米大リーグ、トレード期限最大勝者はパドレスら3チーム MLB コラム 8月8日 例年話題豊富なMLBのトレード期限は今季も動きの激しいものになった。8月2日に設定されたデッドライン前、2022年の世界一を目指す強豪チームが多くのトレードを成立させ、戦力アップをもくろんだ。 今回はその中から3つの〝ウィナー(勝者)〟を選び、同時にメジャー リーグ終盤戦の戦況を占ってみたい。 今夏最大の勝者がパドレスであることに誰も異論の余地はないだろう。 気鋭のAJ・プレラーGMに率いられた 米大リーグ、トレード期限最大勝者はパドレスら3チーム
沢村拓一、メジャー2年目好調の理由は準備と心にあり MLB 7月25日 「自分がコントロールできるのはボールを離すまで。『ボールが離れてからの結果は知らねえよ』っていうくらいの気持ちでいます。アウトコースにきっちり投げても打たれる世界なんだから、それくらいの気持ちで投げたい」 落ち着いた表情でそんなきっぷのいいことを語る沢村拓一の姿からは、メジャー2年目の成熟と充実が感じられた。34歳の右腕に必要以上の高ぶりは感じられない。こういった姿勢が、今季の沢村の安定感につな 沢村拓一、メジャー2年目好調の理由は準備と心にあり
大リーグ、ロボット審判導入とスポーツギャンブルの関係 大谷翔平 MLB 7月14日 米大リーグは早ければ2024年シーズンから、ストライクとボールを自動的に判定する「ロボット審判」のシステムを導入しようとしている。誤審防止や試合の時短効果などを期待してのことだが、18年の解禁以降、米国に大きな収益をもたらしているスポーツギャンブルとロボット審判との関わりについて、スポーツライターの丹羽政善さんに寄稿してもらった。 大谷翔平(エンゼルス)は今季、見逃し三振が25個もあり、これはリー 大リーグ、ロボット審判導入とスポーツギャンブルの関係
2年連続球宴の大谷翔平、アルバレスとDH競演に注目 大谷翔平 MLB コラム 7月11日 「昨年も楽しかったので、今年も楽しみに頑張りたい。(ファン投票で多くの得票を集めての選出は)すごいうれしいですし、もっともっと励みに頑張りたいなという気持ちにさせてもらえます」 2年連続での〝夢の球宴〟へのスタメン出場が決まった7月8日――。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が残した言葉はシンプルだったが、実感がこもって響いてきた。大谷本人は「投票の内容はチェックしていなかった」というが、まれに 2年連続球宴の大谷翔平、アルバレスとDH競演に注目
早くも独走状態ヤンキース 投打充実で「悪の帝国」復活 MLB コラム 6月14日 ニューヨーク・ヤンキースが久々にかつて〝悪の帝国〟と称されたチームらしい強さを発揮している。6月12日、シカゴ・カブスに18-4と大勝した時点で44勝16敗。直近の12戦中11勝と勢いは止まらず、すでに2位のトロント・ブルージェイズに8.5ゲーム差をつけた。 勝率(.733)、得失点差(+127)、ホームラン数 (98)、長打率(.434)、チーム防御率(2.84)などすべてメジャー1位。長い歴 早くも独走状態ヤンキース 投打充実で「悪の帝国」復活
好スタートのカブス鈴木誠也、三振恐れずスタイル貫く MLB コラム 5月2日 シカゴ・カブスに入団した鈴木誠也がメジャーリーグで好スタートを切っている。開幕から6試合連続安打と序盤戦は絶好調。特に4月11日からの開幕2週目は6試合で打率.412、3本塁打、5打点と打ちまくり、ナ・リーグの週間MVPを初受賞した。 「野球をやれていることがすごく楽しいし、毎日、毎日課題が出ることっていうのが自分の中でうれしい。すごくいい日々を送れていると思います」 春季キャンプ中にそう述べて 好スタートのカブス鈴木誠也、三振恐れずスタイル貫く
大谷だけじゃない 充実の日本人メジャー選手に期待 MLB 4月4日 米メジャーリーグの2022年シーズンは現地7日に開幕する。日本人選手では昨季、超人的な活躍でア・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平、5年8500万ドルという大型契約でシカゴ・カブスに入団した鈴木誠也という2人のプレーが最大の見どころとなるのだろう。 ただ、注目すべきはこの2人だけではない。他にも所属チームの主力を担いそうな選手が数多くおり、22年は日本人メジャ 大谷だけじゃない 充実の日本人メジャー選手に期待
鈴木誠也、数年後リーダーに 再建途上の名門球団が期待 MLB コラム 3月21日 鈴木誠也はメジャー屈指の名門球団シカゴ・カブスへ――。3月16日、プロ野球広島の鈴木がカブスと合意したと聞いて驚いたファン、関係者は多かっただろう。今オフ、走攻守の三拍子がそろった鈴木は大リーグで〝人気商品〟になり、大げさではなく大規模な争奪戦が巻き起こったが、契約直前までパドレスが大本命とみられていた。 「パドレスにとっていい方向にいっているように思える」 13日、交渉の内情を知るある球界関係 鈴木誠也、数年後リーダーに 再建途上の名門球団が期待
先行き見えない大リーグ ファン離れ招く、銭闘の長期化 MLB コラム 2月21日 2022年のメジャーリーグは開幕が遅れる危機にさらされている。 昨年12月1日限りで満了した労使協定の交渉が難航し、その翌日からロックアウトに突入。以降、メジャーリーグでは1994年のストライキ以来となる活動停止期間には、終わりが見えてきていない。 度重なる交渉は不調に終わり、リーグ(MLB)側が要請した政府仲介策も2月4日に選手会側が拒否。2月17日にニューヨークで行われた通算6度目の交渉でも 先行き見えない大リーグ ファン離れ招く、銭闘の長期化
ジーターも抜いた 168cmの「巨人」アルテューベ MLB コラム 11月1日 ワールドシリーズで、身長168cm(公称)の〝小さな巨人〟 ヒューストン・アストロズのホセ・アルテューベが大舞台での強さを発揮している。 10月27日、本拠地ミニッツメイド・パークで行われたシリーズ第2戦で、アルテューベは1本塁打1二塁打の大活躍。アトランタ・ブレーブスを7-2で下し、シリーズを1勝1敗のタイに戻す立役者となった。 「プレーオフで数字は関係なく、大事なのは勝利だけ。20打数0安打 ジーターも抜いた 168cmの「巨人」アルテューベ