ランチ自粛「ふざけるなよ」 本音飛び出たサイゼリヤ 3月9日 「ランチ(の自粛)まで言われて、ふざけんなよ」。1月13日、サイゼリヤ社長の堀埜一成は決算会見で声を荒らげた。 きっかけは1月7日の緊急事態宣言の再発令決定を受けて経済財政・再生相の西村康稔が夜だけでなく、ランチの外食自粛まで呼びかけたことだ。東京都が大企業を時短協力金の対象から外し、不満が募っていたところ、思わず本音が飛び出した。 新型コロナウイルスの感染防止対策を巡り、政府と自治体、企業の間 ランチ自粛「ふざけるなよ」 本音飛び出たサイゼリヤ
「会社は大丈夫でしょうか」 外食、瀬戸際の戦い Think! 3月8日更新 「存亡のリスクを考えた」。ロイヤルホールディングスは2月15日、双日などから約240億円の金融支援を受けると発表した。新型コロナウイルスで傷んだ財務の立て直しを図るほか、双日の海外ネットワークを使い将来東南アジアなどでの出店拡大を計画する。 コロナ対応で長引く時短営業に、自宅で食事を済ます巣ごもりシフト――。外食を取り巻く環境がこの1年で一変し、ロイヤルの経営も大打撃を受けた。今回の支援で当面の 「会社は大丈夫でしょうか」 外食、瀬戸際の戦い
世界で進む個人識別 インド、迅速接種の切り札に 新型コロナ 3月5日 「3日にワクチン接種が受けられます」。2月2日、ニューデリーの医療機関に勤める30代男性は自身のスマートフォンに政府からのメッセージを受信した。翌日には電話で新型コロナウイルスのワクチンを接種するか、意思確認も行われた。 世界各国で始まったワクチン接種。その中でもインドは速いペースで接種が進んでいる。1月16日から接種を始め、すでに1600万人超が接種を終えた。人口が13億人を超えるインドは接種 世界で進む個人識別 インド、迅速接種の切り札に
マイナカード、個人情報懸念なお 不安払拭へ自治体動く 3月4日更新 「番号の利用拡大は広がる一方だが、情報の管理体制はどうなっているのか」。2月4日、大阪地裁。マイナンバー制度が憲法13条の保障するプライバシー権を侵害するとして差し止めなどを求めた訴訟で、原告敗訴の判決が言い渡された後、原告団長の疋田英司は訴えた。 原告500人超が全国8地裁で提訴した集団訴訟だが、一審段階では原告側の全敗となった。疋田は「利便性だけが追求され、情報漏洩リスクは十分説明されていな マイナカード、個人情報懸念なお 不安払拭へ自治体動く
鶏が先か、卵が先か マイナカード普及へ民間が顧客争奪 新型コロナ Think! 石川 ネット・IT 3月3日更新 1月29日、総務省の有識者会議。「マイナンバーカードで使いやすいサービスを実現するには官民連携が必要だ」。マイナカードを使った個人認証を手掛けるxID(クロスアイディー、東京・千代田)の創業者、日下光は訴えた。 2017年にデジタル先進国のエストニアに移住した日下。住所変更から医療の手続きなどあらゆるサービスをオンラインで済ませられる世界を体感した。エストニアのような「デジタルID」を広められな 鶏が先か、卵が先か マイナカード普及へ民間が顧客争奪
首相「マイナカードの利便性、実感早く」 新型コロナ Think! 経済 政治 3月2日更新 マイナンバーカードの累計交付数が2月1日に3198万枚となり、昨年末時点で有効なパスポートの数、2771万冊を上回った。 「国民の4人に1人がカードを取得し、一つの節目を超えた」。デジタル改革相の平井卓也は2月2日、交付率が25%を上回ったと発表した。 首相の菅義偉は平井に「できるだけ早く普及させ、より多くの人に利便性を実感してもらうように」と発破をかける。 2016年のマイナンバー制度の導入か 首相「マイナカードの利便性、実感早く」
「通信だけでは成長できない」 携帯大手に危機感 ネット・IT 2月25日更新 「ドコモに対抗するなら1980円にするしかない」。2020年12月2日の夕方、日本通信社長の福田尚久はスマートフォンでNTTドコモの新プランの料金を知った。翌日に予定していた2980円の新プランの発表を急きょ延期。料金を1000円引き下げた。 直前に変更できたのは、6年かけてドコモと交渉していた要望が20年6月に実ったからだ。ドコモからの回線貸し出し料の引き下げが決まり、値下げの原資を得た。何と 「通信だけでは成長できない」 携帯大手に危機感
官邸主導の大手携帯値下げ 「格安」窮地 2月24日更新 「低廉化を可能とするよう3社に要請する」。9日の記者会見で総務相の武田良太はこう述べた。NTTドコモなど大手3社はすでに携帯値下げを打ち出したが、武田にはまだ他にも要求があった。この日、求めたのは、大手が格安スマートフォン事業者に貸し出すデータ回線の接続料の引き下げだ。 日本通信などの格安事業者は自前の回線を持たず大手から借りてサービスを展開する。データ使用量が10ギガ未満で2000円台といった 官邸主導の大手携帯値下げ 「格安」窮地
「#さよならau」 ネットの声、携帯値下げ促す ネット・IT 2月23日更新 「お客様視点に立って分かりやすい料金を検討した」。1月13日、KDDIの新料金発表会。普段冗舌な社長の高橋誠は慎重に言葉を選んでいた。冒頭の発言は、2020年末に起きた炎上事件への反省でもあった。 発端はNTTドコモの新プラン「アハモ」の発表直後に開いたKDDIの新料金会見。「飯田橋(KDDI)も値下げを出すんじゃないか」。ソフトバンク幹部が警戒するなか、出したのは月9350円で動画などをセット 「#さよならau」 ネットの声、携帯値下げ促す
携帯料金「データ小容量、ゼロでいい」 踏み込んだ楽天 菅内閣 携帯料金見直し 5G Think! ネット・IT サービス・食品 2月22日 「料金はゼロでいい。自分が責任をとる」。1月下旬、楽天本社で携帯電話の新料金の議論が過熱していた。NTTドコモなどが打ち出したデータ容量20ギガ(ギガは10億)バイトで月2980円の新プランにどう対抗するのか。会長兼社長の三木谷浩史は値下げに慎重な意見を一蹴。1ギガバイトまで無料という業界の常識を破るプランが生まれた。 1月29日の新プラン発表会。三木谷は「全ての人に最適にした」と強調した。デー 携帯料金「データ小容量、ゼロでいい」 踏み込んだ楽天