人工衛星を水で飛ばす ごみ削減、宇宙のSDGsに貢献 SDGs 小玉 祥司 編集委員 スタートアップ 科学&新技術 3月23日 東京大学の小泉宏之准教授らは水を使った人工衛星向けエンジンの開発に取り組んでいる。これからの宇宙ビジネスの主役と期待される超小型衛星に適し、宇宙ごみ(スペースデブリ)の増加防止にも役立つ。SDGs時代の次世代エンジンと期待され、実用化への取り組みが進む。 米スペースXが2月から予約の受け付けを始めたインターネット接続サービス「スターリンク」は、最終的に約1万2000基の人工衛星を打ち上げる。スペ 人工衛星を水で飛ばす ごみ削減、宇宙のSDGsに貢献
「宇宙の街」つくば再加速 筑波大発新興の衛星が宇宙に 茨城 スタートアップ ネット・IT 自動車・機械 科学&新技術 3月15日 茨城県つくば市が「宇宙の街」として再加速しようとしている。同市に本社を構える筑波大学発スタートアップ、ワープスペースが14日、同県の民間企業として初めて国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙空間への人工衛星の放出に成功した。同市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターでは民間企業の資金などを活用し、広報関連施設を再開発する構想が浮上している。 14日夜、つくば市のスタートアップ支援拠点 「宇宙の街」つくば再加速 筑波大発新興の衛星が宇宙に
はやぶさ2カプセルを公開 相模原市立博物館 3月12日更新 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と相模原市は12日、小惑星探査機「はやぶさ2」が昨年12月に地球に送り届けたカプセルを相模原市立博物館で初めて公開した。16日まで。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、事前の申し込みで当選した人が対象。 小惑星りゅうぐうの砂を、大気圏突入時の高熱から守って黒焦げになった「ヒートシールド」も間近で見られるほか、着陸時の衝撃を抑 はやぶさ2カプセルを公開 相模原市立博物館
宮城版「下町ロケット」が導く復興 被災経営者の挑戦 東日本大震災10年 復興の担い手たち 地域総合 東北 宮城 2月24日更新 2020年12月、小惑星探査機「はやぶさ2」の地球帰還を固唾をのんで見守った企業が東日本大震災の被災地にある。ティ・ディ・シー(宮城県利府町)は従業員70人ほどの町工場だが、技術力に定評があり国内外の取引先は累計4000社に上る。はやぶさ2が小惑星リュウグウから採取した石が破損しないよう、カプセル容器の内部を超精密研磨加工した企業だ。 はやぶさ2に技術で貢献 はやぶさ2が持ち帰ったカプセルには小 宮城版「下町ロケット」が導く復興 被災経営者の挑戦
はやぶさ2のカプセル、相模原市で3月に初公開 神奈川 2月22日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星から採取したとみられる物質を格納していたカプセルが相模原市で初公開されることになった。同市立博物館で3月12~16日に展示する。12日にはJAXAや相模原市の関係者が出席する記念式典も開く。 新型コロナウイル はやぶさ2のカプセル、相模原市で3月に初公開
宇宙・熱気球…広がる「ご当地部活」 生徒確保にも貢献 北海道 九州・沖縄 鹿児島 宮崎 1月19日 宇宙部、サーフィン部、熱気球部――。地方の中学や高校で地域の魅力を生かした「ご当地部活動」が広がっている。郷里への理解や愛着を育み、地元企業や住民との連携を深めるきっかけになっているという。他校の参考例が少ないだけに、生徒の主体的な活動にもつながっている。 「自分が作ったロケットがきれいに打ち上がると、技術の向上が実感できて楽しい」。鹿児島県立楠隼中学2年の米満恭平さん(14)は全国でも珍しい「 宇宙・熱気球…広がる「ご当地部活」 生徒確保にも貢献
菅首相の施政方針演説 全文 新型コロナ 2025年 万博 地域金融 携帯料金見直し 税・予算 経済 政治 1月18日 内閣総理大臣に就任し、政権を担って4カ月、直面する困難に立ち向かい、この国を前に進めるために、全力で駆け抜けてまいりました。 そうした中で、私が、一貫して追い求めてきたものは、国民の皆さんの「安心」そして「希望」です。 一 新型コロナウイルス対策 【国民の命と健康を守り抜く】 国民の命と健康を守り抜く。まずは「安心」を取り戻すため、世界で猛威をふるい、我が国でも深刻な状況にある新型コロナウイルス 菅首相の施政方針演説 全文
国家やチーム、協調の極意は身近に 猿や魚に繁栄の掟 科学&新技術 1月2日 米国と中国の覇権争いや気候変動を巡る先進国と途上国の対立、人種問題や格差が引き起こす社会のあつれきが世界を揺るがしている。国家や集団が賢く共存する秘訣はないのだろうか。気づいていないだけで、生命の誕生から38億年をかけた進化がもたらしてくれたかもしれない。協調の極意を秘めた「方程式」を探す旅に出てみよう。 東南アジアのボルネオ島に暮らすテングザルは、天敵を恐れて大集団で過ごす。1つの集団は1匹の 国家やチーム、協調の極意は身近に 猿や魚に繁栄の掟
はやぶさ2と嫦娥5号 日中探査機結ぶ太古の天体 小玉 祥司 中国・台湾 編集委員 科学&新技術 12月27日 日本の探査機「はやぶさ2」が6日、小惑星「りゅうぐう」から無事に地球に帰還した。17日には中国の「嫦娥(じょうが)5号」も月からサンプルを持ち帰った。2つの探査機の目的地は遠く離れているが、同じ天体を起源とする物質が含まれる可能性がある。生命が進化したナゾを解明する手がかりにもなり、来年から始まる本格的な調査に注目が集まる。 はやぶさ2のカプセルの中には、真っ黒な小石や砂が入っていた。サンプルの はやぶさ2と嫦娥5号 日中探査機結ぶ太古の天体
はやぶさ2、着陸2回目も砂など採取成功 カプセル開封 科学&新技術 12月24日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、探査機「はやぶさ2」が地球に届けたカプセル内の容器を開封し、小惑星への2回目の着陸でも砂や小石の採取に成功したことを確認したと発表した。2回目は小惑星に人工的につくったクレーターの近くに着陸しており、世界で初めて月以外の天体から地中の試料を採取できたとみられる。 はやぶさ2は2019年4月、小惑星「りゅうぐう」に金属製の弾丸を撃ち込んで人工クレーターをつ はやぶさ2、着陸2回目も砂など採取成功 カプセル開封