サイバー攻撃、「関門」が入り口に 放置される欠陥 12月10日 内部システムにインターネットを介して安全に接続できるようにする「VPN(仮想私設網)」機器の欠陥を放置した結果、国内の約600の組織で不正アクセスにつながる情報が流出、公開される事態が起きた。侵入を防ぐ「関門」が逆にサイバー攻撃の入り口になってしまう恐れがあり、専門家は警戒を呼びかけている。 愛知県の一宮市立市民病院は12月初旬、総務省の担当者から「複数のIPアドレスが流出しているので気をつけて サイバー攻撃、「関門」が入り口に 放置される欠陥
流出情報は闇市場で取引 企業へのサイバー攻撃相次ぐ 11月23日更新 企業に対するサイバー攻撃で個人情報が盗み取られ、インターネットの闇市場で取引されている。いったん流出した情報を回収するのは極めて難しく、不正送金などの別の犯罪に悪用される恐れがある。流出被害の発生が相次ぐなか、企業にはあらかじめ流出を想定した備えも求められる。 「利用者の大半は日本人です」「ダウンロードするには(サイトに)登録してください」――。オンラインチケット販売会社「ピーティックス」から流 流出情報は闇市場で取引 企業へのサイバー攻撃相次ぐ
「DDoS恐喝」相次ぐ サイト標的に金銭要求メール 11月11日 カネを出さなければウェブサイトをパンクさせるぞ――。こんな恐喝めいたサイバー攻撃が国内で相次いで確認された。「はったりではない」と示すかのように、実際に短時間、大量のデータを送りつけてくるのが特徴だ。慌てて脅しに乗らないためには攻撃を想定した備えが重要となる。 コンピューターウイルスで乗っ取った機器などを使ってサイトに大量のデータを送りつけ、過剰な負荷をかけてパンクさせる手口は「DDoS(分散型 「DDoS恐喝」相次ぐ サイト標的に金銭要求メール
ダークウェブに捜査のメス 海外との連携に課題 コラム(社会・くらし) 9月24日 匿名性の高い闇サイト群「ダークウェブ」に捜査のメスが入り始めた。京都府警は長期にわたる集中的な捜査を進め、暗号資産(仮想通貨)口座やクレジットカード情報の違法取引の摘発にこぎ着けた。先行する海外の捜査機関との連携、新たな捜査手法の検討が今後の課題となる。 「アカウント、2万円で売ります」。京都府警は2020年2月、暗号資産(仮想通貨)の交換に使う口座の販売をダークウェブ上で持ちかけたとして、犯罪 ダークウェブに捜査のメス 海外との連携に課題
マルウエア「第2波」襲来 偽メール、自動発信で拡散 9月21日 メール情報を盗み取るなどするマルウエア(悪意あるプログラム)の一種「Emotet(エモテット)」の第2波が襲来している。感染した端末から偽メールを発信して連鎖的に拡散する特徴があり、9月は国内で被害が拡大した2019年を上回る勢いで確認例が増えている。 エモテットは、偽メールに添付されたワードファイルを開き、「マクロ」と呼ばれる自動変換などの簡易プログラムを有効にすると感染する仕組みになっている マルウエア「第2波」襲来 偽メール、自動発信で拡散
狙われた病院、システム停止で身代金要求 9月2日更新 医療関連の組織がサイバー攻撃の標的となっている。新型コロナウイルス流行後も海外では病院のデータを凍結して「身代金」を要求する攻撃が起き、ワクチンなどの研究情報を狙う動きが表面化した。セキュリティー意識の遅れが指摘される国内の医療機関にとっても対岸の火事ではない。 チェコ第2の都市ブルノにある大学病院は3月13日朝、混乱に陥った。パソコンの画面に脅迫文が表示され、院内のシステムが使用不能になった。 狙われた病院、システム停止で身代金要求
偽名アカウント、開設代行が横行 SMS認証もすり抜け 8月5日更新 電子決済の不正利用やネットオークションの不正出品などに使われる偽名アカウントの開設を有料で「代行」する行為が横行している。登録する携帯電話番号を提供し、ショートメッセージサービス(SMS)による本人確認にも協力。犯罪ツールの供給源として問題になっている。 電子決済アプリ「ペイペイ」のアカウントは携帯電話番号とひも付けられ、規約で1人1つと定められている。だが茨城県守谷市の男(29)は偽名で登録し 偽名アカウント、開設代行が横行 SMS認証もすり抜け
攻撃プログラム急速進化 新種マルウエア、日本標的か 7月13日 国内の企業や公的機関に対するサイバー攻撃で確認されている新種のマルウエア(悪意あるプログラム)が、短期間にバージョンアップを繰り返して急速に機能強化されている。民間のセキュリティー団体によると現状で海外での確認例はなく、日本を標的に開発された可能性もある。 セキュリティー関連の社団法人「JPCERTコーディネーションセンター」(東京・中央)によると、「LODEINFO」(ロードインフォ)は感染し 攻撃プログラム急速進化 新種マルウエア、日本標的か
闇サイト内で謀議 コロナ禍悪用するサイバー攻撃 新型コロナ 6月26日 新型コロナウイルスの混乱に乗じて世界各地でサイバー攻撃が展開された。その背後では、匿名性の高い闇サイト群「ダークウェブ」で攻撃を企図するハッカーらのやり取りが急増していた。日本を狙ったとみられる書き込みもあり、専門家は「第2波」への警戒を呼びかける。 「広告には日本から1日1万~2万人の通信が見込める。ランサムウエア(身代金要求ウイルス)を扱える仲間を探している」。イスラエルなどに拠点を置き、サ 闇サイト内で謀議 コロナ禍悪用するサイバー攻撃
あおり運転の被害、ネット投稿に賛否 個人特定も 10月30日 あおり運転をしたとみられる車の動画やナンバーの画像などの投稿がネット上に相次いでいる。被害者は悪質行為を公開して再発防止を狙うが、信ぴょう性が疑われる投稿もある。ネットに公開された情報にはドライバーの特定につながるものも含まれ、投稿の是非を巡り専門家の意見は割れている。 「同じナンバーを見たらご注意下さい」。SNS(交流サイト)のツイッターにはハッシュタグ「#あおり運転」「#危険運転」などをつけ あおり運転の被害、ネット投稿に賛否 個人特定も