大阪電気通信大学、上方落語をARで再現 海外にも発信 関西 ネット・IT 5月29日 大阪電気通信大学のゲーム&メディア学科が「AR落語」の開発を進めている。落語家の口演を3次元(3D)でコンピューターグラフィックス(CG)化し、拡張現実(AR)としてスマートフォン上で見せるものだ。 開発を主導したのはゲーム・アニメ制作を教えるナガタタケシ准教授。落語を題材にしたのは、ARと相性が良いと感じたからだ。「落語の映像は正面から撮影したものが多いが、しぐさや表情を色々な角度で見 大阪電気通信大学、上方落語をARで再現 海外にも発信
バンドとレコード店、音楽軸に奈良に活気 五味岳久さん 奈良 関西 5月29日 ロックバンド「LOSTAGE」のベース・ボーカル、五味岳久さん(42)は全国でライブを重ねる傍ら、奈良市でレコード店を一人で営み10年目になる。県内外から音楽ファンを集めるほか、新型コロナウイルスの影響を受ける地元のライブハウスににぎわいを取り戻そうとイベントも企画。音楽を軸に古都・奈良を盛り上げている。 2001年に弟らと組んだバンドで作詞も担当。07年にはメジャーデビューを果たし、地元・奈良 バンドとレコード店、音楽軸に奈良に活気 五味岳久さん
チェコの弦楽四重奏団、解散前に京都で最終公演 京都 大阪 関西 5月28日 チェコを拠点に活躍し、解散が決定している弦楽四重奏団「プラジャーク・クヮルテット」が6月14日、京都府立府民ホールアルティ(京都市)で最終公演を開く。関西弦楽四重奏団との共演でメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲を披露する。 プログラムは前半に関西弦楽四重奏団がベートーベンの弦楽四重奏曲第10番「ハープ」、プラジャーク・クヮルテットが同11番「セリオーソ」を演奏し、後半に2団体が共演する。関西弦楽四重 チェコの弦楽四重奏団、解散前に京都で最終公演
ろうそくの明かりで観能 大阪・山中能舞台で 大阪 関西 5月28日 山中能舞台(大阪市)で恒例の「ECOろうそく能」が6月18日に行われる。舞台照明にろうそくの光を用いて能の幽玄な世界に親しもうという趣向で、観世流シテ方の能楽師、山中雅志がシテを勤めて「藤戸」「昭君」などを上演する。 「藤戸」は源平合戦後、源氏方の武将の佐々木盛綱が戦場である漁師を殺し、その罪を漁師の母に責められ ろうそくの明かりで観能 大阪・山中能舞台で
京都・鴨川の納涼床に席料? 足場の維持費など反映 京都 関西 グルメ&トラベル 5月28日 京都の夏の風物詩「鴨川納涼床」が5月から始まった。川辺にせり出す高床式の座敷で、料理や会食を秋にかけて楽しめる。京都市内の鴨川沿いにある料亭など、2022年に設ける飲食店は80軒を超すという。古都の風情を感じるには絶好だが、特別な料金が必要なのだろうか。 細い路地が続く一角にある和食店。店内に入りカウンターを通り抜けて奥へと進むと、天井のない開放感ある納涼床が広がった。テーブルにはハモやアユ、ナ 京都・鴨川の納涼床に席料? 足場の維持費など反映
大阪交響楽団が新体制 指揮者3人、オペラに深み 大阪 関西 5月27日 大阪交響楽団の新体制が始動した。4月に常任指揮者となった山下一史をトップに、ミュージックパートナーの柴田真郁、首席客演指揮者の高橋直史が就任。オペラに造詣の深い顔ぶれがそろい、情景や歌心をより感じさせるサウンドへとシフトする。 一体感ある演奏 5月13日、大阪市のザ・シンフォニーホールで開かれた定期演奏会で、山下が常任指揮者として初めて舞台に上がった。メインとなるリヒャルト・シュトラウスの交響詩 大阪交響楽団が新体制 指揮者3人、オペラに深み
大坂の名所、面白く 「絶景!滑稽!なにわ百景!」展 大阪 関西 アートレビュー 5月27日 「滑稽浪花名所」は、大坂の名所を題材にした50図の錦絵セット。その中に安政2年(1855年)刊の「浪華(なにわ)の賑(にぎわ)ひ」に学んだ図が含まれているため、安政年間後期の作品だとみられている。描いたのは歌川芳梅と歌川芳豊。このうち芳梅は江戸で歌川国芳に学んだ後、大坂に戻ってきた絵師である。 その芳梅が描いた「桜ノ宮」を見てみる。画面真ん中あたりに神社の鳥居が描かれ、その周りは桜で満開。画面下 大坂の名所、面白く 「絶景!滑稽!なにわ百景!」展
琵琶湖岸に流転の水城 坂本・大津・膳所、天下人の戦略 滋賀 関西 5月26日 琵琶湖は古来、京都と日本海を結ぶ水上交通路で、現在の大津市周辺は水運と陸運の重要な結節点だった。戦国時代末期、この地にまず織田信長が坂本城の築城を命じた。その後、豊臣秀吉は坂本城を廃して大津城、徳川家康は大津城を廃して膳所(ぜぜ)城を築かせた。この間わずか30年。3つの水城は天下人が代わるたびに、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返して湖岸を流転した。 今年1月、今村翔吾さんの歴史小説「塞王(さい 琵琶湖岸に流転の水城 坂本・大津・膳所、天下人の戦略
大阪、古民家再生で活性化 「がもよん」の和田欣也さん 関西 住建・不動産 5月25日 ■大阪市城東区の大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)「蒲生四丁目駅」周辺の下町、通称「がもよん」が再評価されている。古民家や長屋を再生したイタリアンレストランやカフェなどが点在し、おしゃれな「映え」スポットとして人気を集めているのだ。この古民家再生の取り組みを先導するのが、一般社団法人「がもよんにぎわいプロジェクト」代表理事の和田欣也さん(55)。空き家問題の解決モデルとして視察や講演依頼なども絶え 大阪、古民家再生で活性化 「がもよん」の和田欣也さん
すき焼きは煮る?焼く? 肉食解禁150年、地域で進化 大阪 京都 兵庫 関西 小売り・外食 5月24日 新型コロナウイルスの感染拡大による飲食店の時短要請も解消され、外食を楽しめるようになった大阪。冬に食べ損ねたすき焼きを食べていると、鍋に割り下が入っていないことに気づいた。関西出身の知人いわく「すき焼きはその名の通り、焼くもん」らしい。これまで何の疑いもなく煮ていた福岡出身の記者(25)がその歴史を調べてみた。 京都市役所から寺町通りを南に歩くと、あんどんと瓦屋根が特徴的な京町家造りが見えてくる すき焼きは煮る?焼く? 肉食解禁150年、地域で進化