複雑なサッカーを整理 「岡田メソッド」で能動的に 守・破・離への道(岡田武史) 12月19日 2014年11月にFC今治のオーナーになってから、ひとまずのターゲットとして見据えてきたJ3昇格を、今季の日本フットボールリーグ(JFL)で3位になり、ついに果たすことができた。15年に四国リーグで優勝、17年からJFLに戦いの舞台を移し、3シーズンを過ごしてやっと手にしたJリーグへのチケット。これまでクラブを支えてくれた方々にあらためて感謝と御礼を申し上げたい。 喜びの余韻に浸る暇もなく、今は 複雑なサッカーを整理 「岡田メソッド」で能動的に
AI時代の人間性復活 スポーツが最後の砦に 守・破・離への道(岡田武史) 5月24日 人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)が生活の隅々に及ぶ未来の社会において、スポーツはいかなる価値を持つのか。今回はそんなことを読者の皆さんと一緒に考えてみたい。 3月17日に開幕した第21回日本フットボールリーグ(JFL)は第7節まで進行し、私がオーナーを務めるFC今治は3勝4分け1敗の勝ち点13で現在16チーム中8位につけている。スタッフ、選手一丸になって今季こそ悲願のJ3昇格を果たしたい AI時代の人間性復活 スポーツが最後の砦に
FC今治、J3昇格へ来季は失敗許されぬ 守・破・離への道(岡田武史) 12月26日 日本フットボールリーグ(JFL)からJリーグ3部(J3)への昇格を目指した2018年シーズン、私がオーナーを務めるFC今治は年間順位5位に終わり、目標を達成できなかった。負け惜しみととられるかもしれないが、今はこれでよかったのだと前向きに受け止めている。 今年はどんなことがあっても、J3に昇格しなければならないと強く思っていた。でないと、スポンサーにもファンにも見限られるだろう。そんなプレッシャ FC今治、J3昇格へ来季は失敗許されぬ
FC今治、宿願のJ3昇格へ勝負の年 守・破・離への道(岡田武史) 5月28日 私がオーナーを務めるFC今治は2年目の日本フットボールリーグ(JFL)を戦っている。3月11日に開幕したファーストステージは第10節(5月20日)を終えた時点で4位(5勝2分け3敗の勝ち点17)にいる。今年はなんとしても宿願のJ3昇格を果たさなければならない。 JFLはファーストとセカンド(7月7日開幕)の2ステージ制で争われる。各ステージとも16チームが1回戦総当たりを戦って、各ステージの優勝 FC今治、宿願のJ3昇格へ勝負の年
クラブ経営 課題に直面 実り多き節目の1年 守・破・離への道(岡田武史) 12月31日 2017年が終わろうとしている。愛媛のFC今治のオーナーになって3シーズン目の今年、ターゲットにしていたJリーグ3部(J3)昇格は果たせなかった。それでも、新スタジアムの開場や自分自身にいろいろな気づきがあって、実りの多い1年だったと思っている。 FC今治のオーナー業に加えて、日本サッカー協会副会長としていろいろやらなければいけないこともあり、体がいくつあっても足りない、目の回るような1年だった クラブ経営 課題に直面 実り多き節目の1年
複合型スタジアムへどんどん膨らむ「妄想」 守・破・離への道(岡田武史) 4月10日 今、私が没頭していることの一つに、付帯施設を備えた複合型スマートスタジアムの今治市(愛媛県)での建設計画がある。少子高齢化や人口減社会など、何かと暗い話題に縁取られがちな地方都市の未来を明るく照らすものとして、スポーツを街づくり全体の軸に据えたらどうか、その活動の拠点に、いまだかつて日本にはなかった複合型スタジアムを持ってきたらどうか。そんな大望を実現させるための方途を必死になって探している。 複合型スタジアムへどんどん膨らむ「妄想」
FC今治、JFL昇格 成長促した1年目の挫折 守・破・離への道(岡田武史) 11月30日 私がオーナーに就任して2年目の今季、FC今治(愛媛)は全国地域チャンピオンズリーグ(以下地域CL)を勝ち抜いて、来季は日本フットボールリーグ(JFL)で戦う資格を手にした。JFLはJリーグ3部(J3)の真下に位置する全国リーグ。オーナー冥利に尽きるとしか言いようがない喜びと同時に、Jリーグへの足がかりとなる舞台で戦うことに身の引き締まる思いでいる。 ■昨季の悔しさ胸に地域CLに照準 1試合を残して FC今治、JFL昇格 成長促した1年目の挫折
サッカーW杯最終予選、アジアの戦いは甘くない 守・破・離への道(岡田武史) 9月1日 2018年にロシアで開かれるサッカーのワールドカップ(W杯)出場を懸けたアジア最終予選が9月1日から始まる。6大会連続出場を目指す日本の周囲には「出ること自体は当たり前」みたいな空気が漂っているらしい。W杯予選を監督として2度戦った経験からいわせてもらうと、アジアの戦いはそんな甘いものではない。 ■過去の予選、何度も薄氷踏む思い 組分けを見れば、イランや韓国と違うグループになったのはよかったといえ サッカーW杯最終予選、アジアの戦いは甘くない
今治からチャレンジする若者育てたい 守・破・離への道(岡田武史) 6月29日 サッカーの四国リーグは既に折り返し地点を過ぎ、私がオーナーを務めるFC今治は10戦全勝と順調に白星を重ねている。今は中断期間に入っていて8月からリーグは再開するが、残り4試合もしっかり勝ち切って日本フットボールリーグ(JFL)昇格に弾みをつけたいと思っている。 4月に取締役だった矢野将文がFC今治の新社長となり、私は会長に退いたけれど、日本サッカー協会の副会長職を拝命したこともあって相変わらず東 今治からチャレンジする若者育てたい
FC今治、JFL昇格へ正念場のシーズンが始まる 守・破・離への道(岡田武史) 4月2日 FC今治のオーナーになって2年目の今年は私にとってもクラブにとっても正念場のシーズンになる。4月3日には四国リーグがいよいよ始まる。昨シーズンは逃したJFL(日本フットボールリーグ)昇格を今シーズンは絶対に果たすつもりでいる。 ■現場寄りのポジション、CMOに就任 昇格を期した今季、私は昨季までと違った立場でトップチームに関わることになった。次の株主総会で社長を退いて代表権を持った会長になる一方、 FC今治、JFL昇格へ正念場のシーズンが始まる