ラグビー日本代表、参謀も強力な「チーム・ジョセフ」 その他スポーツ コラム ラグビー 12月16日 これだけ主要な役者の顔ぶれが変わらない一団は珍しい。ジェイミー・ジョセフが2016年にラグビー日本代表のヘッドコーチ(HC)に就任した後、中核をなすスタッフはほとんど同じ。どんと構えて全体を見る〝料理長〟のもと、それぞれの持ち場で腕を振るい、チームをつくり上げてきた。 今年9月に宮崎市で行われた代表合宿。実戦形式の練習で笛を吹き、次のプレーを指示するのはコーチのトニー・ブラウンだった。腰に手をや ラグビー日本代表、参謀も強力な「チーム・ジョセフ」
井上尚弥、配信マネー吸い寄せる 市場開拓でもけん引役 井上尚弥 その他スポーツ 格闘技 11月18日 12月13日に東京・有明アリーナで行われるボクシングの世界バンタム級4団体統一戦。井上尚弥(29)のファイトマネーは2億円を大きく超えるもようだ。軽量級では世界を見渡しても破格といえる報酬の源泉は、動画配信サービスによる放映権料。テレビとともに大衆スポーツとしての人気を確立してきたプロボクシングにも、新しい波が押し寄せている。 「井上選手は日本を代表するアスリート。コンテンツとして魅力をものすご 井上尚弥、配信マネー吸い寄せる 市場開拓でもけん引役
体操ニッポン、高難度の変革・再生へ壁突き崩す その他スポーツ コラム 10月30日 傑出したアスリートが表舞台から姿を消した後こそ競技団体の真価が問われるもの。数々の栄光に浴した「キング」、内村航平選手が引退した後の日本体操界はその課題に向き合い、世代交代に取り組んできました。主役が入れ替わる背景はどのようなものだったのか。指導陣に立ちはだかった壁とは。裾野拡大への妙手は――。体操ニッポンをより発展させるべく関係者が奮闘してきた軌跡を「スポーツの流儀」で連載しました。 ■ポスト「 体操ニッポン、高難度の変革・再生へ壁突き崩す
体操「脱・競技本位」へ 協会会長、ビジネス感覚で改革 その他スポーツ コラム 10月28日 東京五輪後のスポーツ界は国の支援が一段落し、補助金に頼らない経営の自立が競技団体に課せられたテーマだ。だが、新型コロナウイルス禍に加え、不祥事が重なった東京五輪はそのハードルを高くしている。日本体操協会も五輪後、トップスポンサー2社のうち1つが契約満了で減った。メダルを取ることで注目されスポンサーも愛好者も増える、という従来のシナリオに代わる成長戦略が求められている。 その光景は対照的だった。春 体操「脱・競技本位」へ 協会会長、ビジネス感覚で改革
体操・徳洲会、「堕落した名門」再建 意識改革で成果 その他スポーツ コラム 10月21日 創業は易(やす)く守成は難しといわれるが、栄枯盛衰の激しいスポーツ界で一度転落した組織を立て直すのはもっと難しい。その復活劇にようやく道筋をつけたのが、体操の徳洲会だ。所属する北園丈琉が昨年の東京五輪団体総合、米倉英信が世界選手権北九州大会の跳馬でそれぞれ銀メダル。この成果にたどり着くまでには、粘り強い意識改革があった。 2004年アテネ五輪団体金メダリストの米田功と水鳥寿思を擁して03年から全 体操・徳洲会、「堕落した名門」再建 意識改革で成果
体操、若き強化トップの苦闘 抜擢人事への反発越えて その他スポーツ コラム 10月14日 かつて五輪と世界選手権を計10連覇した黄金期、その後の低迷期を経て、体操男子団体の日本は直近の五輪5大会で金メダル2つ、銀メダル3つと再び隆盛を築いている。その立役者の一人が、10年間にわたり強化部門のトップを担い、日本代表監督も務める水鳥寿思だ。当初の逆風を乗り越えて成果を出してきた改革者は、伝統の継承という重責にも挑む。 きっかけは2012年ロンドン五輪での誤算だった。個人総合で世界選手権を 体操、若き強化トップの苦闘 抜擢人事への反発越えて
ポスト「内村航平時代」 体操、危機感が促した世代交代 その他スポーツ コラム 10月7日 五輪で3個、世界選手権で10個という金メダルが示す通り、近年の体操界は内村航平という希代のアスリートを中心に回り続けた。その存在が巨大であったが故に、「ポスト内村時代」への備えは容易でないテーマだ。後継者育成、競技環境整備、自立した協会運営――。変革に挑む体操ニッポンの取り組みを追う。 「何とかしなければまずいな」。12年ぶりに団体総合金メダルを奪還した2016年リオデジャネイロ五輪の後、日本体 ポスト「内村航平時代」 体操、危機感が促した世代交代
競泳ニッポン、「伝統+革新」で新たな時代へ その他スポーツ コラム 10月2日 2004年アテネ、08年北京の両五輪で男子平泳ぎ2冠の北島康介、2021年東京五輪女子個人メドレー2冠の大橋悠依(イトマン東進)ら名だたるスイマーを輩出してきた競泳ニッポン。全国のスイミングスクールで磨かれたタレントを日本代表合宿で競わせ、互いが良きライバルであり仲間でもある関係が築かれたことが後の隆盛につながりました。近年では異色の育成メソッドで成果を出す新興大学や新たな強化拠点としての高地プ 競泳ニッポン、「伝統+革新」で新たな時代へ
競泳、求む「気概ある選手」 パリ五輪へ陣容強化めざす その他スポーツ コラム 9月30日 今年6月にブダペストで開催された競泳の世界選手権。東京五輪後、初めての主要国際大会に臨むにあたり日本代表チームは「『金』を含む複数メダル獲得」「決勝進出率60%」「自己ベスト更新率30%」という3つの目標を立てていた。 これらは2024年パリ五輪に向けた目標でもあるが、ブダペストではいずれも未達に終わった。日本水泳連盟の競泳委員長でチームの監督を務めた梅原孝之は帰国後、「ちょっと力不足だったな、 競泳、求む「気概ある選手」 パリ五輪へ陣容強化めざす
競泳「東御から世界へ」 高地プール、強化の新拠点に その他スポーツ コラム 9月16日 昨夏の東京五輪、競泳ニッポンが獲得した金メダルは大橋悠依(イトマン東進)の2つだった。当時の日本代表ヘッドコーチ(HC)であり、大橋を長らく指導してきた平井伯昌は「東御の施設があったから大橋の金メダルがあったと思う」と回顧する。 平井の言う「東御」とは、長野県東御市にある「GMOアスリーツパーク湯の丸」のことを指す。「湯の丸から100人のトップアスリートを生み出す」「日本人アスリートは日本で育て 競泳「東御から世界へ」 高地プール、強化の新拠点に