米軍、北朝鮮の衛星発射「ICBM技術を使用」 バイデン政権 朝鮮半島 北米 5月31日 【ワシントン=坂口幸裕】米インド太平洋軍は30日、北朝鮮による軍事偵察衛星「万里鏡1号」の打ち上げを非難する声明を発表した。今回の発射について「北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)計画に直接関連する技術を使った」と断定した。 声明では「北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して発射した」と指摘し、複数の国連安全保障理事会の決議に違反すると記した。地域の緊張を高めて安全保障環境を不安定にする危険があると 米軍、北朝鮮の衛星発射「ICBM技術を使用」
北朝鮮が「偵察衛星」打ち上げ失敗 有識者の見方 朝鮮半島 政治 外交・安全保障 5月31日 北朝鮮は31日、通告通り「軍事偵察衛星」を打ち上げ、その後に墜落したと発表した。衛星の分析や日本の対応について有識者に聞いた。 香田洋二・元自衛艦隊司令官「衛星重量重く、2段目機能せずか」 北朝鮮は新しいタイプのロケットを打ち上げたが衛星の宇宙空間への投入は成功しなかった。搭載した衛星の重量が重く、推力の強いロケットを組み合わせたものの1段目分離後の2段目でうまく機能しなかったとみられる。 日本 北朝鮮が「偵察衛星」打ち上げ失敗 有識者の見方
自衛隊PAC3、石垣予定地に展開せず 台風で倒壊懸念か 政治 外交・安全保障 5月31日 自衛隊が北朝鮮のミサイル発射に備えて石垣駐屯地(沖縄県)へ派遣した地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)が31日朝、予定地で展開していなかったことがわかった。台風による強風で迎撃ミサイルの発射機が倒れるのを懸念したとみられる。 北朝鮮は31日朝、軍事偵察衛星を南方向に打ち上げた。政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて北朝鮮がミサイルを発射したもようだと伝え、沖縄県に避難を呼びかけ 自衛隊PAC3、石垣予定地に展開せず 台風で倒壊懸念か
国連総長「安保理決議違反」 北朝鮮を非難 朝鮮半島 北米 5月31日 【ニューヨーク=時事】グテレス国連事務総長は30日、「北朝鮮による軍事衛星打ち上げを強く非難する」と表明した。報道官を通じて声明を出した。 グテレス氏は「弾道ミサイル技術を使ったいかなる打ち上げも、関連する安保理決議に反するものだ」と指摘。北朝鮮に対し、違反行為をやめ、対話を再開するよう求めた。 国連総長「安保理決議違反」 北朝鮮を非難
北朝鮮「墜落」発射体の一部か 韓国軍が発見 Think! 朝鮮半島 5月31日更新 【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、国家宇宙開発局が午前6時27分ごろに軍事偵察衛星「万里鏡1号」を打ち上げ、事故により「黄海上に墜落した」と報じた。同局は対策を早急に講じ「できるだけ早いうちに2次打ち上げに踏み切る」と発表したという。 同通信によるとロケットは1段目を分離後、2段目の異常により推進力を失った。新型エンジンシステムの安全性や燃料の問題で事故が起きたと明かしたうえで 北朝鮮「墜落」発射体の一部か 韓国軍が発見
「北朝鮮、明白かつ深刻な挑戦」 日米韓高官が電話協議 朝鮮半島 政治 外交・安全保障 5月31日 外務省は31日、北朝鮮による弾道ミサイルの可能性があるものの発射を受けて日米韓3カ国の北朝鮮担当高官が電話で協議したと発表した。発射を非難し、北朝鮮の行動が「国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦だ」との認識を改めて共有した。 「引き続き高い緊張感を持って状況を注視していく」と確認した。日米や日韓、日米韓で緊密に連携し、地域の抑止力・対処力を強化すると一致した。 日本の船越健裕アジア大洋州局長、米国 「北朝鮮、明白かつ深刻な挑戦」 日米韓高官が電話協議
北朝鮮が偵察衛星発射「核兵器さらに危険に」 海外報道 朝鮮半島 北米 5月31日 政府は31日午前6時半、北朝鮮がミサイルを発射したもようだとして全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令した。英BBCが午前7時45分ごろに速報するなど、海外メディアも電子版で伝えた。 北朝鮮は31日〜6月11日に発射すると予告していた軍事偵察衛星1号機を発射した可能性がある。英紙ガーディアンは「北朝鮮による衛星の発射は、弾道技術の使用を禁止した国連安保理決議に違反する」とした。 米紙ニューヨー 北朝鮮が偵察衛星発射「核兵器さらに危険に」 海外報道
「北朝鮮の発射体、海上に落下」 韓国軍 朝鮮半島 5月31日更新 【ソウル=甲原潤之介】韓国軍合同参謀本部は31日午前6時29分ごろ、北朝鮮が北西部の平安北道・東倉里(トンチャンリ)一帯から「北朝鮮が主張する宇宙発射体」を1発、南方向に打ち上げるのを捉えたと発表した。 南北境界に近い韓国・白翎島の西側の上空を通過したと説明した。その後、発射体が異常飛行し、韓国西部・群山市西方の「於青島」の西200キロメートルの海上に落下したと発表した。 北朝鮮が31日〜6月1 「北朝鮮の発射体、海上に落下」 韓国軍
北朝鮮、通告の「偵察衛星」発射か 自衛隊の態勢は よくわかる 政治 外交・安全保障 5月31日更新 北朝鮮が通告した「人工衛星」の打ち上げは31日から発射予告期間に入った。韓国軍は北朝鮮が同日午前、北西部の東倉里(トンチャンリ)一帯から「宇宙発射体」を撃ったと発表した。北朝鮮の狙いや日本の備えなどポイントをまとめた。 ・「軍事偵察衛星」の狙いは?・飛行経路や落下地域は?・自衛隊はどう備える? (1)「軍事偵察衛星」の狙いは? 偵察衛星は他国の兵器の位置や準備状況を把握する目的で運用する。朝鮮労働 北朝鮮、通告の「偵察衛星」発射か 自衛隊の態勢は
北朝鮮、人工衛星で「米軍を偵察」 過去の発射と相違 朝鮮半島 外交・安全保障 5月30日 【ソウル=甲原潤之介】北朝鮮が30日、6月に「軍事偵察衛星1号機」を発射すると正式表明した。運用目的について米軍の行動を偵察すると明らかにした。人工衛星を名目に弾道ミサイル開発を進めた過去の事例と異なり、軍事作戦上の意図を明確にした。衛星運用の技術レベルが向上すれば日米韓にとって新たな脅威になる。 朝鮮労働党の李炳哲(リ・ビョンチョル)中央軍事委員会副委員長が29日に出した声明を朝鮮中央通信が伝 北朝鮮、人工衛星で「米軍を偵察」 過去の発射と相違