仏が国際逮捕状、ゴーン元会長「執拗な敵意」 容疑否定 事件・司法 4月23日更新 【パリ、ニューヨーク=共同】フランスの捜査当局は21日、日本からレバノンへ逃亡した元日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告(68)について、フランス自動車大手ルノーの会社資金の不正使用疑惑を巡り国際逮捕状を発付した。当局者が22日明らかにした。 フランス当局は2020年2月に本格捜査を開始。国際逮捕状の発付は、元会長がフランスで正式な容疑者となったことを意味する。捜査を担当する予審判事が最終的に起 仏が国際逮捕状、ゴーン元会長「執拗な敵意」 容疑否定
ゴーン元会長報酬過少記載、検察側が控訴 元役員巡り 事件・司法 3月16日 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(68)の報酬過少記載事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪に問われた元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(65)について、東京地検は16日、大半を無罪とした一審・東京地裁判決を不服として控訴した。 ケリー元役員はゴーン元会長と共謀し、2010~17年度の日産の有価証券報告書 ゴーン元会長報酬過少記載、検察側が控訴 元役員巡り
不在のゴーン元会長の「有罪」認定 日産企業体質を非難 事件・司法 3月4日更新 日産自動車元会長の報酬過少記載事件の判決で、東京地裁は3日、カルロス・ゴーン被告(67)への未払い報酬は存在したと判断し、ゴーン元会長の「有罪」を認定した。海外に逃亡して不在の元会長を事件の主犯と名指しし、私利私欲が原因と指摘した。背景に企業統治(ガバナンス)の機能不全があったとして、「日産の社会的評価の低下は身から出たさび」と突き放した。 判決は金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の 不在のゴーン元会長の「有罪」認定 日産企業体質を非難
司法取引した日産元幹部の証言、信用性を厳格評価 地裁 事件・司法 3月4日 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の報酬過少記載事件は、2018年に始まった司法取引制度が活用され、公判では同制度に基づく証言の信用性が争われた。3日の東京地裁判決は、裏付け証拠がなければ信用できないと厳しく判断した。元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(65)の関与の立証が不十分として、起訴された2010~17年度のうち17年度の1年分を除いて無罪とした。 証言内容が争われたのは、有 司法取引した日産元幹部の証言、信用性を厳格評価 地裁
ケリー日産元役員に一部有罪 ゴーン元会長報酬隠し認定 事件・司法 3月3日更新 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の報酬過少記載事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪に問われた元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(65)に対し、東京地裁は3日、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。起訴された2010~17年度のゴーン元会長の「報酬隠し」を認めたが、ケリー元役員は17年度以外は共謀がないとして大半を無罪とした。 判決後、ケリー元 ケリー日産元役員に一部有罪 ゴーン元会長報酬隠し認定
日産元役員の裁判が問うた「ペイガバナンス」の不在 小平 龍四郎 Think! Nikkei Views 編集委員 3月3日 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の報酬過少記載事件で東京地裁は3日、金融商品取引法(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告(65)を一部有罪としつつ、起訴された2010~17年度の報酬隠しを認めた。法人としての日産は罰金2億円とした。 ゴーン元会長が海外逃亡中という異例の事態での司法判断としても注目された事件だが、日本の企業統治(コーポレートガバナ 日産元役員の裁判が問うた「ペイガバナンス」の不在
「主役」不在の法廷 有罪判決に複雑な表情、日産元役員 事件・司法 3月3日 「主役」不在の法廷で潔白を訴え続けた元側近に言い渡された判決は有罪だったものの、起訴内容の大半が無罪だった。3日に東京地裁で開かれた日産自動車元代表取締役、グレッグ・ケリー被告(65)の判決公判。ケリー元役員は証言台の前で時折、体を左右に揺らしながら通訳された主文を聞き、複雑な表情を浮かべた。 2020年9月の初公判から数えて67回目の公判。ケリー元役員は黒のスーツと好んで着用する赤いネクタイ姿 「主役」不在の法廷 有罪判決に複雑な表情、日産元役員
ゴーン元会長逮捕3年 突破口の司法取引、負担どう軽減 事件・司法 11月21日更新 国内外に衝撃を与えた日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の逮捕から3年余りが経過した。事件を通じては、捜査を大きく進展させた「司法取引」の存在も注目されたが、2018年6月の導入以降、適用例は3件にとどまる。制度の活用に当たって当事者にかかる負荷の大きさが目立ち、物心両面の負担軽減のあり方が課題として浮かびつつある。 「罪が軽減されるという安心感があった」。20年10月下旬、ゴーン元会 ゴーン元会長逮捕3年 突破口の司法取引、負担どう軽減
日産「ゴーン退場」から3年 市場の信頼回復なお途上 日経産業新聞 自動車・機械 11月19日 日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が逮捕されてから11月19日で3年となる。仏ルノーと三菱自動車を加えた日仏連合の時価総額は2018年初めにピークを迎えたが、足元では半分まで下がった。社外取締役の増員などでガバナンス(企業統治)は改善したが、市場の評価は回復の途上だ。「ゴーン体制」からの脱却を目指す現状を追った。 「私はルノーのためではなく、日産のために来た。再建のために全力を尽くす」。1999 日産「ゴーン退場」から3年 市場の信頼回復なお途上
弘中弁護士の請求棄却 ゴーン元会長逃亡巡る記事で地裁 事件・司法 11月15日 日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の逃亡を巡り、記事で名誉を傷つけられたとして、弁護人だった弘中惇一郎弁護士らが読売新聞東京本社と同大阪本社に計1320万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁(小川理津子裁判長)は15日、請求を棄却した。 判決によると、2020年1月31日付の読売新聞朝刊は、ゴーン元会長が逃亡前、犯人隠避などの疑いで逮捕状が出た米国籍の男と弘中弁護士の事務所で面会 弘中弁護士の請求棄却 ゴーン元会長逃亡巡る記事で地裁