携帯料金見直し

楽天グループは13日、国内携帯電話サービスの目玉だった「0円」でも利用できる料金プランを7月から廃止すると発表した。収益改善を重視する戦略にかじを切る。ポイント還元策を充実させるなどして競合他社への顧客流出を抑えるという。ただ、割安感が薄まるほか、通話品質に課題もある。契約者の反発も予想され、収益性を高められるかは不透明だ。 「980円は妥当。他社と比べてもアグレッシブだ」 楽天の三木谷浩史会長

楽天グループは13日、国内携帯の料金プランの見直しを発表した。月間1ギガバイト（ギガは10億、GB）まで0円だった料金体系を廃止する。基地局整備などの設備投資により赤字が膨らむ中、目標である携帯事業の2023年中の単月黒字化に向け収益改善策の実施に踏み切った。 新プランは7月1日から始める。楽天グループの携帯子会社である楽天モバイルは、データの利用量に応じた階段型の料金プランを採用している。これ

スマートフォンなどの対応周波数問題に関する議論が総務省の有識者会議で本格化してきた。対応周波数問題とは、端末の対応周波数が移行先の携帯電話事業者に対応していなければ乗り換えられない、または快適に利用できない問題を指す。ユーザーの乗り換え障壁となるため、「主要周波数への対応を義務付けるべきだ」といった強硬な意見が出ている。 あくまで端末メーカーの判断 米アップルのiPhoneは国内携帯各社の周波数

総務省は12日、携帯電話の乗り換え手続きや制度改正のポイントを紹介する案内サイトを刷新し、公開した。料金プランの見直し方法や番号持ち運び制（MNP）にかかる手数料の原則無料化などの新制度をわかりやすく紹介するため、動画や漫画で解説するコンテンツを盛り込んだ。 政府は2021年10月から携帯端末を自社回線でしか使えないようにするSIMロ

ソニーグループ傘下のソニーネットワークコミュニケーションズは30日、格安スマホサービス「NUROモバイル」で、月間データ通信量が20ギガ（ギガは10億）バイトで月額2090円の新プランを4月1日から提供すると発表した。携帯利用者の乗り換えが多くなる春商戦にあわせて割安な新プランをはじめ、顧客獲得につなげる。 「NEOプラン Lite」の提供をはじめる。使用しなかったデータ容量は翌月に繰り越せる。

エイチ・アイ・エス（HIS）子会社で格安スマートフォン事業を手掛けるHISモバイル（東京・港）は28日、データ通信量100メガ（メガは100万）バイトで月額290円（税込み・音声通話付き）から利用できるプランの提供を始めると発表した。格安スマホの競争が激化するなか、小容量のプランを強化して利用者を増やす。 提供開始日は後日発表する。「5月ごろを目指す」（HISモバイルの猪腰英知社長）としている。

総務省は14日に開催した有識者会議「競争ルールの検証に関するWG」で、携帯電話事業者や販売代理店の端末販売に関する不適切行為について公表した。同省がインターネット上に開設している相談窓口に、消費者から「端末の単体販売時の割引や単体販売自体を拒否された」といった情報が多く寄せられたという。 同省は代理店における不適切な行為や、それを助長していると思われる電気通信事業者の評価指標などの情報を収集する

NTTドコモが2022年6月にポイントプログラム「dポイントクラブ」のサービス内容を刷新する。新たなサービス内容からは、ドコモにとっての「上客」の考え方を刷新前とは大幅に変えた実態が透けて見える。 最も大きく変わるのが、利用の多い会員に提供する特典の内容だ。刷新前は5段階の会員ランクのうち、「フォース（4th）ステージ」や最上位の「プラチナステージ」といった上位ランクの会員に限定したクーポンを提

楽天グループの携帯子会社である楽天モバイルは8日、日本全国の店舗数が1000を超えたと発表した。それぞれ2000強の店舗を持つ他の大手3社の、およそ半分の水準に達した。NTTドコモなどはオンライン販売にかじを切るなか、楽天は今後も新規出店を続け顧客との接点にする考えだ。 「楽天モバイルショップ」は全都道府県に出店しており、8日に大阪府などで新たに3店舗を開業させたことで合計の店舗数が1000を超

「iPhone 13 miniのお客様負担額が○円」――。最近、このようなポスターを家電量販店などでよく見かけるようになった。 金額が1円の場合もあれば23円や24円などの場合もある。お客様負担額ではなく「支払総額」と表記しているポスターも見受けられる。内容に多少の違いはあるが、ともかく価格が度外れて安いことに変わりはない。SNS（交流サイト）でも、どの店で安売りしていたかを知らせるつぶやきが多