億を稼ぐ人の素顔 多彩な経歴、投資に深い見識 株式投資 老後資金 家計 深田 武志 増やす 6月22日 2016年から2年間あまりマネー雑誌の仕事をしていたときに、億を稼ぐ腕利きの個人投資家の話を聞く機会が多かった。取材力のある同僚であった副編集長(現編集長)のナカノメが人脈を切り開いたので、その恩恵を受けた。 変わったハンドルネームの人ばかりだから、ゆるきゃらのような、なにか社会性に乏しく軽い人のようなイメージを持たれているかもしれないが、そんなことはなく、その素顔はまともと言っては変だけれども 億を稼ぐ人の素顔 多彩な経歴、投資に深い見識
投資のつもりが投機に 違い知って安定収益めざす 株式投資 家計 深田 武志 増やす 5月25日 日経ヴェリタスの「地方で芽吹くお宝株」(2月20日号)というカバー特集に、米フィデリティのファンドマネジャー、ジョエル・ティリングハスト氏が、九州地盤のドラッグストアのコスモス薬品に投資していると書いてあったのを見かけ、以前に買って読まないままになっていた同氏の本を思い出して抜き読みする機会があった。 ティリングハストという人は、テンバガーの教祖、ピーター・リンチに見いだされた著名なストック・ピ 投資のつもりが投機に 違い知って安定収益めざす
相場調整、投資家の心得 下値の買いは準備と根拠が大事 株式投資 深田 武志 増やす 4月6日 ファンドマネジャーも気が休まらない仕事だそうだ。 株価が上がっている時には運用を任せてもらっている顧客への責任を果たせて気持ちが楽になる反面、割安感が薄れているので、これから上がりそうな銘柄を探すのに苦労する。 一方、株価が下がっている時には、資金を預かっている年金基金などの顧客や社内の上層部から、苦情を言われたりどうするんだと詰められたりして精神的につらいが、銘柄を仕込む仕事はやりやすくなる。 相場調整、投資家の心得 下値の買いは準備と根拠が大事
中高年投資家の運用術 有望株探し、体力気力に応じて 株式投資 深田 武志 増やす 3月9日 最近、個人投資家の気持ちになって何かヒントはないかとプロの話を聞くことが増えた。そういう角度からの取材をあまりしたことがなかったので、初めて聞く話が多くて面白いのだが、いつしか中年期も深まり、自分が退職したらまねをしようと隠居のような態度で聞いていることもあってか、これは難度が高いと思うことが多い。 懇意のファンドマネジャーの家は四季報だらけだと聞いたことがある。どこにいても四季報を読めるように 中高年投資家の運用術 有望株探し、体力気力に応じて
銘柄発掘、人の行く裏に原石あり 割安判断も肝心 株式投資 深田 武志 増やす 2月9日 仕事柄、知らない分野の本を読んだり初めての人に会ったりすることが多い。おかげで知らず知らず、狭かった世の中が多少なりとも広くなった。今だってどれだけ広いのか本当のところはよくわからないが、昔を思い出すと、狭い世界の知識でよくあんな生意気なことを言っていたものだと冷や汗が出る。 人間は立場でものを考える、置かれた立場で考えることは変わってしまうというのも、誰だったか外国の偉い哲学的な人の本に教えて 銘柄発掘、人の行く裏に原石あり 割安判断も肝心
投資の世界、プロと個人の境目 先回りの気構え歴然 株式投資 深田 武志 増やす 1月5日 株式市場は個人投資家とプロの投資家が同じ土俵で有望銘柄探しをしている。ともすれば忘れがちだが「パソコン画面の向こうにはイチロークラスの人たちが打席に立っていて、草野球のエースでは太刀打ちできない」(昔聞いた個人投資家の名言)、なかなか厳しい戦いの場所なのだ。 ■仮説を徹底検証 ではプロと個人投資家は何が違うのだろうか。 例えば証券会社のアナリストが出す個別銘柄などのリポートを考えてみると、個人投 投資の世界、プロと個人の境目 先回りの気構え歴然
下がりにくい株探し 堅実なROEと配当に脈あり 株式投資 深田 武志 増やす 12月8日 4、5年前にマネー雑誌の誌面で、博識の個人投資家が、将来の業績を予想して割安株を見つけ出す収益バリューという投資法は初心者には難しいと言っていた。そんなものだろうかとたまに思い返していたのだが、最近、意味が少し分かるような気がする。 前回紹介した三井住友DSアセットマネジメントのファンドマネジャー、木村忠央さんの投資法を考えても、将来の業績予想やリスクの想定によって、割安度を判定するための理論株 下がりにくい株探し 堅実なROEと配当に脈あり
割安株発掘、バランスシートで収益の本質探る 株式投資 深田 武志 増やす 11月10日 このコラムの1回目で、銘柄探しのひらめきを得るために日ごろつけているノートを見せてくれた三井住友DSアセットマネジメントのファンドマネジャー、木村忠央さんに実際の投資手法の詳しいところを教えてもらう機会があった。 退職したらまねしようと投資家の気持ちになって長年好成績を続ける木村さんにいろいろ聞いたのだが、結論から言うと私のスキルでは高度すぎて無理というものだった。 しかし、家で子供に「お母さん 割安株発掘、バランスシートで収益の本質探る
自分に合った投資法選び 得意分野を地道に磨く 株式投資 深田 武志 増やす 10月13日 ソニーグループのように事業の幅が広い企業は、いまはエレクトロニクスやゲーム、金融など、複数の専門アナリストがチームでリポートを書くのが珍しくない。昔は一人でやっていた。なので担当会社のなかに分析が不得意な事業が入っているケースがあった。 懇意にしていたアナリストが、あるハイテク会社の医療関係の事業がにわかに注目されたので、調べて強気のリポートを書いたことがあったそうだ。それで失敗した。製品の不具 自分に合った投資法選び 得意分野を地道に磨く
株式投資の醍醐味「テンバガー」 ヒントは身の回りに 株式投資 深田 武志 増やす 9月15日 マネー雑誌の仕事をしていた4年ほど前に、「右肩上がりの上昇株」という小特集を作ったことがある。株価チャートをしらみつぶしに見て3~6年くらいの期間、ほぼ一本調子で株価が上がっている銘柄を60ほど選んで事業内容の解説などを添えたものだったが、とくに読者からの反響はなかった。 ただ、その特集は時折思い出すことがあった。というのは、掲載号の紹介をさせてもらうためテレビに出たときに、放送前の世間話でキャ 株式投資の醍醐味「テンバガー」 ヒントは身の回りに