サッカー日本代表、将来見据え育成年代の国際交流再開へ サッカー コラム 5月19日 サッカーの日本代表は関係する多くの方々の協力を得て、なんとかワールドカップ(W杯)カタール大会のアジア最終予選を完走できた。6月にはブラジルなど海外から代表チームを招いて国際親善試合も行う。そして新型コロナウイルスの影響でここ2、3年、満足に国際交流ができずにいたアンダーエージの選手たちも、ようやく戦いの渦の中に本格的に戻れそうだ。 まず、2024年のパリ五輪を目指す21歳以下(U-21)日本代 サッカー日本代表、将来見据え育成年代の国際交流再開へ
サッカーW杯、飛躍の好機に 歓迎すべき組み合わせ サッカー コラム 4月21日 日本時間の4月2日、サッカー・ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選(ドロー)が開催国のカタール・ドーハで行われた。その模様は日本にもNHKで生中継され、私は解説者として番組に参加した。そして日本の対戦相手がE組のドイツ、スペインに決まると率直なところ、「悪くないグループだ」という感想を持ったのだった。 チャレンジ精神をかき立てられる E組の残り1チームは6月の大陸間プレーオフの勝者(コスタリカ サッカーW杯、飛躍の好機に 歓迎すべき組み合わせ
森保一監督の見事なマネジメント 土俵際からW杯出場へ サッカー コラム 3月29日 見事な森保一監督のチームマネジメントだった。2021年9月に始まったサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で日本代表は出だしの3戦で2敗し、いきなり土俵際に追い詰められた。そこから粘り強く戦って、6連勝で7大会連続の本大会出場を決めた。その日本の足取りを振り返るとき、チームを率いた森保監督の手腕をたたえずにはいられない。 最終予選全体を通して見ると、転機になったのは1勝2敗で 森保一監督の見事なマネジメント 土俵際からW杯出場へ
歴史的な「冬のW杯」の1年 サッカー界、暦の再構築を サッカー コラム 2月24日 2月18日にサッカーJ1リーグが開幕した。今季のポイントに、いつもとは違う圧縮された日程を各チームがどう乗り切るかがある。そこからカレンダーの在り方そのものに目が向けられ、日本サッカーにとってどんな日程を組み立てていくことがさらなる発展につながるのか、本格的な議論が始まる1年になればいいと考えている。 日程が圧縮された理由は、2022年の11月21日から12月18日にかけてカタールでワールドカッ 歴史的な「冬のW杯」の1年 サッカー界、暦の再構築を
青森山田の高校サッカーV プレミアリーグの意義再認識 サッカー コラム 1月13日 1月10日に決勝(東京・国立競技場)が行われた全国高校サッカー選手権で青森山田が3度目の頂点に立った。節目の第100回大会を制した青森山田も、敗れた大津(熊本)も、ともに「高円宮杯U-18プレミアリーグ」に属するチームだった。プレミアという名称のとおり、ユース年代最高峰のこのリーグで磨かれないと「高校日本一」になるのは難しい。そんなことが、あらためて示されたように思う。 ■短期決戦型でなく実力伯 青森山田の高校サッカーV プレミアリーグの意義再認識
もっといいサッカー選手へ 人の成長を見つめる喜び サッカー コラム 12月16日 川崎の2連覇で幕を下ろした2021年のJ1リーグ。武運つたなくJ2に降格した仙台のようなクラブがあれば、12年ぶりのJ1昇格という悲願を遂げた京都のようなクラブもある。長年にわたり活躍した大久保嘉人(C大阪)、阿部勇樹(浦和)らリーグの「顔」と呼べる選手の引退もあった。彼らの前途には、明るい未来があることを祈らずにはいられない。 仙台のJ2降格で、09年から灯(とも)し続けてきた東北勢の火がJ1 もっといいサッカー選手へ 人の成長を見つめる喜び
W杯見えてきたサッカー日本 アウェー2連戦の試練克服 サッカー コラム 11月18日 サッカー日本代表が試練のアウェー2連戦を乗り越えた。2022年にカタールで開かれるワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本は11日のベトナム戦(ハノイ)、16日のオマーン戦(マスカット)をともに1-0で勝利した。これで年内に予定された6試合をすべて消化、3連勝で通算成績を4勝2敗の勝ち点12とし、B組2位に浮上した。 9月2日(大阪・吹田)のオマーン戦で0-1の黒星スタートを切った時はどうなる W杯見えてきたサッカー日本 アウェー2連戦の試練克服
サッカー日本代表、警戒すべき「円熟の落とし穴」 サッカー コラム 10月21日 「一つの試練を乗り越えた」。10月12日に埼玉スタジアムで行われた2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で、サッカー日本代表がオーストラリアに勝った直後の率直な感想である。 3連勝でB組トップを走るオーストラリアに勝てたのは森保一監督とスタッフ、選手が一丸になって戦えた証しだったと思う。日本サッカーの大命題であるW杯のベスト8以上をカタール大会で目指す上で、ターニングポイント サッカー日本代表、警戒すべき「円熟の落とし穴」
100年を紡いだ日本サッカー 先人に感謝、未来へ決意 サッカー コラム 9月23日 まさに「過去への感謝、未来への決意」というコンセプトどおり。1921年9月10日に創立された日本サッカー協会(JFA)は、節目の100周年を祝う式典を100年後の同じ日に千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで行った。サッカーという競技を日本に根付かせた先人たちの努力と労苦に感謝し、同時にそれを継承し発展させていくことの責任の重さと喜びをかみ締める一日になった。 2021年元日の天皇杯サッカー決勝を 100年を紡いだ日本サッカー 先人に感謝、未来へ決意
五輪サッカーの悔しさ、W杯予選の推進力に変えて Tokyoオリパラ サッカー コラム 8月26日 オリンピックのようなスポーツイベントが終わると、決まってレガシー(遺産)の話になる。自分の限界を超えようとするトップアスリートの覚悟や不屈の精神には、それを見る子供たちの心に染み入る刺激があると思う。57年ぶりに東京で開かれたオリンピックも、現在進行中のパラリンピックも、そうやって未来に向けてまかれる種子がある。それもまた目に見えないレガシーといっていいのではないだろうか。 今回のオリンピックも 五輪サッカーの悔しさ、W杯予選の推進力に変えて