「日立金属」ミスターカミソリ 残した最小公倍数の公式 日経産業新聞 環境エネ・素材 5月26日 産業の盛衰にあわせて主力製品を次々と変えてきた日立金属(現プロテリアル)の安来工場(島根県安来市)。その原点となったのが、替え刃材と呼ばれる実に地味なハガネだった。そこには安来工場を育ててきた「ミスターカミソリ」が残した、今につながる教えがあった。 「材料をやっているといつの時代にも不安はあるもの。僕の頃もそうでした。でも、そういう時にこそチャンスの種は必ず存在する。それが転がっているのはいつも 「日立金属」ミスターカミソリ 残した最小公倍数の公式
検査不正、過信とおごりの果て 「日立金属」航空機に光 日経産業新聞 Think! 環境エネ・素材 5月25日 きっかけは一通の投書だった――。そこには日立金属(現プロテリアル)の安来工場(島根県安来市)で、品質検査に必要な試験も行わずに架空の数字を入力していると記されていた。従業員からの内部告発とみられるが送り先は日立金属ではなく、親会社である日立製作所だった。 日立金属が正式に不正を対外公表したのは2020年4月末のこと。不正は安来にとどまらず約170の顧客企業向けの特殊鋼や磁性材料に及んでいた。調査 検査不正、過信とおごりの果て 「日立金属」航空機に光
日立金属ものづくり記 もろ刃の剣「ヤスキ」再出発 日経産業新聞 島根 環境エネ・素材 編集委員 5月24日 日立製作所が進める大規模なグループ再編。その輪から弾き飛ばされた名門企業がある。1月にプロテリアルと名を変えた日立金属だ。日立グループの御三家のひとつにも数えられたかつての中核企業は大樹のもとを離れて船出した。生き残りのヒントとなるのが日立金属の象徴ともいえる「ハガネの変態工場」だ。 年の瀬を迎えた2022年末、使い古された看板が静かに付け替えられた。「日立の名前が変わるのはさみしいですね」。安 日立金属ものづくり記 もろ刃の剣「ヤスキ」再出発
「線」になれぬLINEとヤフー AIで挽回なるか 日経ヴェリタス マーケットニュース 企業業績・財務 編集委員 5月22日 日本のインターネット産業を代表するコンビが再出発する。2021年3月に経営統合したヤフーとLINEだ。これまでのところ目立った相乗効果は発揮できず、挽回策として親会社のZホールディングス(ZHD、4689)を含む3社で10月1日付で合併することを決めた。ただし、世界のテックジャイアントは待ってはくれない。ただでさえ遠い背中を追うラストチャンスとなる。 「そろそろ同じ釜のメシを」 タイムリミットが 「線」になれぬLINEとヤフー AIで挽回なるか
窮地の楽天に救いの手 サイバー藤田氏が忘れなかった恩 日経産業新聞 ネット・IT 5月18日 楽天グループが最大3300億円の資金調達を決めた。大規模な公募増資を柱とし、その中に組み込まれたのがサイバーエージェントを引受先とする第三者割当増資だ。同社が楽天に出資するのは初めて。なぜサイバーは窮地の楽天に手を差し伸べたのか。見逃せないのが20年以上前の浅からぬ因縁だ。 楽天にとっては干天の慈雨といったところだろう。苦戦が続く携帯事業が重荷となり近年は4年連続の赤字。巨額のインフラ投資が必要 窮地の楽天に救いの手 サイバー藤田氏が忘れなかった恩
楽天G反転攻勢なるか、決算を超速報 株式 企業業績・財務 ネット・IT 5月12日更新 楽天グループの2023年1〜3月期決算が5月12日に発表されます。携帯事業の赤字が縮小し、「反転攻勢」の兆しは見えるのでしょうか。設備投資のために相次いで発行した社債の償還も迫っています。ビジネス報道ユニットで通信業界などを担当する松田直樹記者と、IT(情報技術)業界に詳しい杉本貴司編集委員が楽天グループの現状と将来について語ります。 楽天G反転攻勢なるか、決算を超速報
ボストン発グルテンフリーラーメン ケンミンが逆輸入 日経産業新聞 編集委員 5月1日 「ケンミンの焼きビーフン」で知られるケンミン食品(神戸市)が、小麦粉を使わないグルテンフリー食材の事業に力を入れる。主力商品は日本の国民食、ラーメンだ。その背後には、米東海岸ボストンの人気店主からのラブコールがあった。日本に「逆輸入」し、第2の事業に育てる。 「グルテンアレルギーの人はどうしても外食の選択肢が限られます。コストはかかるけど、お店で提供するレベルのものを家庭でも食べてもらいたいと思 ボストン発グルテンフリーラーメン ケンミンが逆輸入
EV市場の覇者は?上海モーターショー緊急報告 モーターショー 自動車・機械 4月24日更新 4月18日、中国・上海で「上海国際自動車ショー」が開幕しました。世界最大の自動車市場となった中国での販売拡大を狙って、世界各国の自動車メーカーが出展しています。各国のメーカーが注力する電気自動車(EV)がショーの主役となりそうです。上海に出張して取材した田辺静記者と杉本貴司編集委員が、100年に一度の変革期にある自動車業界の「覇者」について話し合います。 EV市場の覇者は?上海モーターショー緊急報告
異形VC率いるエドテックの先駆者 スタートアップ 4月19日更新 起業家の経営戦略とルーツに迫る「起業家のリアル」。今回のゲストは「千葉道場ファンド」を運営する石井貴基さんです。今では投資家として活躍されていますが、2012年にオンライン学習の「アオイゼミ」を創業した起業家でもあります。エドテックからなぜVCに転じたのか。強固な結束で知られる千葉道場の提唱者でもある石井さんにスタートアップの「今」を聞きます。 異形VC率いるエドテックの先駆者
ソニー・ホンダCEOの焦り 中国発「ソフト」の脅威 モーターショー Think! Nikkei Views 編集委員 4月17日 上海国際自動車ショーが18日、開幕する。世界最大の自動車市場を抱える中国で久々に本格的に開かれるモーターショーとあって、各国大手メーカーの出展には注目が集まるところだ。今回は電気自動車(EV)の新型車のお披露目が相次ぐ見込み。その一方で日本の業界関係者が警戒するのが、中国発の自動車ソフトウエアの存在だ。 「自動車メーカーがやってきた世界観とは異なる。我々だけでは到達不可能。恐ろしいなと思いました ソニー・ホンダCEOの焦り 中国発「ソフト」の脅威