はやぶさ2に続け 天体の試料回収、各国競う 科学&新技術 7月3日 小惑星「りゅうぐう」から帰還した日本の探査機「はやぶさ2」に続き、天体の土壌試料(サンプル)を地球に持ち帰る計画が世界で相次いで動き出す。米国の探査機が別の小惑星のサンプルを2023年に地球へ届けるほか、米中などが火星からの採取を競う。はやぶさ2の成果と合わせれば、生命の誕生や太陽系の成り立ちにさらに迫ると期待を集める。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月30日、はやぶさ2のプロジェクトを解 はやぶさ2に続け 天体の試料回収、各国競う
はやぶさ2全目標達成、次の小惑星へ 「地球防衛」探る Think! 科学&新技術 6月29日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、探査機「はやぶさ2」のプロジェクトを30日付で解散し、追加のミッションを本格的に始めると発表した。2031年に別の小惑星への到達を目指す。小惑星の地球への衝突を避ける方策の検討などに役立てる。はやぶさ2については、小惑星「りゅうぐう」からの試料(サンプル)回収や分析など当初の目標を全て達成したとする審査結果をまとめた。 29日の記者会見で、はやぶさ2の計 はやぶさ2全目標達成、次の小惑星へ 「地球防衛」探る
はやぶさ2試料、9カ国40チームに提供 分析加速に期待 科学&新技術 6月17日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った試料(サンプル)を、日本を含む9カ国40研究チームに新たに提供すると発表した。解析を一層進めるために研究提案を公募し、対象を決めた。国内を中心に取り組んできた先行分析に加えて、生命の起源や約46億年前の太陽系誕生時に迫る分析が進展すると期待される。 JAXAは2021年12月に研究テーマに関す はやぶさ2試料、9カ国40チームに提供 分析加速に期待
火星飛ぶヘリの翼を強化 東北大学、NASAと共同研究 科学&新技術 6月15日 東北大学は14日、米航空宇宙局(NASA)と共同で火星を飛行する次世代ヘリコプターの性能向上に向けた実験研究を始めると発表した。NASAが開発するヘリのブレード(翼)が十分な性能を発揮できるかを、火星環境を模擬できる東北大の風洞設備で確かめる。地球外の生命探しで競争が激化する火星探査の高度化につなげる。 NASAは2021年春、火星ヘリ「インジェニュイティ」の飛行実験を火星で実施、地球外の天体で 火星飛ぶヘリの翼を強化 東北大学、NASAと共同研究
はやぶさ2「完全試合」達成 宇宙ビジネス、先行の好機 小玉 祥司 Think! 科学&新技術 Nikkei Views 編集委員 6月10日 小惑星探査機「はやぶさ2」が持ちかえった小惑星「りゅうぐう」の砂などの分析結果が10日公開され、太陽系の歴史や生命の起源を探る貴重な研究材料であることが確認された。地球に砂や石を持ちかえる技術的目標に加えて科学面でも掲げた目標をすべてクリアし、「完全試合」を達成した格好だ。宇宙開発では天体の資源への注目が高まっており、世界に先行するはやぶさ2の成果は宇宙ビジネスにもつながる貴重な財産になる。 はやぶさ2「完全試合」達成 宇宙ビジネス、先行の好機
はやぶさ2採取の砂にアミノ酸、何を示す? 朝刊1面を読もう 基礎から日経 6月7日 2022年6月7日の日本経済新聞朝刊1面に「はやぶさ2、砂に生命の源」という記事がありました。JAXAの探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」で採取したサンプルの砂から、20種類以上のアミノ酸が見つかったことが分かりました。今回の成果は何を示しているのでしょうか。 ここが気になる アミノ酸は生命の源となるたんぱく質の材料になるものです。宇宙から地球へ落下した隕石(いんせき)から検出されたケー はやぶさ2採取の砂にアミノ酸、何を示す?
はやぶさ2採取の砂に「生命の源」アミノ酸 地球外初確認 Think! 科学&新技術 6月6日更新 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星の「りゅうぐう」から地球へ持ち帰ったサンプルの砂から、生命の源となるたんぱく質の材料になるアミノ酸が見つかったことが6日、分かった。アミノ酸を地球以外で確認するのは初めて。生命の起源の謎に迫る研究成果で、近く論文で公開される見通しだ。関係者への取材で明らかになった。 過去の分析でりゅうぐうのサンプルから水や有機物が存在することは確認し はやぶさ2採取の砂に「生命の源」アミノ酸 地球外初確認
「ひらよん会」 大石吉彦 交遊抄 6月1日 戦績はさておき、仲の良さで他に引けを取らないのが東京大学弓術部1982年入部の同期20人余りだ。卒部後36年間で同期会の開催数は82回に上る。名称は「ひらよん会」。同期の戦力不足で主力が後輩にうつった大学4年当時、誰かがふざけて「ヒラばかりの4年生の会」と称したのが発端だ。 これほど続いているのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)でプロジェクトマネージャを務める久世暁彦君のけん引のおかげだ。常に 「ひらよん会」 大石吉彦
東成エレクトロ、金型などレーザー洗浄 SDGsで高速機 SDGs 東京 関東 自動車・機械 5月9日 電子ビーム・レーザー加工の東成エレクトロビーム(東京都瑞穂町)は、レーザー光を使って金型などの汚れを高速で洗浄する装置を開発した。薬液で洗浄する従来方法に比べ、環境や労働負荷が少ない。SDGs(持続可能な開発目標)対応を進める日用品や自動車の大手企業などから需要が高まっており、2022年度に15台の販売を見込む。 レーザー洗浄装置は金型や自動車のエンジン、車体などにレーザー光を照射し、金属を傷め 東成エレクトロ、金型などレーザー洗浄 SDGsで高速機
小惑星の代表的試料と断定 はやぶさ2チームが論文 科学&新技術 2月11日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームは、探査機はやぶさ2が2020年12月に地球に持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂粒などは、撮影された小惑星上の物質と形や表面の特徴が一致しており、小惑星の代表的な試料と断定する論文を、10日付の科学誌サイエンス(オンライン版)で発表した。 チームの橘省吾・東京大教授は「分析で小惑星の全体像が解き明かされる」と期待している。 はやぶさ2は19年2月、小惑星表 小惑星の代表的試料と断定 はやぶさ2チームが論文