木下稜介のアプローチ 体を使って3ヤードを打つ基本 ゴルフ コラム 6月2日 試合前は足をそろえボールを体の正面、真ん中に置いて打つアプローチ練習を必ず行う。イントゥーインで、ボールを包み込むようにややドロー回転で打てると、ほどよくスピンがかかって距離感も合う。 アドレスはややオープンだが、しすぎたらカット軌道になってボールがグリーン上を滑り、余分に転がるので、難しくなる。カットスピンにならないよう、ヘッドアップせず頭をしっかり残して打たないといけない。 僕の基本は、クラ 木下稜介のアプローチ 体を使って3ヤードを打つ基本
木下稜介のアイアン 手首を使わず、飛ばさず「運ぶ」 ゴルフ コラム 5月26日 アイアンは球を「飛ばす」のではなく、「運ぶ」クラブだ。再現性の高いスイングじゃないといけない。僕は70%ほどの力感で振り、7番アイアン以下ならピンをデッドに狙う自信がある。 繰り返しになるが、胸と手が同じ動きをするよう常に心がけている。胸が止まって手が動くと、クラブヘッドの運動量が大きくなって球が曲がる。できれば右肩のあたりを固めて打ちたいと思っている。マシンのように機械的に打ちたいけれど、飛距 木下稜介のアイアン 手首を使わず、飛ばさず「運ぶ」
木下稜介のFWウッド、傾斜地からは力感落として安全に ゴルフ 5月19日 ドライバーは払うイメージ、アイアンは打ち込むイメージで打つ。フェアウエーウッドとなると、打ち込むイメージのほうが強い。ロフトが立って飛距離が出るし、球の曲がりも少ない。ボールを押す感じでフェースコントロールしやすく、ラインを出せる。 僕のクラブ構成は1、3、5番ウッドにアイアンが3番から。3番ウッドは260ヤード、5番ウッドだと245ヤードが目安だ。ユーティリティー(UT)は、今は入れていない。 木下稜介のFWウッド、傾斜地からは力感落として安全に
木下稜介のドライバーショット、イメージはハンマー投げ ゴルフ コラム 5月12日 ドローヒッターなので、ドライバーのボール位置は一般的な左かかと線上より、やや内側。アイアンに比べ左に置く分、右肩が前に出やすいから気をつけている。右肘が突っ張ると右肩がかぶるので、右肘をやや曲げ、右肩を少し下げる感じで構えている。全ショットに共通することだが、アドレスはすごく大事だ。 身も蓋もないけれど、「飛ばし」は持って生まれた才能。とはいえ、パー5でバーディーをとる確率を高めるためにも飛距離 木下稜介のドライバーショット、イメージはハンマー投げ
木下稜介のダウンスイング 踏み込み、膝を使い振り抜く ゴルフ コラム 4月28日 スイングで最も大切なのは手と胸が同じ動きをして、同調することだ。特にアイアンは飛ばすクラブじゃないので、胸と手が一緒に動けば、フェース面を保ちやすい。僕はトップから、左肩のラインを意識。ラインより手が前に出ないようにクラブを下ろすイメージを常に持っている。手だけが先に走ると、どうしてもカット軌道になりがちだ。 テークバックの始動は足から。「静」から「動」は難しいが、一回左へ踏み込んでから右にクラ 木下稜介のダウンスイング 踏み込み、膝を使い振り抜く
木下稜介のアドレス 膝と胸のラインを真っすぐに ゴルフ コラム 4月21日 アドレスはゴルフの基本、かなり大事だ。僕の場合、悪くなるとどんどん右を向いてしまう。ドローヒッターなので目標よりやや右を向いて構えるのだが、球をつかまえたくて右を向きすぎて引っかけ、左へのミスが出がち。コーチに「右を向いてる」と言われても、感覚がずれているので自分ではなかなかわからない。練習用スティック棒を置いてチェックしている。 体が回りやすいので、つま先はオープン気味に構えている。ただ、膝と 木下稜介のアドレス 膝と胸のラインを真っすぐに
木下稜介のグリップ 「左手の下2本をしっかり」 ゴルフ コラム 4月14日 ゴルフを始めたときから、グリップはオーソドックスなオーバーラッピング。ベースボールやインターロッキングも練習で試したことはあるが、感覚が違いすぎてダメだった。オーバーラッピングで右手小指を左手の中指と人さし指の間に置いて握るとしっくりくる。 昔は飛ばそうと思ってフックがきつかったが、飛距離アップ、成長とともに直し、今はほぼスクエアに近い。クラブがぶれないよう、両手の下3本(中指〜小指)はある程度 木下稜介のグリップ 「左手の下2本をしっかり」
トレーナーの力 木下稜介、肉体改造でツアー初Vを手に ゴルフ コラム 4月7日 2021年6月の日本ツアー選手権森ビル杯(茨城・宍戸ヒルズCC)で待望のツアー初優勝をつかんだ。最終日を首位発進。「4打差があって勝てなかったら2度と勝てない」と思い、むちゃくちゃ緊張していた。用心していたのに1番で右林にティーショットを曲げ「きょうはヤバい」。 だがラッキーなことにボールはピンが見えるところにあった。第2打をグリーン右手前ラフまで運び、アプローチを40センチに寄せてパーで切り抜 トレーナーの力 木下稜介、肉体改造でツアー初Vを手に
苦闘の4年間 木下稜介、下部ツアー優勝が自信に ゴルフ コラム 3月31日 2014年、プロ初戦となる下部ツアー後、東建ホームメイト杯でツアーデビューしたものの、あえなく予選落ちした。最終予選会を3位で通過したから「(賞金)シードくらい取れるかな」と考えていたが、プロの世界をちょっと甘くみていた。強い風とグリーンの硬さ、速さに「こんなにセッティングが違うのか」と痛感させられた。「この風でどうやってアンダーであがれるの?」と衝撃を受けた。 福島の試合で2位に入り「これでい 苦闘の4年間 木下稜介、下部ツアー優勝が自信に
プロ転向 木下稜介「いつか石川遼や松山英樹のように」 ゴルフ コラム 3月24日 2007年5月、高校の練習場のテレビで見た石川遼選手のツアー優勝は衝撃的だった。全身しびれながら画面に食いついていた。プロの試合で勝つなんて。「マジか」。すごいとしか言いようがない。 香川西高時代は香川県ジュニアで優勝したくらいで、目立った成績がなかった僕だが、スーパースターの遼に憧れ、「もしかしたらこの先、自分もプロになれるのでは」と思え、背中を押された気がする。彼の〝同級生〟で本当に良かった プロ転向 木下稜介「いつか石川遼や松山英樹のように」