米女子ツアー、並以上の飛距離必要 どんどん挑戦を コラム ゴルフ 2月19日 高校時代、岡本綾子さんが米ツアーで活躍する姿に憧れていた。1996年から参戦に踏み切ったのは、2年連続賞金女王として挑んだ95年春のメジャー初戦、ナビスコ・ダイナ・ショア(現ANAインスピレーション)がきっかけだった。 半ば観光気分で出た94年と違い、大会に照準を合わせて前週から乗り込んだのに、全くゴルフにならず予選落ちした。「プレーヤーに負けるのでなく、ゴルフ場にも太刀打ちできないんだ」 こう 米女子ツアー、並以上の飛距離必要 どんどん挑戦を
女子ゴルフ、若手の活躍は今年も 土台づくり怠らずに コラム ゴルフ 1月15日 まさに日の出の勢い。女子ツアーではプロ入りして日が浅い20歳前後の若手の活躍に目を見張らされる。昨年は14試合のうち10試合を22歳以下の選手が制した。19歳のルーキー、笹生優花さんが2戦連続優勝し、20歳の古江彩佳さんが年間3勝、21歳の原英莉花さんは国内メジャー2連勝を飾った。 急速な世代交代は世界的な傾向だが、2014年に15歳の勝みなみさんが史上最年少優勝を果たしたことがきっかけになった 女子ゴルフ、若手の活躍は今年も 土台づくり怠らずに
男子ツアーに明るい兆し 若手は世界めざして奮起を コラム ゴルフ 12月26日 2020年は、コロナ禍で長いオフが続くうちに時間の感覚が薄れ、不思議な一年だった。ツアーが始まって痛感したのはトーナメントの必要性と、ありがたさ。試合があってこそ、自分がやるべきことも見えてくる。 短いシーズンでツアー6試合、シニア3試合に出場し予選落ちはゼロ、最終戦の日本シリーズJT杯は8位で締めくくった。結果としてはまずまずだろうが、春から葛城GC(静岡)でひとり練習を続けたことで、自分のゴ 男子ツアーに明るい兆し 若手は世界めざして奮起を
若手が続々ツアーで活躍 低くなるプロ・アマの垣根 11月20日 20歳前後の若手の活躍は米欧ツアーでも同じ。世界的な傾向といえる。米国の大学には各国から優秀な選手が集まり、自前のゴルフ場や奨学金など環境やサポート体制が抜群だから、強くなって当然だろう。 国内女子ツアーでは「黄金」「プラチナ」と称される世代の選手が続々優勝を飾っている。古江彩佳さんや西村優菜さんは、昨年まで日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームのユニホームを着ていたのに。アマとプロの垣根はず 若手が続々ツアーで活躍 低くなるプロ・アマの垣根
シニアツアーは面白い 遊び心ありながら真剣勝負 10月16日 8月のマルハンカップ(静岡・太平洋C御殿場)でシニアデビューした。最終日を単独首位でスタートしながら逆転負け。米シニアで初出場初優勝を飾ったジム・フューリクやフィル・ミケルソンのようにはいかなかった。ふつうにプレーして3、4打伸ばせれば勝てると思ったが、ショットの調子が悪いうえに優勝を意識し、うまくいかなかった。先月の日本シニアオープン(兵庫・鳴尾GC)も、3打差の4位から逆転優勝を目指したもの シニアツアーは面白い 遊び心ありながら真剣勝負
攻め抜く選手に大歓声 素晴らしき海外メジャー 9月11日 例年なら春に初戦を迎える海外メジャーも、新型コロナウイルス禍で8月までずれ込んだ。来週は全米オープン。私はメジャーに限らず、米PGAツアーはちょくちょくテレビ観戦する。どんな選手がいて、どんなスイングや練習、プレーをするのか。世界のゴルフの「今」がわかるからだ。 全米プロを制したC・モリカワは、昨秋のダンロップフェニックスで練習を見ていた。スイングはシンプルで球筋が私と同じフェード、ショートゲー 攻め抜く選手に大歓声 素晴らしき海外メジャー
練習とは全く別物 「強さ」生み出すツアー本番 8月7日 プロゴルファーはよく「練習と本番は全く別物」と口にする。7月上旬のゴルフパートナー・エキシビション(茨城)で、私も痛感した。 試合がなかった約半年の間、静岡・葛城GCで研修生と練習ラウンドはしていたが、初日の同伴競技者は2年連続賞金王の今平周吾選手と11年連続でツアー優勝を重ねている池田勇太選手。何度も一緒に回っていたけれど「とんでもなくうまいなあ」と感じ入った。 2人ともまだ仕上がっていないが 練習とは全く別物 「強さ」生み出すツアー本番
ツアー開催、無理せずに 公平感も必要 7月3日 米PGAツアーが再開したのに続き、先週には国内女子ツアーも開幕した。コロナ禍で止まっていた時計の針が、ようやく動き出した。男子ツアーは、7月9日から2日間のエキシビション大会が行われ、9月のフジサンケイクラシック(山梨)でスタートする予定だ。 早い時期に新たなスケジュールを発表した米ツアーと違い、こちらは選手への現状報告さえ遅れがちだが、大会開催に関してはスポンサーの意向で左右し、日本ゴルフツア ツアー開催、無理せずに 公平感も必要
自分の原点、所属コースと歩み続ける 5月29日 私が葛城GC(静岡)に研修生として入ったのは1992年2月。専修大の先輩、寺下郁夫プロが支配人を務めていたのが縁でお世話になることになった。必修科目の単位不足で留年し中退も考えたが、寺下さんに「大学は卒業しなさい」と言われ週に1度、掛川から新幹線で通学。バッグの積み下ろしなど仕事もしながら、同年のプロテストに合格した。 当時は研修生からプロになるパターンが多く、ゴルフ場所属の男子のシード選手も2 自分の原点、所属コースと歩み続ける
長い「オフ」しっかり充電 ラウンドで野性の感覚も 4月24日 世界を襲ったコロナ禍で、ゴルフトーナメントは中止が相次いでいる。男子ツアーは1月にシンガポールで開幕したものの第6戦まで5試合の中止が決定。次戦は早くとも6月までずれ込んだ。 常々最悪の状況を考えている私は、よく「マイナス思考」と言われるが、国内開幕についても、事態が収束に向かうまでは難しく、8月になるのではと覚悟している。 試合に出られない、という状況は、私にとってほぼ四半世紀ぶりのことだ。技 長い「オフ」しっかり充電 ラウンドで野性の感覚も