キセキ、仏遠征初戦で完敗 本番の凱旋門賞に暗雲 9月29日 日本でも注目度の高い欧州最高峰のレースのひとつ、凱旋門賞(G1、仏・パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)が10月6日に行われる。このレースに参戦予定の関西馬、キセキ(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)が15日、凱旋門賞と全く同じ舞台で行われた前哨戦、フォワ賞(G2)に出走した。ただ、出走4頭中の3着に敗退。好走が期待された凱旋門賞に向け、暗雲が垂れ込めてきた。 フォワ賞の日本国内での馬券発売はなか キセキ、仏遠征初戦で完敗 本番の凱旋門賞に暗雲
関西馬、果敢な海外遠征 米クラシックなどで善戦 6月30日 2019年の中央競馬も23日の宝塚記念(G1)が終わり、折り返し地点を迎えた。上半期の印象的な出来事のひとつは、関西馬の意欲的な海外遠征だろう。3歳馬のマスターフェンサー(牡、栗東・角田晃一厩舎)はダートで行われる米国のクラシック三冠路線に参戦。5歳牝馬のディアドラ(栗東・橋田満厩舎)はドバイ、香港、英国と世界各地を転戦した。 マスターフェンサーは米三冠のうち、初戦のケンタッキーダービー(5月4 関西馬、果敢な海外遠征 米クラシックなどで善戦
今年好調の武豊、G1制覇 50歳前に「ブレーク」 3月2日 武豊(49、栗東・フリー)が年明けから好調だ。24日現在で26勝を挙げ、最多勝ランキングで2位につける。17日のフェブラリーステークス(東京、ダート1600メートル)では早くも今年のG1初勝利を飾った。2018年に前人未到の中央競馬通算4000勝を達成し、この3月で50歳を迎える希代の名手は、華麗な手綱さばきで今年もファンを沸かせている。 年明け最初の開催となった1月5日に2勝を挙げると、翌6日 今年好調の武豊、G1制覇 50歳前に「ブレーク」
19年、関西馬巻き返しへ サートゥルナーリア有望 2月2日 アーモンドアイ(牝4、美浦・国枝栄厩舎)が牝馬3冠を達成し、ジャパンカップ(G1)にも優勝、有馬記念(同)もブラストワンピース(牡4、美浦・大竹正博厩舎)が勝つなど、昨年の秋競馬のG1戦線は関東馬が好成績を挙げた。2019年は関西馬の巻き返しが期待される。18年末から19年の初めにかけて行われたレースでは、今年の飛躍が期待できそうな有望な関西馬が続々と現れた。 今年の3歳勢ではサートゥルナーリア 19年、関西馬巻き返しへ サートゥルナーリア有望
阪神2歳G1、関西馬連勝 春のクラシックへ勢い 12月29日 12月の阪神競馬の注目レースは朝日杯フューチュリティステークスと牝馬限定の阪神ジュベナイルフィリーズの2つの2歳G1(いずれも芝1600メートル)。今年は9日の阪神JFをダノンファンタジー(栗東・中内田充正厩舎)が、16日の朝日杯FSをアドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)が勝った。この秋のG1戦線で関東馬に押され気味だった関西馬だが、阪神の2歳戦では連勝を飾った。 阪神JFのダノンファンタ 阪神2歳G1、関西馬連勝 春のクラシックへ勢い
関西馬、秋G1まだ2勝 「西高東低」変調の兆し 12月1日 秋のG1戦線で関西馬の勝ち星が減っている。9月末のスプリンターズステークス(中山芝1200メートル)からこれまでに7戦のG1が行われたが、関西馬はわずかに2勝。前年同期の6勝から大幅に減り、スプリンターズSが現在の日程となった2000年以降で最低だ。馬の実力は「西高東低」といわれて久しいが、今年は関東馬に押されている。傾向が変わりつつあるのだろうか。 スプリンターズSをファインニードル(牡5、栗 関西馬、秋G1まだ2勝 「西高東低」変調の兆し
「地方競馬の祭典」JBC、中央で初開催 11月4日 日本中央競馬会(JRA)の競馬場で「地方の祭典」――。地方競馬場の持ち回りで行われていたJBC(ジャパン・ブリーディングファームズカップ)が4日、京都競馬場で行われる。中央の競馬場でJBCを開催するのは初めて。JBC競走の認知度向上を狙った地方側が中央での開催を要請し、実現した。当日はダート1900メートル戦の「クラシック」などJpn1(G1級)競走を3つ実施する。 JBCが始まったのは2001 「地方競馬の祭典」JBC、中央で初開催
クラシック両雄、秋初戦で対決 待ち遠しい再戦 10月7日 9月23日に阪神競馬場で行われたG2、神戸新聞杯(芝2400メートル)で春にクラシックを勝った3歳牡馬2頭が激突した。5月の日本ダービー(G1)を制したワグネリアン(栗東・友道康夫厩舎)が勝ち、4月の皐月賞(G1)に優勝したエポカドーロ(栗東・藤原英昭厩舎)は4着に敗れた。次はそれぞれ別のレースに向かう。G2戦とはいえ、この2頭の対戦が見られたのは、貴重な機会だったといえる。 ワグネリアンは中位 クラシック両雄、秋初戦で対決 待ち遠しい再戦
秋最初のG1へ復帰戦 短距離路線 実力馬が順調 9月8日 夏競馬が終わり、秋のG1戦線が近づいてきた。秋最初のG1、スプリンターズステークス(30日、中山芝1200メートル)に向け、休養していた関西の短距離馬が続々と戦線に復帰し始めている。9日のセントウルステークス(G2、阪神芝1200メートル)には3月末の高松宮記念(G1)を勝ったファインニードル(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)が出走を予定。高松宮記念で2着だったレッツゴードンキ(牝6、栗東・梅田智之厩 秋最初のG1へ復帰戦 短距離路線 実力馬が順調
外国人騎手の最多勝争い 好対照の個性 見応え十分 8月11日 2015年にミルコ・デムーロ(39、栗東・フリー)とクリストフ・ルメール(同)の両外国人が、日本中央競馬会(JRA)の通年免許を取得したとき「これからはこの2人が最多勝争いをするのだろう」と思ったファンは多かったはず。実際、17年にルメールが最多勝を獲得したものの、過去3年はこの2人の一騎打ちとはならなかった。ただ、今年は様相が違う。すでに最多勝争いの1、2位に名前を並べ、3位以下を大きく引き離 外国人騎手の最多勝争い 好対照の個性 見応え十分