シニアのやる気、処遇で刺激 戦力化へ制度見直し 編集委員 デンシバSpotlight 5月8日 住友生命保険は今年3月1日、一足早い「入社式」を開きました。参加者は新卒社員ではありません。4月からスペシャリストに就くシニア社員が対象です。2021年に同社は定年を60歳から65歳に延長しました。それに伴い、60歳以降の働き方としてスペシャリストを新設したのです。 スペシャリストはいわゆるジョブ型社員です。職務や役割を明確にし、報酬は職責と成果に連動します。これまでも定年後再雇用制度で60歳以 シニアのやる気、処遇で刺激 戦力化へ制度見直し
週休3日で残業6割減 ZOZO「休むため業務改善」好循環 働き方改革 Think! 編集委員 ワークスタイル 5月2日 週休3日制を巡る議論が盛り上がっている。政府が推奨し、パナソニックホールディングスや日立製作所なども導入を表明。休息の増加は働く側に利点はあっても経営上のプラスはあるだろうか? 2021年4月に導入したファッション通販のZOZOをみると、働く側と経営側双方がウィンウィンになれる可能性が浮かぶ。 「あー、あすから仕事だ……」。日曜夕方に多くの会社員が感じるであろう思い。しかしZOZOホスピタリティ 週休3日で残業6割減 ZOZO「休むため業務改善」好循環
週休2日「松下電器起源説」を追う ワークスタイル 4月24日 毎週必ず2日休む完全週休2日制。今では世界標準の働き方だが、欧米では戦後間もなく普及したものの、日本企業が採用し始めたのは1960年代といわれている。ネットで「週休2日」「日本初」で検索すると、松下電器産業(現パナソニックホールディングス)が起源だとする記述が並ぶ。果たしてネットの通説は正しいのか……。 「1965年 国際競争を見据えた週5日制導入」。パナソニックホールディングス(HD)本社に併 週休2日「松下電器起源説」を追う
入社式で「退職届」 キャリア形成、会社はツール Nikkei Views 編集委員 4月11日 新年度が始まり、今年も多数の若者が新社会人としてスタートを切った。終身雇用が当たり前だった時代、会社は新入社員に長期勤続を期待した。だが日本型雇用の限界が指摘されるなか、終身雇用へのこだわりは新入社員の間でも薄れてきているうえ、定年までの勤務を前提としない会社も出てきている。 「私は本日、面白法人カヤックを下船し、私のいかだで独り、船旅に出ると決めました」。ゲーム制作・企画会社カヤックが4月1日 入社式で「退職届」 キャリア形成、会社はツール
勤務間インターバルに関心 休息義務付け、経営に利点も 基礎から日経 編集委員 デンシバSpotlight 4月3日 仕事の終業から翌日の始業までに、一定時間の休息を義務付ける「勤務間インターバル制度」が関心を集め始めています。人事院は長時間労働が常態化している国家公務員の状況を問題視し、その是正策として導入を検討しています。有識者による研究会を今年1月に立ち上げ、6月にも中間報告をまとめます。 中央官庁は深夜から未明まで働いたとしても、通常は翌朝も定時での出勤が求められます。こうした過酷ともいえる就労環境は健 勤務間インターバルに関心 休息義務付け、経営に利点も
少子化に沈む日本と韓国 結婚ためらわせる性別役割 Nikkei Views 編集委員 3月16日 日韓が少子化に深く沈んでいる。合計特殊出生率(1人の女性が生涯産むと推計される子どもの数)は共に経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最下層。それぞれの政府がこのほど発表した2021年の出産動向の統計でいずれも前年実績を下回り、少子化が加速している。新型コロナウイルス感染拡大の影響はあるが、両国に共通する構造的な問題はほかにもある。性別役割分担意識の強さが、女性に結婚・出産をためらわせる元凶に 少子化に沈む日本と韓国 結婚ためらわせる性別役割
「何のために働くの?」 ユニリーバが社員に促す自律 働き方改革 新型コロナ ヘルスケア ワークスタイル 3月7日 新型コロナウイルス感染拡大で急きょリモートワークを始めた企業が生産性低下に苦慮するなか、2016年から推進するユニリーバ・ジャパンは効率を落とさずに働いている。カギは自身のパーパス(存在意義)を考えさせる取り組み。何のために働くのか? 軸が定まれば上司や同僚の目があろうとなかろうと自律的に働ける。 「どんなときにワクワクしますか?」。1月下旬にオンラインで実施したパーパス・ワークショップには約1 「何のために働くの?」 ユニリーバが社員に促す自律
競争力の源泉は「人材」 人的資本経営に関心高まる デンシバSpotlight 2月20日 ヒト、モノ、カネは経営の三大資源といわれます。中でも今、ヒト(人材)への注目が急速に高まっています。人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、企業価値向上につなげる人的資本経営を表明する企業が国内外で増加しています。 デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展や、新型コロナウイルスの感染拡大などで経営環境は大きく変化しています。先が読めない時代だからこそ、競争力の源泉である 競争力の源泉は「人材」 人的資本経営に関心高まる
Think!エキスパートと考える 2022年、私たちのワークシフト 2月1日 コロナ禍で私たちの働き方や仕事への向き合い方は大きく変わりました。「リスキリング(学び直し)」「45歳定年説」「副業解禁」など、変化の予兆を捉えながら、主体的にキャリアを築くためには何をすればいいのでしょうか。石塚由紀夫編集委員を聞き手に、異なる分野で活躍するThinkエキスパートたちが人生100年時代の働き方、生き方を議論します。 Think!エキスパートと考える 2022年、私たちのワークシフト
新卒採用に「2022年問題」 若手つなぎ留めに企業躍起 デンシバSpotlight 1月16日 2022年問題――企業の人事担当を悩ませている懸案があります。大卒年齢に相当する22歳人口が今年を境にぐっと減るのです。若手人材の争奪戦激化が予想されるなか、せっかく採用した若手社員が辞めてしまわないよう、人事担当者の奮闘が続いています。 KDDIは20年度新卒入社から、職種別採用「WILLコース」を始めました。担当する業務分野を入社前に確約します。法人営業やデータサイエンスなど12領域から選べ 新卒採用に「2022年問題」 若手つなぎ留めに企業躍起