インテル過去最大の赤字、変調半導体市場で期待の領域は スタートアップGlobe エレクトロニクス コラム 6月5日 半導体大手の米インテルの2023年1〜3月期の最終損益は過去最大の27億ドルの赤字だった。要因はパソコンやデータセンターの需要低迷だが、苦境の時期こそ次の成長に向けて投資する好機とも言える。変調をきたしている半導体市場の中で有望な領域はどこなのか。CBインサイツは資金調達など4つの視点で、どんな領域のどんなスタートアップに期待が集まっているかを分析した。 米インテルが4月に発表した2023年1〜3 インテル過去最大の赤字、変調半導体市場で期待の領域は
パスワードのない世界に挑戦 世界のスタートアップ スタートアップGlobe スタートアップ ネット・IT コラム 6月2日 パスワードを入力せずにネットサービスを利用できるパスワードレス認証が広がっている。スマホの生体認証機能などを使って様々な端末上でサービスにログインできるようにするもので、米グーグルも5月にこの仕組みを導入した。今後成長が期待できるパスワードレス認証分野の有力スタートアップをCBインサイツがまとめた。 グーグルは5月上旬、個人アカウントのユーザーがパスワードを使わない認証方法「パスキー」でログインで パスワードのない世界に挑戦 世界のスタートアップ
生成AIのユニコーン13社に 平均創業3.6年と倍速 スタートアップGlobe ユニコーン ChatGPT スタートアップ コラム AI 5月29日 テック業界の成長が鈍化するなか、世界の投資マネーが生成人工知能(AI)のスタートアップに集まっている。この分野のユニコーン(企業価値10億ドル以上の未上場企業)の数は、2023年だけで5社加わるなど1年間で大きく増え、13社になった。創業してからユニコーンになるまでの期間も平均3.6年と短いが、売上高は大きくなく、投資家の期待が先行している側面もある。 テック業界では資金調達が難しくなって人員削減 生成AIのユニコーン13社に 平均創業3.6年と倍速
Netflixはディズニーになれるか、知財活用に軸足 スタートアップGlobe スタートアップ ネット・IT コラム 5月26日 動画配信サービスの市場拡大ペースが鈍化するなか、米大手ネットフリックスが次の手を模索している。広告付きプランの導入など既存事業のてこ入れのほか、知的財産の活用やゲーム事業の拡大など新たなビジネスモデルの構築に向けた取り組みを進めている。ネットフリックスが提携・買収した企業などから同社が目指す姿を探った。 ネットフリックスは消費者と直接つながる「D2C(ダイレクト・ツー・コンシューマー)エンターテイ Netflixはディズニーになれるか、知財活用に軸足
ChatGPTはエドテックの脅威か 株価48%下落した企業も スタートアップGlobe ChatGPT スタートアップ ネット・IT コラム AI 5月22日 対話型AI(人工知能)の「Chat(チャット)GPT」が、教育にデジタル技術を活用するエドテック企業に脅威の存在となっている。チャットGPTは学習者の様々な問いに即座に巧みな受け答えをするためで、株価が1日で48%下落したオンライン教育企業もある。こうした事態を避けようと、一部のエドテック企業は対話型AIの対応に乗り出している。 チャットボット技術の利用拡大により、エドテック企業の高い企業価値が脅 ChatGPTはエドテックの脅威か 株価48%下落した企業も
Microsoftが狙うサプライチェーン強靱化市場 スタートアップGlobe ネット・IT コラム 5月19日 情報システム関連で今、成長が期待できる分野の一つがサプライチェーン(供給網)だ。この数年の世の中の混乱を受けてそのもろさが明らかになり、世界中の企業や政府が強靱(きょうじん)化を急いでいるためだ。こうした需要を狙って米マイクロソフトも取り組みを強化しており、供給網を可視化して様々な問題に迅速に対処する専用プラットフォームの提供を始めている。 サプライチェーン全般にわたるデジタル化の取り組みにより、 Microsoftが狙うサプライチェーン強靱化市場
米VISAが決済シームレス化戦略 2年で数百社と提携 スタートアップGlobe スタートアップ コラム フィンテック 5月15日 決済のデジタル化競争を制するのはどこか。その行方を占うのが、サービスのシームレス化だ。場面や目的に応じて複数の決済・金融アプリを使い分けなくても、一つのカードやアプリで様々な金融関連サービスを同じような操作で使えるようにする。カード大手の米ビザもその取り組みを急いでおり、決済システムの連携に向けて数多くの企業と提携する一方、ブロックチェーン(分散型台帳)やセキュリティーなど技術基盤の整備にも力を入 米VISAが決済シームレス化戦略 2年で数百社と提携
仏ロレアル、豪イソップ買収額は高いか 他5件と比較 スタートアップGlobe サービス・食品 5月12日 仏ロレアルが買収を発表したオーストラリアの化粧品ブランド「イソップ」は日本でも行列ができるなど支持が高い。スキンケア用品に強く、新型コロナウイルス感染拡大下ではオンライン販売を中心に売り上げを伸ばした。直近では2022年に中国本土に出店するなどアジア市場にも注力する。ロレアルにとって過去最高となった買収額25億ドル(約3300億円)は妥当だったのか検証した。 化粧品世界最大手の仏ロレアルはこのほど 仏ロレアル、豪イソップ買収額は高いか 他5件と比較
Nvidiaが先行投資する6大分野 AIの次の成長の種は スタートアップGlobe エレクトロニクス コラム AI 5月8日 浮き沈みの激しい半導体業界では新たな成長の種をいち早く見つけることが、勝ち残りの鍵となる。米エヌビディアは最近では暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)の需要をつかみ、今は生成AI(人工知能)の波に乗ろうとしている。では同社は次に何が来るとにらんでいるのだろうか。同社が投資・提携する企業をCBインサイツが分析すると、AIを含めて6つの分野が浮かび上がった。 工場を持たず、半導体の設計に特化してい Nvidiaが先行投資する6大分野 AIの次の成長の種は
生成AI、消費財企業もコンテンツ制作 関連17技術点検 スタートアップGlobe 小売り・外食 コラム AI 5月1日 文章をもとに精巧な画像などを作り出す生成AI(人工知能)に、消費財企業や小売企業も注目している。消費者を引きつける上で重要性を増しているデジタルコンテンツの制作を、自ら素早く大量にできるようになる可能性があるからだ。そうした企業はまずどの技術を導入すべきか。関連する17の技術についてCBインサイツが優先順位を付けた。 ブランドや小売り各社はストリーミング配信やゲーム、SNS(交流サイト)のプラット 生成AI、消費財企業もコンテンツ制作 関連17技術点検