パリ・サンジェルマンとヴェルディ川崎、挫折の共通点 その他スポーツ サッカー 5月15日 サッカーフランス1部リーグのパリ・サンジェルマン(PSG)が曲がり角を迎えている。5月初旬は波乱に満ちていた。メッシはクラブの承諾を得ることなく観光大使としてサウジアラビアに渡航してしまい、負傷していたネイマールは休暇を利用してチームの終盤戦を見ることなくブラジルに帰国してしまった。 国際的な2人のスターの自由気ままな行動はある程度予想がつく。それよりも驚かされたのは、クラブやサポーターからの厳 パリ・サンジェルマンとヴェルディ川崎、挫折の共通点
激闘のW杯決勝、美しかったアルゼンチンと若きフランス サッカーワールドカップ その他スポーツ コラム サッカー 12月20日 ワールドカップ決勝戦は80分を過ぎて奇跡のような風が吹いた。直前まで死に体だったフランスが突如としてよみがえったのだ。エムバペの2ゴールによる瞬く間の同点劇。再び先行を許した延長戦を含め、この試合の通奏低音にふさわしいのはおなじみの勇ましい行進曲「ラ・マルセイエーズ」ではなく、レ・ミゼラブルで決死の戦いに臨む市民たちが歌う「民衆の歌」ではなかったか。 それにしても、なんと鮮やかな世代交代だろう。 激闘のW杯決勝、美しかったアルゼンチンと若きフランス
戻ったローランギャロスの日常 ナダルVの全仏テニス その他スポーツ コラム 6月9日 WOWOWの現地キャスターとして全仏オープンテニスを取材してきた。3年ぶりに完全な形で開催された大会は男子シングルスでラファエル・ナダル(スペイン)が14度目の優勝を飾るという美しいフィナーレで幕を閉じた。 今大会のナダルは満身創痍(そうい)だった。3月に肋骨を骨折してツアーを離脱し、全仏直前の前哨戦では左足を痛めて早期敗退した。追い打ちをかけるように、全仏のドローはこの上なく厳しいものとなった 戻ったローランギャロスの日常 ナダルVの全仏テニス
劇的だった全豪テニス 勝者に劣らぬ敗者の美しさ その他スポーツ コラム 2月1日 年が明けてまだ1カ月、北京での冬季五輪も始まっていないというのに、2022年のスポーツシーンの最高の瞬間を既に見てしまったような気さえしている。真夏のメルボルンで開かれたテニスの全豪オープンは感動的な大会だった。 1月29日の女子シングルス決勝では25歳のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が快進撃を続けていたダニエル・コリンズ(米国)をはね返し、世界ランキング1位の貫禄を示した。豪州選手の優 劇的だった全豪テニス 勝者に劣らぬ敗者の美しさ
大坂なおみ、感受性が強いが故の苦悩 休養に潜むリスク Tokyoオリパラ その他スポーツ 9月21日 サッカー欧州選手権に始まり、東京五輪、パラリンピックでクライマックスを迎えた「スポーツの夏」は、全米オープンテニスの驚きの結末で幕を閉じた。男子シングルスでは1969年のロッド・レーバー以来、同じ年に四大大会すべてを制覇する年間グランドラムを狙ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)が偉業目前で歴史の重圧に押し潰された。 一方、女子シングルスでは世界ランキング150位で臨んだエマ・ラドゥカヌ(英国) 大坂なおみ、感受性が強いが故の苦悩 休養に潜むリスク
SNS活用のスポーツ選手、現実世界の会見も出よう Tokyoオリパラ その他スポーツ コラム 6月22日 WOWOWの現地リポーターを務めた全仏オープンテニスが幕を閉じた。昨年は異例の秋開催だった。満員とはいかないまでも活気を取り戻した初夏のローランギャロスに、日常が帰ってきたことを感じた。 15日間を通じ、様々なドラマが生まれた。クライマックスは男子シングルスの終盤戦だ。準決勝では世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が5連覇を狙った赤土の王者ラファエル・ナダル(スペイン)から歴史的 SNS活用のスポーツ選手、現実世界の会見も出よう
「新年の誓い」に筋トレを 特に40代以上におすすめ コラム その他スポーツ 1月10日 読者の皆さんは「新年の誓い」を立てただろうか。年末年始の休みを挟み、心身をリセットできる新年は目標を設定するのに最適な時期だ。新しいことに挑戦したい人がいたら、「筋トレ」をお薦めしたい。 アメフト部に入り、10代で筋トレに目覚める 体が細いのでそう見えないかもしれないが、僕はなかなかの「ジムオタク」だ。事始めは16歳のとき。フランス人なのにアメリカンフットボール部に入り、72キロの体重を80キロ 「新年の誓い」に筋トレを 特に40代以上におすすめ
赤土の王者は「強さ」の証し 全仏で無敵のナダル 10月18日 衛星放送「WOWOW」の中継で全仏オープンテニスに行ってきた。先日帰国し、もうしばらくは自宅待機が続く。異例ずくめの状況の中、大きなトラブルもなく大会を運営したフランステニス連盟(FFT)に感謝と賛辞を贈りたい。 例年の中継では40人程度のスタッフが現地に赴くが、今回は10人程度。パリからの出演は僕ひとりで、アナウンサーや解説者は日本のスタジオからコメントした。現地では5日ごとにPCR検査を受け 赤土の王者は「強さ」の証し 全仏で無敵のナダル
自粛でスポーツ熱低下 呼び覚ましたM・ジョーダン 6月28日 先日、久しぶりにテニスを観戦した。一流選手が陸の孤島のような南仏の一角に集い、真剣勝負を繰り広げる「アルティメット・テニス・ショーダウン(UTS)」という新企画だ。 発案者はセリーナ・ウィリアムズ(米国)らのコーチでもあるフランスのパトリック・ムラトグル氏。ニースにある自身のアカデミーに10人程度の男子選手を集めてリーグ戦を開き、インターネットで配信している。シングルス世界ランキング3位のドミニ 自粛でスポーツ熱低下 呼び覚ましたM・ジョーダン
スポーツ界に必要、他者輝かす「アーティスト」選手 12月9日 日本のサッカーファンは地図を取り出し、北マケドニア、コソボ、ベラルーシの場所を確認しておいてほしい。いずれも2020年のサッカー欧州選手権に出場する可能性がある国々だ。アイルランドのダブリンからアゼルバイジャンのバクーまで欧州12カ国の各都市で24カ国が覇を競う。欧州サッカー連盟(UEFA)の会長だったミシェル・プラティニ氏が描いた夢が来年、ついに実現する。 アジア選手権がビエンチャン(ラオス) スポーツ界に必要、他者輝かす「アーティスト」選手