法の壁は越えても… 走れないライドシェア スタートアップ 自動車・機械 サービス・食品 7月17日 超高齢化や地方の過疎化が進む日本で、移動手段の確保は重要な問題だ。しかし次世代の移動サービス「MaaS(マース)」の普及につながるライドシェアは、日本ではいくつもの壁に阻まれて円滑に進まない。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うニューノーマル(新常態)も追い打ちをかける。 2013年に創業した配車サービスのスタートアップ、Azit(アジット、東京・渋谷)。同社は自家用車を持つ乗せたい人と、乗りたい 法の壁は越えても… 走れないライドシェア
膨らむ都市の「負動産」 空き生かせぬ駐車場 スタートアップ 住建・不動産 7月16日 千葉県にある築浅の約30戸の分譲マンション。ここの管理組合が駐車場の負担問題で揺れている。住戸は埋まっているのに、機械式の立体駐車場が満車時の3分の1しか使われておらず、維持管理費などを十分に賄えないためだ。 駅に近いうえ、カーシェアリングが広がっている。高齢者の運転免許証の返納も増え、車を持たない住人が多くなった。負担軽減のほか、浸水リスクを減らすため駐車場の地下部分をなくしたいと自治体に打診 膨らむ都市の「負動産」 空き生かせぬ駐車場
つながれないIoT 内弁慶なキッチン家電 スタートアップ エレクトロニクス 7月16日更新 「これからどれだけのIoT機器を日本に投入できるか、断言できない」。中国のスマートフォン大手、小米(シャオミ)の東アジア担当ゼネラルマネージャー、王士豪(スティーブン・ワン)氏はこう漏らす。 小米は2019年12月に日本市場に参入し、スマホとともにIoT家電を打ち出した。だが新製品の投入が相次ぐスマホに比べ、IoT家電は動きが遅い。 「日本では家電そのものに求められる基準が非常に高い」。中国向け つながれないIoT 内弁慶なキッチン家電
空の産業革命は10年遅れ ドローン開発、低空飛行 スタートアップ 自動車・機械 中国・台湾 7月14日 協業の依頼が次々と舞い込む有望なスタートアップがあると聞いて訪ねた。ドローン開発のエアロネクスト(東京・渋谷)。風速15~20メートルの強風下でも安定して着陸でき、家電見本市「CEATEC」で経済産業大臣賞を受賞した。そんな技術力を誇るスタートアップが飛行実験の一部を山梨県から中国・深圳に移そうとしている。 日本は手続きと許可に時間がかかるからだ。航空法はドローン飛行で「日中」「目視の範囲内」「 空の産業革命は10年遅れ ドローン開発、低空飛行
レトロ規制が成長阻む 無人コンビニや薬処方に制限 スタートアップ ヘルスケア 小売り・外食 東南アジア 7月14日更新 新型コロナウイルスの拡大は経済の常識を塗り替え、世界中の国や企業が新しい事業のかたちを模索している。高齢化や働き手不足を抱えた課題先進国の日本。サビついた規制に縛られていては、成長のタネを逃す。コロナ後の世界に向け、行政の発想転換とリーダーシップが今こそ問われる。 新型コロナで外食店の営業が難しくなり、宅配や持ち帰りが一気に増えた。それを背景に国土交通省は4月下旬、タクシー事業者に飲食品の配送を レトロ規制が成長阻む 無人コンビニや薬処方に制限
省人化・産業育成に規制の壁 5分でわかる日本の事情 7月14日更新 7月14日スタートの新連載「革新後進国」では、人手不足への対応など産業革新を迫られる日本企業が直面している古い規制や新型コロナウイルスであぶり出された独特のルールの問題点などを描いていきます。世界からみて日本の規制はどのように評価されているのかなど、グラフを交えてわかりやすく解説します。 日本は人手不足に直面し、世界でも不足感は最高の水準にあります 省人化・産業育成に規制の壁 5分でわかる日本の事情