大谷翔平のスイーパーは「浮き上がる」 科学の目で証明 大谷翔平 MLB コラム 6月5日 4月下旬の記事で、大谷翔平(エンゼルス)のスイーパーが他の投手が投げるスイーパーとどう違うのかをデータでたどった。 横の変化量だけなら、大谷よりも大きなスイーパーを投げる投手もいる。しかし、大谷ほど多投し、打者が振ったときにバットがボールの下をくぐるような軌道の球を投げる投手は他に見当たらない。つまり、〝浮きながら曲がる〟という錯覚を生じさせている。 捕手のチャド・ウォラック(エンゼルス)もこう 大谷翔平のスイーパーは「浮き上がる」 科学の目で証明
大谷翔平、データの不利くつがえしたメキシコ戦の1球 大谷翔平 WBC MLB コラム 5月8日 3日、大谷翔平(エンゼルス)とラーズ・ヌートバー(カージナルス)が対戦。侍ジャパンでチームメートだった2人の顔合わせには、ヌートバーのペッパーミル・グラインダーのパフォーマンスを、大谷が「遠慮なくやろうよ」と後押しして日本でもはやった――。あるいは、大谷がヌートバーに時計をプレゼントし、次のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に米国代表として出場したら、返してもらうと伝えた――といったサ 大谷翔平、データの不利くつがえしたメキシコ戦の1球
大谷翔平の代名詞となった魔球「スイーパー」を深掘り 大谷翔平 Think! MLB コラム 4月24日 なにかと話題の「スイーパー」。大谷翔平(エンゼルス)の新たな代名詞となりつつあるが、簡単にいってしまえば通常のスライダーよりも横の変化量が大きいことが定義の一つ。ただ、もうちょっと奥が深い。そもそも変化量だけなら、大谷よりも大きく曲がるスイーパーを投げる投手もいる。大谷のスイーパーには、彼にしかない特徴があるからこそ、「魔球」なのである。 話を進める前に、簡単にスイーパーの基礎知識を。まず、決し 大谷翔平の代名詞となった魔球「スイーパー」を深掘り
大谷翔平の美しいスイング軌道、ボールを線で捉える 大谷翔平 MLB コラム 4月10日 「ウォー、なんて美しいんだ」 昨季、打率.281、23本塁打とブレークしたエンゼルスのテーラー・ウォードにある映像を見せると、まるで子供がお気に入り選手のベースボールカードを引き当てたときのように目を輝かせた。 「これは翔平の? いつ打ったやつ?」 今年から大リーグ公式ページMLB.COMの「Gameday」では、ホームランに限って打者のスイング軌道を映像化。オープン戦のときは、始動からコンタク 大谷翔平の美しいスイング軌道、ボールを線で捉える
WBC決勝で実現 大谷翔平とトラウト、球史に残る名勝負 大谷翔平 WBC MLB コラム 3月27日 キャンプが始まって間もないころ、大谷翔平がブルペンに入ることを聞きつけたマイク・トラウト(ともにエンゼルス)が、大谷本人に尋ねた。 「打席に立っていいか?」 もちろん、目慣らしのためだが、答えはまさかの「NO」。大谷のブルペン・セッションが終わってから球団広報と雑談していると、トラウトが「翔平が(打席に)立たせてくれなかった」と苦笑しながら横を通り過ぎていった。 その時点で大谷がWBC(ワールド WBC決勝で実現 大谷翔平とトラウト、球史に残る名勝負
大谷翔平はここからが本番 ファンの脳裏に何を刻むのか 大谷翔平 WBC Think! MLB コラム 3月13日 今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。誰がどう見ても、日本代表にとっての〝本番〟は16日の準々決勝からである。日本は1次リーグの組分けに恵まれた。 実際、最初の3試合は終盤、いずれもあと1本でコールドゲームというところまで相手を追いつめた。「勝った」というより、とどめを刺しきれなかった。 一方で、準々決勝以降の日程は、日本に不利に働く可能性がある。東京ドームでの16日の準々決勝に勝 大谷翔平はここからが本番 ファンの脳裏に何を刻むのか
「大谷翔平」から透けるWBCの矛盾 故障リスクに保険料 大谷翔平 MLB コラム 2月27日 2月中旬にキャンプインした大谷翔平(エンゼルス)。米国では今年初めてとなる16日の記者会見では去就を巡り、米国メディアから単刀直入な質問攻めを受けた。 「代理人と契約延長について話しているのか?」「フリーエージェント(FA)になるという気持ちはあるのか?」「今季のチームの成功と残留は結びついているのか?」 胸元をグイグイ攻めてくる彼らに対し、大谷は巧みにかわす。 「ネズ(・バレロ代理人)にどう 「大谷翔平」から透けるWBCの矛盾 故障リスクに保険料
大谷翔平、イチローの思いを次世代につなぐWBCに イチロー フィールド 大谷翔平 WBC MLB コラム プロ野球 1月16日 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の構想が最初に明らかとなったのは2003年のこと。しかし当初、多くの選手は参加に消極的で、大会の将来性そのものも否定的に捉えていた。 「ワールドシリーズにまさるイベントなどない」 「キャンプの時期にやるとしたら、調整を早めなければならない。無理をしてシーズンに影響が出たら、本末転倒」 「いまから、サッカーのワールドカップのような大会を、というのは無理」 大谷翔平、イチローの思いを次世代につなぐWBCに
大谷翔平のシンカー ベン・バーランダーが打ってみた 大谷翔平 MLB コラム 1月3日 大谷翔平(エンゼルス)が昨夏から持ち球に加えたシンカーとはいったい、どんな球なのか? 12月8日、シアトル郊外にあるトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」の協力のもと、「iPitch」 という球速、回転数、回転方向、変化量などを入力することで、ボールの軌道をコピーできる打撃マシンを使って、大谷のシンカーを再現。それをジャスティン・バーランダー(メッツ)の弟で、元マイナーリーガーのベン・ 大谷翔平のシンカー ベン・バーランダーが打ってみた
言葉で振り返る 大谷翔平の2022年 大谷翔平 MLB コラム 12月19日 2022年も残り僅か。大谷翔平(エンゼルス)にとって今年はどのようなシーズンだったのか。本人の言葉とともに振り返ってみたい。 今年、一番ハッとさせられたのは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とのMVP(最優秀選手)争いが熱を帯びていたシーズン終盤のこの一言だ。 「まぐれではなかったと、自分自身で自信を持てるかどうか」 9月、世間の目はジャッジがベーブ・ルースとロジャー・マリスを超え、ア・リーグの 言葉で振り返る 大谷翔平の2022年