ホッケーで描くまちづくり 大井競技場を「聖地」に Tokyoオリパラ コラム サッカー 2月14日 「品川区×ホッケー」というプロジェクトに今、関わっている。この夏の東京五輪・パラリンピックでホッケーの開催会場になる品川区の大井の競技場を、ラグビーにおける秩父宮のような、ホッケーの聖地にできないか。そんな思いから動き始めたものである。 プロジェクトの中心にいるのは日本ホッケー協会の坂本幼樹事務局長だ。坂本事務局長は邦銀から外資系のバンカーになり、さらにJリーグなどが音頭を取ってスポーツ経営人材 ホッケーで描くまちづくり 大井競技場を「聖地」に
先進的な手法を導入 「見える」プロ野球の経営努力 コラム サッカー 12月31日 私はオンラインサロンを中心に様々なスポーツビジネス人材育成プログラムを提供しているスポーツビジネスアカデミー(SBA)の理事をしているのだが、コロナ禍の今年は約300人の会員との交流はウェブ上でのセミナー「ウェビナー」が専らで、先日のイヤー・エンド・パーティー、早い話が忘年会もオンラインでの開催となった。 サロンの会員は30代、40代が多く、半数近くは一般企業で働くビジネスマンだ。サロンに集う人 先進的な手法を導入 「見える」プロ野球の経営努力
欧州スーパーリーグ構想に思う 日本の世界戦略 11月1日 またぞろというか、10月下旬に英国から「欧州スーパーリーグ構想」のニュースが飛び込んできた。大昔から浮かんでは消え、消えたと思ったら蒸し返される"幽霊"のような話。今回はそこにコロナ禍が絡んでいるように思え、ミステリーの度合いは深まる。 どこまでが本当なのかよく分からないが、英国発の報道によると欧州の5大リーグ(イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス)の12以上のビッグクラブが、20 欧州スーパーリーグ構想に思う 日本の世界戦略
大会再開の動き、国内外で 東京オリパラ開催に希望も Tokyoオリパラ 9月18日 コロナ禍にあっても懸命にリーグや大会を実施する競技が国内でも国際レベルでも少しずつ増えてきている。日本ならプロ野球やJリーグ、大相撲などがそうだ。海外でも先ごろ、テニスの全米オープンがさまざまな制約の下で行われ、大坂なおみが女子シングルスで優勝した。そうした活動の先に、私は、来年の東京オリンピック・パラリンピック開催という希望の灯を見ている。 最近、2つの興味深い日本サッカー界に関するニュースが 大会再開の動き、国内外で 東京オリパラ開催に希望も
税制優遇措置を得たJリーグ 三方良しの制度設計を 7月24日 コロナ禍にあえぐスポーツ界にあって、6月に報じられた、Jリーグを構成するJクラブの親会社に、ある税務上の特例を認めるというニュースは朗報だった。興行的な価値のみならず、スポーツの社会的な価値が公に認められてきた証しとして。これからは、そのメリットをスポーツ界全体に広げていくスキームが必要になるのだろう。 その特例は、これまでプロ野球球団の親会社にだけ許されたものだった。1954年に出された国税庁 税制優遇措置を得たJリーグ 三方良しの制度設計を
逆風を追い風に ポストコロナのシナリオ Tokyo2020 新型コロナ 6月2日 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)にあえぐスポーツ界にとって、5月16日にブンデスリーガ(ドイツのプロサッカーリーグ)が再開したことは久しぶりの明るいニュースだった。ここから少しずつ良い方向に風向きが変わってくれたらと願う。 抑え込んだといえる状況には程遠いが、新型コロナとの付き合い方を学びながら徐々に次のフェーズに移行しつつある印象がある。ひと言で表すなら「人命最優先」から「命 逆風を追い風に ポストコロナのシナリオ
「皆がサバイブ」原則に コロナ禍、痛み分かち合う 4月21日 新型コロナウイルスの感染拡大で日常の活動が厳しく制限される日々が続く。スポーツ界も例外ではなく、最大の商品である、あらゆる競技の試合が世界的規模で開催できていない。こんな事態は第2次世界大戦後、おそらく初めてのことだろう。 天変地異も日常に大きな打撃を与えるけれど、被害の大きさが確定した段階である程度、先の見通しは立つ。新型コロナ禍は今のところ終息の時期も形も不透明なまま。そういう中で、アスリー 「皆がサバイブ」原則に コロナ禍、痛み分かち合う
「するスポーツ」推進役に鉄道会社の潜在力 3月12日 日本で大人がスポーツをしようとするとき、最大のネックは場所がなかなかないことだろう。 日本の競技団体はスポーツを「する」ことに関してリソースのほとんどを、学校に通う子供や少年少女を対象とする普及に振り向けているように思う。そもそも日本では「するスポーツ」の入り口として、学校教育の一環で整備されてきた「部活」が存在してきた。勉強をする場所のすぐ近くで多くの若者がスポーツの練習もできるのは、この仕組 「するスポーツ」推進役に鉄道会社の潜在力
1回り年下の「先輩」、豪州サッカー協会CEOに 1月22日 私の仕事仲間がこのほど、オーストラリア・サッカー協会(FFA)のチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)に就任した。名はジェームス・ジョンソンという。私とは「肝胆相照らす仲」のジェームスがオーストラリア・サッカー界のかじ取りを任されたことを、一人の友人として、とても誇らしく思っている。 同国のアンダーエージの代表経験があるジェームスはプロのサッカー選手として大成したわけではないが、引退後のキ 1回り年下の「先輩」、豪州サッカー協会CEOに
ラグビーのプロ化、「言語」の違いを乗り越えろ 11月19日 ワールドカップ(W杯)開催が成功裏に終わり、追い風が吹く日本のラグビー界。次の大きなテーマは国内で頂点に位置するトップリーグのプロ化になるようだ。W杯の成功とどうリンクさせ、装いを新たにするのか。にわかラグビーファンならずとも気になるところである。 日本に国際的なラグビーリーグをつくる。なんと素晴らしい構想だろう。 乱暴にいうと、今のラグビー界は、1990年代前半のグローバル化する前のサッカー界 ラグビーのプロ化、「言語」の違いを乗り越えろ