北極直送の寒気、日本めがけ南下 1月いっぱい影響続く 安藤 淳 災害・気象 編集委員 1月25日 ■ウェザープラス 日本各地は気温が急降下し、雪も強まってきた。偏西風の蛇行とともに北極の冷たい空気をもつ寒冷渦が南下し、列島全体が冷凍庫にすっぽり入ってしまったような格好だ。北半球全体で見てもアジア東部から日本にかけて寒気の南下が目立ち、他の地域はそれほど寒くない。上空が急速に冷えると大気の状態が不安定になり、冬型の気圧配置のときには晴れることの多い関東平野などでも雲が広がりやすくなった。少なくと 北極直送の寒気、日本めがけ南下 1月いっぱい影響続く
気温上昇、雪崩に注意 寒さの緩みは一時的? 安藤 淳 災害・気象 編集委員 1月11日 ■ウェザープラス 年末年始の寒波が一段落し、週末にかけて全国的に気温が急上昇する見通しだ。ところによって20度前後になるかもしれない。だが、このまま一直線に、春に向かうわけではない。まだ「寒の内」の序盤であり、急に寒くなる日もありそうだ。日本とは対照的に欧州では2022年12月後半から23年1月初めにかけて記録的な高温となった。大気の流れのちょっとしたずれで、こうした暖気が日本付近にも入りやすくな 気温上昇、雪崩に注意 寒さの緩みは一時的?
年明け再び寒波、油断ならず 大雪で交通の乱れに注意 安藤 淳 災害・気象 12月28日 ■ウェザープラス 日本列島は厳しい寒さと大雪に断続的に見舞われ、被害も出ている。気象庁によると、予想を上回る強さの寒気が南下したという。問題はいつまで続くかだ。「年末寒波」は規模が小さく、大みそかから元日にかけては比較的穏やかだが、仕事始めのころには再び強い寒気に覆われる公算が大きい。日本海側など雪の降りやすい地方に行く場合は、帰るタイミングによっては交通機関の乱れもあり得るので注意が必要だ。 気 年明け再び寒波、油断ならず 大雪で交通の乱れに注意
日本海側、本格的な雪の季節 スキー場は雪質に注意 安藤 淳 災害・気象 12月14日 ■ウェザープラス 今週は大陸からの寒気が本州の広い範囲に流れ込み、日本海側の地方では本格的な雪となる見通しだ。全国的に平年並みか平年を下回る気温となり、山沿いでは降雪量が一時的に多くなる恐れがある。各地のスキー場も雪が積もりだし、オープンに適した条件になるところが増えてくる。ただ、大雪が降りやすい状況が年末までずっと続くわけではなく、時には水っぽい湿った雪が降ったり雨に変わったりするなどコンディシ 日本海側、本格的な雪の季節 スキー場は雪質に注意
師走寒波が襲来、長続きはせず 気温急変に注意 安藤 淳 災害・気象 編集委員 11月30日 ■ウェザープラス 日本列島は12月に入ると同時に、大陸から第一級の寒波が襲来し、冬の冷たい空気に覆われる。北日本の一部を除き長くは居座らない見通しで、月の半ばにかけておおむね平年並みの気温で推移する予想だ。それでも、これまで暖かい日が多かったため、かなり寒く感じられそうだ。気温の大きな変化は体に負担となり風邪も引きやすい。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザに注意する必要がある。 シベリアの上 師走寒波が襲来、長続きはせず 気温急変に注意
「時雨」の季節、冬支度の合図 徐々に雪へ 安藤 淳 災害・気象 11月9日 ■ウェザープラス 秋が深まるにつれ、日本海側の地方で「時雨」が観測されるようになってきた。時雨は冬の季語とされているが、立冬を過ぎ、秋から冬へと移行するちょうど今ごろの時期に多く発生する。最初のうちは雨だが、徐々にみぞれや雪になっていく。ただ、今年は全国的に季節の歩みが遅いため、寒さが増して時雨が雪に変わり、冬の訪れを感じさせるのは、もう少し先になりそうだ。 時雨は日本海を吹き渡る冷たい北西の季節 「時雨」の季節、冬支度の合図 徐々に雪へ
朝晩冷え込み紅葉進む、見ごろほぼ平年並みに 安藤 淳 災害・気象 10月26日 ■ウェザープラス 朝晩冷え込む日が増え、秋の深まりが感じられるようになってきた。北日本や高地では紅葉が始まっている。9月以降は10月上旬の一時期を除き、比較的高温傾向が続いた影響もあり、首都圏をはじめ平地の木々はまだ青々としている。だが、これからは日中と朝晩の気温差が大きくなるなど、紅葉に適した条件の日も増え、色づきは順調に進みそうだ。11月後半には紅葉前線は九州の平野部にも達する見通しだ。 紅葉 朝晩冷え込み紅葉進む、見ごろほぼ平年並みに
「冬将軍」はまだ先 暖気流入続き、天気変わりやすく 安藤 淳 災害・気象 10月12日 ■ウェザープラス 発達した低気圧が北日本の東海上に去り、大陸から高気圧が張り出して等圧線が縦じま模様に並ぶ「冬型」に近い気圧配置が現れるようになってきた。北海道や東北北部などで北寄りの風が一時的に強まるものの、寒気の勢いはまだ弱い。北極には徐々に寒気が蓄積されている状態で、これが北風に乗って南下して「冬将軍」が到来するのはもう少し先になる。本州一帯の天気はここしばらく変わりやすく、熱帯の空気の影響 「冬将軍」はまだ先 暖気流入続き、天気変わりやすく
彼岸過ぎても暑さ去らず 10月初旬まで真夏日も 安藤 淳 災害・気象 9月28日 ■ウェザープラス 「暑さ寒さも彼岸まで」というが、今年は全国的に残暑が続いている。太平洋高気圧と、次々に北上してくる熱帯低気圧や台風の影響で、暖かく湿った空気が日本列島に流れ込みやすいためだ。さすがに寝苦しい夜は減ったが、10月に入っても最高気温が30度以上の真夏日となる地域もありそうだ。ただ、北極から寒気が南下し、朝晩を中心に一時的に気温が下がる日もあるので、体調管理に注意が必要だ。 この時期は 彼岸過ぎても暑さ去らず 10月初旬まで真夏日も
台風、相次いで北上 長引く残暑 安藤 淳 災害・気象 9月14日 ■ウェザープラス 台風11号に続き、12号も東シナ海を北上している。11号よりも西寄りに進み、大陸に向かう予想だ。14号も新たに発生した。九州に近づく可能性がある。台風が西寄りのコースを通るのは夏の高気圧が勢力を保っているためで、なかなか残暑が収まらない。12号の通過後は澄んだ秋空が広がる代わりに、夏が戻ってきたような形となる。下層には湿った空気が残り、上空には一時的に寒気が入るので大気が不安定と 台風、相次いで北上 長引く残暑