国連事務総長は、バイデン新大統領のパリ合意復帰そしてWHO復帰を心から歓迎し、世界が抱える危機の克服のために緊密に協力していくことを表明。バイデン新政権の政策転換により、世界の排出国の3分の2がカーボンニュートラルへのコミットメントに参加。コロナワクチンのCOVAXへの参加と支援により、ワクチンのより公平な分配そしてパンデミックの収束にも大きな弾みとなります。グローバルな課題の解決策を探るには、アメリカの積極的参加と指導的な役割が欠かせません。そして国際協力によって対応が早まることはアメリカの国益でもあるのです。軍縮・安全保障の分野でも対話と交渉が進むことを期待しています。
中満泉 国際連合 事務次長・軍縮担当上級代表 国連事務総長は、バイデン新大統領のパリ合意復帰そしてWHO復帰を心から歓迎し、世界が抱える危機の克服のために緊密に協力していくことを表明。バイデン新政権の政策転換により、世界の排出国の3分の2がカーボンニュートラルへのコミットメントに参加。コロナワクチンのCOVAXへの参加と支援により、ワクチンのより公平な分配そしてパンデミックの収束にも大きな弾みとなります。グローバルな課題の解決策を探るには、アメリカの積極的参加と指導的な役割が欠かせません。そして国際協力によって対応が早まることはアメリカの国益でもあるのです。軍縮・安全保障の分野でも対話と交渉が進むことを期待しています。
異端が揺らした4年 トランプ氏、米大統領退任 トランプ政権 米大統領選 米中衝突 バイデン政権 北米 1月21日更新 異端の米大統領、ドナルド・トランプ氏の4年に幕が下りた。超大国の指導者の発言は、国内外の政治や経済を揺らしてきた。歴史に残る激動の4年間を振り返る。 「世界が見たこともないような炎と怒りに直面するだろう」。2017年8月、記者団に発した言葉で米国と北朝鮮の緊張が一気に高まった。 各国の指導者と激しい言葉をやり取りして取引(ディール)に持ち込むのがトランプ流外交だ。金正恩(キム・ジョンウン)委員長 異端が揺らした4年 トランプ氏、米大統領退任 など 2名の投稿 鈴木一人さん 鈴木一人 東京大学 公共政策大学院 教授 こうやってまとめて見ると一つの傾向が明らかになる。それは彼の政治は、すべて主語が「自分」であり、対象が「敵」であるということ。トランプは敵を作り、自分の味方か敵かという関係でしか世界を把握せず、世界は自分のために動く、自分が動けば世界が動くという政治を行ってきたということ。バイデンが「私はみなさんのために働く、自分のすべてをかけて働く」という滅私奉公的な表現を使った立場と全く正反対。トランプが自らの身の丈に合わせて作り替えたアメリカと世界を「みなさん」のアメリカと世界に戻すことがバイデンの使命なのだろう。
鈴木一人 東京大学 公共政策大学院 教授 こうやってまとめて見ると一つの傾向が明らかになる。それは彼の政治は、すべて主語が「自分」であり、対象が「敵」であるということ。トランプは敵を作り、自分の味方か敵かという関係でしか世界を把握せず、世界は自分のために動く、自分が動けば世界が動くという政治を行ってきたということ。バイデンが「私はみなさんのために働く、自分のすべてをかけて働く」という滅私奉公的な表現を使った立場と全く正反対。トランプが自らの身の丈に合わせて作り替えたアメリカと世界を「みなさん」のアメリカと世界に戻すことがバイデンの使命なのだろう。
IHI、国内8000人の副業解禁 重厚長大企業も転機 働き方改革 自動車・機械 1月21日更新 IHIは国内の正社員約8千人の副業を解禁する。他の企業や研究機関などで働き、既存事業以外の知見を学んだり、新たな人脈をつくったりしてもらう。新型コロナウイルスの影響を受ける航空機エンジン以外にも発電設備など従来の主力事業への逆風は強まっている。外部交流を促し、新事業を生み出せる人材を育てる。人件費抑制にもつながりそうだ。 素材や重工といった大手製造業が副業を全面的に解禁するのは珍しい。1月に新制 IHI、国内8000人の副業解禁 重厚長大企業も転機 など 2名の投稿 村上臣さん 村上臣 リンクトイン日本代表 今後多様化していく働き方の中で、終身雇用を前提にした会社主導のキャリア形成から個々人がキャリア自律を果たしていく時代になっていく。雇用流動性が低い日本において、様々な機会に触れられる複業は会社と個人との双方にメリットをもたらすだろう。一方で本業へのメリットがあるかはどうかは会社が求めるものではない。本人の経験やスキルの向上により副次的にメリットがもたらされることは多いだろう。テレワークにも言えることだが、個人のインフラに企業が過度に期待し、フリーライドすることが前提になるのはアンフェアだろう。当人も時間や情報管理、コンプライアンスを意識し、フェアな形でキャリア自律を果たすことが求められる。
村上臣 リンクトイン日本代表 今後多様化していく働き方の中で、終身雇用を前提にした会社主導のキャリア形成から個々人がキャリア自律を果たしていく時代になっていく。雇用流動性が低い日本において、様々な機会に触れられる複業は会社と個人との双方にメリットをもたらすだろう。一方で本業へのメリットがあるかはどうかは会社が求めるものではない。本人の経験やスキルの向上により副次的にメリットがもたらされることは多いだろう。テレワークにも言えることだが、個人のインフラに企業が過度に期待し、フリーライドすることが前提になるのはアンフェアだろう。当人も時間や情報管理、コンプライアンスを意識し、フェアな形でキャリア自律を果たすことが求められる。
