ケンタッキーダービー 現地初観戦の思い出 競馬 コラム 5月21日 日本ダービー(東京優駿=東京競馬場、GⅠ)が5月29日に迫った。ダービーは全ての競馬関係者の目標、ファンにとっての一大イベントだ。新型コロナウイルス禍も少し落ち着き、今年は7万人前後の観衆が入場可能となり、初夏の府中を盛り上げるはずだ。 北米競馬界最大のイベントもダービーである。毎年5月の第1土曜日にケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場で行われるケンタッキーダービーには、コロナ禍に見 ケンタッキーダービー 現地初観戦の思い出
日本ダービー 歴史を彩ってきた実況アナの名フレーズ 競馬 コラム 5月7日 ■とっさに的確な表現が出るかが腕のみせどころ ラジオNIKKEIの競馬番組にこんな質問が寄せられました。「実況アナウンサーはゴール前やレース後の決め文句などは事前に考えているのですか?」 度々聞かれる質問です。この時、収録に参加していた後輩アナウンサーも筆者も、答えはそろってノーでした。 決め文句を叫んだところで、ピタリとはまることはほとんどない。そもそも考えた通りの結果になることなんてない。あ 日本ダービー 歴史を彩ってきた実況アナの名フレーズ
「2度目」競馬実況デビュー 新しいパートナーとともに 競馬 コラム 4月23日 こんにちは。初めて「競馬実況アナ日記」を担当する三浦拓実です。1月にラジオNIKKEIに入社し、あっという間に3カ月余りが過ぎました。48歳の新入社員。3月からは実況も担当しています。今回は、私が初めて実況を担当した時のことを振り返ってお話しさせていただきます。 ラジオNIKKEIで初めて競馬実況を担当したのは3月6日。中山競馬場の前半のレースです。上司から初実況の日を伝えられたのは約1カ月前。 「2度目」競馬実況デビュー 新しいパートナーとともに
海外で日本馬が快進撃 春の大舞台で「続編」に期待 競馬 コラム 4月9日 前回、筆者が当コラムを担当したのが2021年11月中旬、記したのは競馬学校騎手候補生の模擬レースの話。そう、この3月にデビューしたルーキー達の話である。改めて当時のコラムを読み返し、使用した写真を見直すと、わずか5か月しかたっていないのに、言い方は失礼かもしれないが、彼らがずいぶん幼く見える。逆に言えば、デビューから1カ月でプロの洗礼を浴び、その中でたくましく生きることで表情もあっという間に変化 海外で日本馬が快進撃 春の大舞台で「続編」に期待
ドバイ国際競走を前に 日本と異なる海外馬券のおさらい 競馬 コラム 3月26日 日本時間の3月26日夜、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ・メイダン競馬場でドバイ国際競走が行われます。2017年以降、ドバイ国際競走の一部は日本中央競馬会(JRA)が馬券を発売しています。年間に何度かある海外馬券発売の中でも、日本時間の土曜深夜から日曜未明に行われるこのイベントは、日本の競馬ファンにとって、比較的参加しやすい条件といえます。 海外馬券の発売が始まった16年10月の仏GⅠ・凱旋門 ドバイ国際競走を前に 日本と異なる海外馬券のおさらい
マイクは刀 相手の懐に触れる単独インタビュー 競馬 コラム 3月12日 最近は自らマイクを握ることがほとんどない。プライベートでカラオケに行く機会もなく、取材用のマイクも、音声テスト以外では握っていない。大げさな表現だが、アナウンサーにとってのマイクは、侍の刀のようなものだ。自分の声と相手の声を拾いながら、徐々に相手との距離を詰めていく。うまくいった時の充実感は、この仕事ならではのものだ。 侍の刀という言い方をしたが、この「刀」、時には「妖刀」にもなる。大昔、まだラ マイクは刀 相手の懐に触れる単独インタビュー
9年前の中山記念 初の美浦取材の思い出 競馬 コラム 2月26日 27日は中山競馬場で伝統のGⅡ、中山記念(芝1800メートル)が行われる。私にとって印象深いレースの1つだ。というのも、2013年にラジオNIKKEIに入社して初めて、美浦トレーニング・センターの取材に行ったのがこのレースの週だったからである。有力馬の1頭と目されていたナカヤマナイトの二ノ宮敬宇調教師(当時)にインタビューをしたのが最初の経験となった。 ナカヤマナイトは名前の通り中山が得意な馬だ 9年前の中山記念 初の美浦取材の思い出
重賞勝ち馬ヨカヨカに続け 熊本の生産者、還暦での挑戦 競馬 コラム 2月12日 2021年の中央競馬で活躍した人馬を表彰するJRA賞受賞馬が1月11日、日本中央競馬会から発表された。受賞馬の顔ぶれとともに21年の競馬シーンを改めて思い起こすと、受賞馬とは別に個人的に最も印象に残った場面は、1984年のグレード制導入後初となる熊本県産馬の平地重賞制覇を果たしたヨカヨカの活躍だった。 ■熊本産ヨカヨカ、初のGⅠで大健闘 20年6月の新馬戦で素質馬モントライゼを抑えてデビュー勝ち 重賞勝ち馬ヨカヨカに続け 熊本の生産者、還暦での挑戦
JRA賞の年度代表馬、「296分の1」に投票した理由 競馬 コラム 1月29日 1月3日夜、自宅のパソコンの前で各部門の投票馬を確認し、中央競馬の前年の活躍馬を表彰する2021年度JRA賞の投票を終えました。「年度代表馬でこの馬の票は少ないだろうな。でも自分で理由を持って投票したし」――。 8日後の11日、日本中央競馬会(JRA)のウェブサイトでJRA賞の結果を見て、「えっ!」と叫んでしまいました。年度代表馬の投票数は「1位エフフォーリア277、2位ラヴズオンリーユー18、 JRA賞の年度代表馬、「296分の1」に投票した理由
競馬の「日経」「NIKKEI」レース、2冠馬は出るか 競馬 コラム 1月15日 1月5日にスタートした2022年の中央競馬は8、9、10日の変則3日間開催も終わり、16日には今年最初のGⅡ、日経新春杯が行われます。このレースは1954年に「日本経済新春杯」の名称で創設され、79年に現在の「日経新春杯」に改称されました。京都競馬場のスタンド改修工事に伴う開催日程の変更により、舞台は21年に続いて中京競馬場となります。優勝馬には日本経済新聞社賞が贈られます。同じく日本経済新聞社 競馬の「日経」「NIKKEI」レース、2冠馬は出るか