メタバースで広がるファッションの未来 文化時評 Think! コラム 6月24日 モードの国、フランスで今年、企業が売れ残った新品の服を廃棄することを禁止した世界初の法律が施行された。売れ残ればリサイクルや寄付をし、違反すれば罰金が科せられる。欧州のほかの国でも同様の動きがみられ、その波はいずれ日本にも訪れるだろう。これまで大量に捨てられてきた服が捨てられなくなると、ファッションのあり方はどう変わるのか。 新しい未来を切り開こうと、国内でも様々なプレーヤーが動き出している。都 メタバースで広がるファッションの未来
歴史系ポッドキャストのコテン 19万人のリスナーを魅了 日経MJ サービス・食品 編集委員 6月16日 優良な音声コンテンツを発掘し応援する日本初の「ジャパンポッドキャストアワード」(企画・運営ニッポン放送)。3回目で早くも殿堂入りを果たした番組がある。2018年に彗星(すいせい)のごとく現れた「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」だ。リスナーは19万人以上にのぼる。脱広告モデルで、尺は長い。忙しくても「ながら聴き」で歴史をしっかり学びたいというニーズを捉えた。 「歴史に名を刻んできたあなたの偉人たち。 歴史系ポッドキャストのコテン 19万人のリスナーを魅了
3年ぶりリアルの熱狂 ヒット商品番付トレンド予測 日経MJ コラム ネット・IT サービス・食品 小売り・外食 6月8日 2022年下期には、コロナ禍で中止を余儀なくされていた大型イベントが3年ぶりに相次いで開催される。ネット上にはリアルの熱狂や感動を切望する明るい声があふれる。ただ我慢の反動でリベンジするかのような消費は、値上げへの警戒感により抑えられる可能性がある。そのなかでも生活者は自分にとって意味のある体験を求めている。 「青森ねぶた祭」や音楽フェス「ロック・イン・ジャパン」「サマーソニック」、見本市の「東 3年ぶりリアルの熱狂 ヒット商品番付トレンド予測
「楽」と「楽しい」は違う 医療法人社団焰の安井佑さん 大学 コラム 編集委員 5月16日 「自宅で自分らしく死ねる。そういう世の中をつくる」を理念に掲げ、在宅医療「やまと診療所」などを運営する医療法人社団焰(ほむら、東京・板橋)代表の安井佑さん。多死社会に向け、新しい医療づくりにまい進するその活動は全国から注目されるが、もともと医者への憧れはなかった。 医者になろうと決めたのは高校生の時だ。 父が病気で亡くなった時、医療側との間に圧倒的な強者と弱者の関係性を感じた。自分は何もできなか 「楽」と「楽しい」は違う 医療法人社団焰の安井佑さん
「廃棄ゼロ」の婦人服ケイミー、百貨店に居抜き出店 日経MJ 小売り・外食 編集委員 5月4日 大手アパレル企業が百貨店から撤退するなか、婦人服のkay me(ケイミー、東京・中央)が出店攻勢をかけている。「廃棄ゼロ」の婦人服D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)ブランドだ。百貨店へのD2Cの進出はアパレル業界の新陳代謝の表れでもある。 自宅で洗えるストレッチ素材のスーツやワンピースなどを展開し、もともと30~40代を中心にファンがいたが、感染不安のもと洗える手軽さから顧客層が広がった 「廃棄ゼロ」の婦人服ケイミー、百貨店に居抜き出店
時短料理、人気に陰り? 若者は「映え」にこだわり 日経MJ 消費を斬る サービス・食品 小売り・外食 4月4日 素早く簡単にできる「時短料理」に対する関心が薄れつつある。クックパッドの食のデータサービス「たべみる」を調べると、「時短」「簡単」の検索頻度は2018~19年を境に右肩下がりだ。一方、手間のかかるレシピを作ろうという人が増えている。背景にどんな価値観の変化があるのだろうか。 クックパッドの「時短」検索が減少 時短料理がブームとなったのは12~14年のこと。クックパッドで「時短」「簡単」の検索が 時短料理、人気に陰り? 若者は「映え」にこだわり
プラスチックごみ削減どう実現 新法施行、識者に聞く 時論・創論・複眼 編集委員 2月28日 プラスチックごみの削減や再資源化に向けた「プラスチック資源循環促進法」(プラ新法)が4月に施行される。小売りやサービス業にはスプーンなど12品目で削減が義務化され、私たちの暮らしにも変化が訪れる。ごみを減らし、循環型経済への移行の一歩となるか。新法の意義や課題を専門家に聞いた。 消費者の「共感」が不可欠 スターバックスコーヒージャパンCMO 森井久恵氏 外食産業は店頭や持ち帰り・宅配など消費者と プラスチックごみ削減どう実現 新法施行、識者に聞く
「電子マグロ」は飲食店ビジネスを変革できるか 消費を斬る スタートアップ ネット・IT 2月24日 新型コロナウイルス感染再拡大で苦境にある飲食店。そんな中、都内のあるすし店が非代替性トークン(NFT)と呼ばれるデジタル資産を活用した話題作りでファンの輪を広げている。NFT化された電子データの「マグロ」の競りを行ったり、職人の包丁さばきの技をNFTとして販売したりする取り組みだ。「NFT×飲食店」はどんな可能性を秘めているのだろうか。 1月、NFT化された電子マグロのオークションが電子取引市 「電子マグロ」は飲食店ビジネスを変革できるか
ファッション、進む脱炭素のデータ化 消費者の選択促せ カーボンゼロ Think! 環境エネ・素材 小売り・外食 Nikkei Views 編集委員 2月21日 フランスで1月、新品の服を企業が廃棄することを禁止する規制が始まった。ファッションの頂点として君臨してきた同国の動きには世界中が注目しており、業界の情報開示のあり方などに影響を及ぼす。日本の温暖化ガス排出量の約6割はライフスタイルに起因するとされる。脱炭素社会の実現には、消費者が負荷の少ないものを正しく選べるようにすることが大切だ。 国内ブランドが数値を明示 服の大量廃棄などに対する批判が国際的 ファッション、進む脱炭素のデータ化 消費者の選択促せ
回り道バネに高く飛ぶ ユナイテッドピープルの関根さん 大学 コラム 2月21日 社会課題を解決するビジネスのあり方はさまざまだ。映画の力で解決しようとしているのがユナイテッドピープル(福岡県糸島市)代表取締役の関根健次さんだ。映画の配給や製作を通じ、気候変動や食糧危機など世界で起きている社会問題の存在を映像とストーリーで伝える。海外の紛争地で出会った子どもの言葉が活動の原点だ。 ありふれた日常に突然の悲劇が起きた。 4歳のとき目の前で友達が車にひかれて死んだ。この人生を誰か 回り道バネに高く飛ぶ ユナイテッドピープルの関根さん