河井案里議員に有罪判決 参院選買収事件で東京地裁 1月21日更新 2019年7月の参院選を巡り公職選挙法違反(買収など)罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の判決公判が21日、東京地裁であった。高橋康明裁判長は「選挙の公正を害する行為で責任は重い」として懲役1年4月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。起訴内容の一部は無罪とした。 判決が確定すれば、案里議員は失職する。案里議員側は現金提供の趣旨について「(地元議員の)当選祝いや陣中見 河井案里議員に有罪判決 参院選買収事件で東京地裁 1名の投稿 木村恭子さん
グリーン水素を豪州で事業化 住友商事、太陽光由来 小売り・外食 環境エネ・素材 1月21日 住友商事は生成時に二酸化炭素(CO2)を出さない「グリーン水素」事業に参入する。日揮ホールディングスと組みオーストラリアに生成設備を設置。割安な太陽光由来の電気で水素をつくり外販する。脱炭素につながる燃料として活用機運が広がる水素だが生成過程での温暖化ガス排出が課題だった。新たな開発手法を使ったビジネスは水素普及を促しそうだ。 水素は燃焼しても温暖化ガスが発生しない。現在は化石燃料から取り出し低 グリーン水素を豪州で事業化 住友商事、太陽光由来 1名の投稿 野崎浩成さん
黒田総裁、政策点検「効果的で持続的な緩和実施のため」 経済 1月21日更新 日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合の記者会見で、国内景気について「内外の新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状況にあるが、基調としては持ち直している」との認識を示した。そのうえで「特に当面は感染症の再拡大の影響から、対面型サービス消費を中心に下押し圧力の強い状態が続く」と語った。 黒田総裁は経済や物価の見通しに関し「下振れリスクが大きい」と述べ、「感染拡大の影響には不確実性 黒田総裁、政策点検「効果的で持続的な緩和実施のため」 2名の投稿 小平龍四郎さん、 滝田洋一さん
ポンペオ氏ら28人に制裁 中国、米前政権に異例の報復 トランプ政権 バイデン政権 北米 中国・台湾 1月21日 【北京=羽田野主】中国外務省は21日、トランプ前米政権で国務長官を務めたポンペオ氏ら28人に制裁を科すと発表した。中国本土や香港、マカオへの入境を禁じる。関係企業・団体の中国での経済活動を制限する。 中国はバイデン氏の大統領就任直後に制裁を発表した。対中強硬策を相次ぎ打ち出してきたトランプ前政権に異例の報復措置を取った。 今後の米中関係に悪影響を与えないように配慮しつつ、バイデン新政権が対中強硬 ポンペオ氏ら28人に制裁 中国、米前政権に異例の報復 4名の投稿 池上彰さん、 青山瑠妙さん、 中林美恵子さん、 滝田洋一さん
首相、バイデン米大統領に祝意 「同盟さらに強固に」 バイデン政権 北米 政治 1月21日更新 菅義偉首相は21日朝、米国のバイデン大統領とハリス副大統領の就任を受けて祝意を表明した。「新大統領との関係を緊密にし、日米同盟をさらに強固なものにしていきたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 「『自由で開かれたインド太平洋』の実現や新型コロナウイルス、気候変動などの国際的な課題についても緊密に連携しながら取り組んでいきたい」と語った。バイデン氏との電話協 首相、バイデン米大統領に祝意 「同盟さらに強固に」 1名の投稿 峯岸博さん
全米、混乱は限定的 トランプ氏支持者の姿まばら トランプ政権 バイデン政権 北米 1月21日 【ニューヨーク=後藤達也】バイデン米大統領の就任式が開かれた20日、全米では州兵が派遣されるなど厳重な警備態勢が敷かれた。首都ワシントンを含め、米東部時間20日夕(日本時間21日朝)時点ではトランプ前大統領支持者による暴動は伝わっておらず、混乱はひとまず避けられた。ただ、警備が緩めば抗議活動が再び強まる恐れがある。 2017年の就任式ではホワイトハウスや連邦議会の周辺には人がごった返したが、今回 全米、混乱は限定的 トランプ氏支持者の姿まばら 1名の投稿 鈴木一人さん
バイデン氏、大統領令15件署名 WHO脱退取りやめ 新型コロナ バイデン政権 北米 1月21日更新 【ワシントン=鳳山太成】バイデン米大統領は20日、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に復帰する大統領令に署名した。カナダからメキシコ湾まで原油を運ぶパイプラインの拡張計画の許可も取り消す。世界保健機関(WHO)脱退も取りやめるなど国際協調を打ち出し、トランプ前政権からの政策転換を印象づける。 バイデン氏はホワイトハウスの執務室で記者団に「これから大胆で不可欠な行動を起こしていく」と述べた。サキ バイデン氏、大統領令15件署名 WHO脱退取りやめ 1名の投稿 竹内純子さん