イビチャ・オシム氏が教えてくれた、勝利より大きなもの Think! サッカー 5月3日 ウクライナの悲しいニュースに接して、サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムさんの顔をなんとなく思い浮かべていた。消滅してしまったユーゴスラビアで代表監督を務め、ユーゴ内戦の戦火の中を生きた名将はいまの世界をどう見ているのか、と。そのオシムさんが亡くなった。 オシムさんの言動はどこかなぞめいていた。2005年、千葉の監督としてJリーグのカップ戦を制したオシムさんは選手からの胴上げを辞退した。喜ぶ イビチャ・オシム氏が教えてくれた、勝利より大きなもの
インドネシアに金脈あり J2東京Vが中心選手を獲得 サッカー コラム 2月17日 この春、インドネシア出身のJリーガーが誕生する。Jリーグ2部の東京Vに同国代表のプラタマ・アルハン(20)が加入。東京Vは戦力としての期待とともに、これを機にインドネシアで認知を広め、アジア市場を開拓したい考え。東南アジアから日本への選手の流入が促され、アジアとJリーグを結ぶ動脈がより太くなるか、注目される。 インスタフォロワー300万人 近年、タイやベトナムなど東南アジア諸国連合(ASEAN) インドネシアに金脈あり J2東京Vが中心選手を獲得
充実期の神戸、V争い常連&アジア制覇へ勝負 サッカー コラム 2月16日 Jリーグ2022年シーズンが18日に幕を開ける。5年で4度の優勝、常勝軍団の名をほしいままにする川崎の3連覇を阻むチームは現れるのか。西の横綱たる充実期を迎えた神戸か、あるいは横浜Mや浦和など関東勢が待ったをかけるのか。有望勢力の臨戦態勢を紹介する。 昨季はチーム史上最高のリーグ戦3位となり、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)への出場権を手にした神戸。今季はクラブスローガンに掲げる「アジアナ 充実期の神戸、V争い常連&アジア制覇へ勝負
フル代表「インターン」で鍛錬 サッカーのパリ五輪世代 サッカー コラム 2月5日 サッカーのワールドカップ(W杯)出場をかけて最終予選を戦っているメンバーが日本代表の本隊とすれば、後々そこへ割って入りそうな育成年代は代表の予備隊ともいえる。1月の国内組による代表候補合宿では2024年パリ五輪出場をうかがう代表のタマゴたちも招き入れられ、インターンさながらに実地訓練でフル代表の基準を学んだ。 1月17日から5日間の候補合宿にはともに20歳のMF荒木(鹿島)、DF西尾(C大阪)が フル代表「インターン」で鍛錬 サッカーのパリ五輪世代
クラブの「企業価値」磨け 世界視野に商機探る サッカー 1月19日 アジアのほとんどでサッカーは人気ナンバーワンのスポーツで、日常にサッカーがあるという意味なら日本以上の国はいくらでもある。 マレーシアに元鹿島の本山雅志が所属するクランタン・ユナイテッドというクラブがある。ここを支援するマレーシアヤクルトの濱田浩志社長も、サッカーの持つパワーに驚いた一人だ。同社長の悩みはマレーシアの人口の7割近くを占めるマレー系のイスラム教徒の間で販路がなかなか開拓できないこと クラブの「企業価値」磨け 世界視野に商機探る
第2のチャナティップ探せ Jのアジア戦略、新時代へ サッカー コラム 1月18日 サッカーのJリーグがアジア戦略室(現アジア室)を設けたのは2012年1月のこと。それから10年の間にタイを皮切りに東南アジア7カ国のプロリーグとパートナーシップ協定を結び、アジアの成長をJの隆盛につなげようとしてきた。当初はプロ化に成功したJリーグがリーグやクラブ運営のノウハウを伝授する格好だったが、今はより双方向の関係にシフトしている。 Jリーグ王者の川崎は昨年12月、ベトナム・ビンズン省の新 第2のチャナティップ探せ Jのアジア戦略、新時代へ
なでしこを発信力ある「強いチーム」に 池田監督語る サッカー コラム 1月1日 昨年10月に女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」監督に就任した池田太監督(51)は、2023年女子ワールドカップ(W杯)へと続くこの1年を、「なでしこを発信力のあるチームにしていく」ための積み上げと成長の1年にすると決意を新たにしている。 東京五輪を8強で終え、仕切り直す女子代表を託された。20歳以下(U-20)女子代表をW杯優勝に導き、チームを一つの方向へ向かわせる手腕には定評がある。新し なでしこを発信力ある「強いチーム」に 池田監督語る
日本サッカーのモデル、W杯でみせる 森保監督語る サッカー コラム 1月1日 日本サッカー界にとってワールドカップ(W杯)イヤーの2022年は、世界における立ち位置を測る4年に一度の勝負の年といえる。日本代表の森保一監督(53)は出場権をつかむための最終予選に全力を注ぎつつ、世界で勝つための「日本サッカーのプレーモデル」の構築を思い描いている。 目の前の勝った・負けたで忘れられがちだが、日本のゴールはW杯に出場することではない。まだ見ぬW杯ベスト8へたどり着くため、世界に 日本サッカーのモデル、W杯でみせる 森保監督語る
みてみたい「フーテンのカズさん」 サッカー コラム 12月24日更新 Jリーグ横浜FCのカズこと、三浦知良の去就が注目されている。来年2月で55歳になるというのに、出場機会を求めて移籍の意思を示すと8クラブから「ぜひウチに」と声がかかるのだから、奇観と言って差し支えないだろう。 オファーする側の思惑はさまざまなのだろう。選手としての力だけでなく、集客や集金に役立つと考えるクラブもあるのかもしれない。しかしそれは複雑にビジネス化したプロスポーツの世界では、どんな選手 みてみたい「フーテンのカズさん」
スポーツ界、人事のあるべき形とは 村井チェアマン語る サッカー コラム 12月22日 Jリーグの村井満チェアマン(62)が2022年3月末で4期8年の任期を終える。1月末にも決まる次期チェアマンは、現職役員を除く役員候補者選考委員会(クラブ社長らなどで編成)が候補者を選考・推薦し、村井チェアマンは関与しない。これはスポーツ団体のトップ選びのあるべき形を、村井チェアマンなりに模索し「一石を投じよう」と整えたもの。スポーツ団体の人事や組織のあり方について、退任を前に語った。 誰が自分 スポーツ界、人事のあるべき形とは 村井チェアマン語る