栗山英樹監督が語った、データ野球とその先の野球 プロ野球 コラム MLB 5月22日 「わざわざアメリカから、お疲れでしょう?」 都内ホテルの控室。講演会が終わり、次の予定までの合間に侍ジャパンをワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝に導いた栗山英樹監督に貴重な時間をいただいた。 誰もが、「今回のWBCは栗山監督だから、あれだけの選手が集まった」「栗山監督だから、まとめられた」と口にするが、最初の一言にそのことがうかがいしれる。 WBC終了後、スケジュールは分刻み。疲れ 栗山英樹監督が語った、データ野球とその先の野球
バウアーとDeNA つながりはいかに生まれたのか? DeNA(野球) Think! プロ野球 コラム 5月3日 話はおよそ4年前の2019年3月8日まで、さかのぼる。 3日に来日初先発をするDeNAのトレバー・バウアー(当時インディアンズ)とアリゾナ州のキャンプ地で話していると、「11月に米大リーグ機構(MLB)のアンバサダーとして、日本と中国へ行くことになっている。自由時間もあるので、トレーニング理論やアナリティクスの活用に関して、日本の専門家らと意見交換したい。セッティングをしてもらえないか」と相談さ バウアーとDeNA つながりはいかに生まれたのか?
球史見つめて67年、ライター浜田昭八氏が読者に別れ プロ野球 関西 コラム 高校野球 4月4日 日本経済新聞で60年超にわたり、記者やスポーツライターとして野球を中心にスポーツ取材を続けた浜田昭八氏(89)のコラム「選球眼」が2月、24年間の連載を終えた。球史に残る名勝負や分岐点を現場で見届け、賛否の分かれる論点にも毅然とした主張を続けてきた浜田氏に、去来する思いを寄稿してもらった。 1956年からデイリースポーツで4年、60年に日本経済新聞へ移ってから63年。合わせて67年、スポーツ報道ひ 球史見つめて67年、ライター浜田昭八氏が読者に別れ
阪神・森下翔太、ヤクルト・吉村貢司郎ら新戦力に注目 ヤクルト(野球) 阪神(野球) プロ野球 コラム 3月29日 即戦力として開幕から先発ローテーション入りしそうなのがヤクルトのドラフト1位、吉村貢司郎(東芝)だ。東京・日大豊山高時代は3年夏の地方大会決勝で敗れ、国学院大と東芝時代に2度のドラフト指名漏れを経験した。挫折も味わってきた25歳の右腕は満を持してプロの世界に足を踏み入れる。 本拠地、神宮球場での初登板となった19日の阪神戦。一回に2安打されながら無失点で切り抜けると、二回以降は圧巻の投球だった。 阪神・森下翔太、ヤクルト・吉村貢司郎ら新戦力に注目
先輩・大谷に続け 日本ハム・矢沢宏太、二刀流に挑戦 大谷翔平 日本ハム(野球) プロ野球 コラム 3月28日 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の興奮も覚めやらぬなか、日本のプロ野球も30日にパ・リーグ、31日にセ・リーグが開幕する。今季、1年目からチームの力になる選手は誰か。注目の新人を紹介する。 ◇ WBCでは大谷翔平(エンゼルス)が最優秀選手(MVP)に輝いたが、大谷の古巣・日本ハムで先輩と同じ投打「二刀流」に挑むのがドラフト1位の矢沢宏太(日体大)だ。150キロ台の直球を投げ、打って 先輩・大谷に続け 日本ハム・矢沢宏太、二刀流に挑戦
佐々木朗希、売り上げにも貢献 ロッテ社長語る成長戦略 プロ野球 1月12日 新型コロナウイルス禍による影響がぬぐえないなか、プロスポーツはどう収益を保っていくのか。昨季、制約があるなかでも過去最高の売り上げを記録したという千葉ロッテマリーンズの高坂俊介・新社長(40)に今後の戦略を聞いた。 ――2019年の黒字後、2022年度までは3年間赤字。そのなかで明るい材料もあった。 「観客数はコロナ前の19年から10%減となったが、売り上げは過去最高だった。やはり佐々木朗希投手 佐々木朗希、売り上げにも貢献 ロッテ社長語る成長戦略
プロ野球・福留孝介、安住を嫌った首位打者 プロ野球 12月21日 近年、オフになると断食をした。数日間、口にするのは水と酵素ドリンクのみ。空腹から体の弱い部分が発するシグナルに意識を向けて鍛えたことが、良質なコンディションの維持と45歳までのプレーにつながった。 きっかけは米大リーグから日本に戻った2013年の膝の手術。当時在籍した阪神の後輩で、けがに強い鳥谷敬に日ごろの取り組みを聞くと、年に1度、断食をしているという。「じゃあ、自分も一回やってみよう」 他者 プロ野球・福留孝介、安住を嫌った首位打者
イチローさんが女子球児の心動かした本気度と金言 プロ野球 コラム 11月22日 イチローさんはどこまでもイチローさんだった――。11月3日に東京ドームで行われた、元マリナーズのイチローさんの草野球チーム「KOBE CHIBEN」と高校女子硬式野球選抜の一戦。2019年に現役生活にピリオドを打った思い出の地に現れたイチローさんは投手としてフル回転、試合後は女子球児に選手としての心構えを説いた。その姿は今も、野球を志す者にとって憧れの存在であり続けていることをうかがわせた。 イ イチローさんが女子球児の心動かした本気度と金言
三冠王・村上宗隆 「最短距離」「高め対応」で打率向上 村上宗隆 プロ野球 10月4日 100年に及ぶ日本プロ野球史で達成者はわずか8人。歴史的偉業といえる三冠王に、ヤクルトの村上宗隆が史上最年少の22歳で名を連ねた。3日のセ・リーグ最終戦では日本選手歴代最多の56本塁打も達成。記録ずくめのシーズンに花を添えた。 打率3割1分8厘、56本塁打、134打点。今季の村上は過去の三冠王達成者と比べても出色の成績を残した。 データ分析を手掛けるDELTAの算出によると、平均的な打者に比べて 三冠王・村上宗隆 「最短距離」「高め対応」で打率向上
投手王国で大混戦制す オリックス、26年ぶりリーグ連覇 プロ野球 コラム 10月4日 最終戦での逆転Vで26年ぶりのパ・リーグ連覇を果たしたオリックスは、エースの山本が2年連続の投手部門4冠に輝く圧倒的な存在感でチームをけん引した。エースに感化されたほかの先発陣も期待に応え、速球派ぞろいの救援陣を含めた「投手王国」を形成。ソフトバンクと勝率で並び、直接対決の成績で優勝が決まるという歴史的大混戦を制する原動力となった。 6月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成した山本は、徹底し 投手王国で大混戦制す オリックス、26年ぶりリーグ連覇