ヤクルト村上「全てのタイトルを」 守備改善に注力 プロ野球 コラム 1月29日 ヤクルトの村上宗隆(21)は昨季全試合で4番に座り、セ・リーグと日本シリーズを制覇したチームをけん引した。本塁打王に輝き、自身初のリーグMVPを獲得した一方、守備では三塁手としてリーグ最多の失策を記録するなど課題も残った。「守備ではゴールデングラブ賞を目指す。全てのタイトルを取りたい」。連覇を目指す新シーズンへ、攻守両面でのレベルアップを誓う。 18日、神宮球場の室内練習場にはチームメートの青木 ヤクルト村上「全てのタイトルを」 守備改善に注力
巨人の菅野、今季目標は200イニング 覚悟のキャンプへ プロ野球 コラム 1月29日 右肘の違和感などで度重なる離脱をし、2021年シーズンは自己ワーストの6勝(7敗)に終わった巨人のエース菅野智之(32)が、新シーズンでの巻き返しに向けて急ピッチで調整を進めている。「しっかり覚悟を持ってキャンプインできれば。初日からブルペンに入ろうと決めている」。今季の目標に掲げるのは200投球回。長いシーズンをフルに戦い抜くための体づくりに余念がない。 阪神・藤浪も一緒に自主トレ ポスティン 巨人の菅野、今季目標は200イニング 覚悟のキャンプへ
斎藤佑樹さんが挑んだ肘の新治療 勇気持ち、球界を思い プロ野球 コラム 1月19日 1月23日、オンラインにて「2022年第1回野球医学セミナー」が開催される。21年に引退した斎藤佑樹さん(元日本ハム)が、20年10月に右肘の内側側副靱帯を断裂した際に治療を担当したベースボール&スポーツクリニック(川崎市・武蔵小杉)の馬見塚尚孝医師と対談を行い、具体的な治療・リハビリ内容を含めた一連の経過、新たな治療法に挑んだ思いなどを語る。そのセミナーを前に、2人がオンラインでの取材に応じ、 斎藤佑樹さんが挑んだ肘の新治療 勇気持ち、球界を思い
困ったときに頼れた万能の名脇役 プロ野球・亀井善行 プロ野球 12月20日 プロ17年目の2021年シーズンは最高の形でスタートを切った。DeNAとの開幕戦。7-7の九回に代打で出ると、右越えに鮮やかなサヨナラ本塁打。ベテラン健在を印象づけたが「あれが今年一番の当たりだった」。長年酷使してきた体は悲鳴を上げていた。 昨季の後半に左脚内転筋を痛め、肉離れを起こした3カ所のまひ症状が治らなかった。左打者の軸足は「(投手との)間を取るための力が必要な部分で、ものすごく意識して 困ったときに頼れた万能の名脇役 プロ野球・亀井善行
山田慰留にサンタナ獲得 実ったヤクルトの組織改革 プロ野球 コラム 10月28日 ヤクルトの下克上はグラウンド上の努力や工夫だけでなされたわけではない。大きな役割を果たしたのが球団フロントだ。 昨年、チームの投打の中核を担う面々がこぞって国内フリーエージェント(FA)権を取得した。打線の中軸を担う山田、エースの小川、守護神の石山。低迷が続くチーム状況もあり、刺激と勝利を求めて他球団への流出が現実味を帯びていた。「環境を大きく変えたい、パ・リーグに挑戦したい気持ちもあった」。上 山田慰留にサンタナ獲得 実ったヤクルトの組織改革
12球団ワーストのヤクルト投手陣 攻めの姿勢で改革 コラム 10月27日 6年ぶりのセ・リーグ優勝を決めたヤクルト。チーム内に新型コロナウイルス感染者が発生し主力が離脱する苦難に見舞われながら、大接戦のペナントレースを制した。2年連続最下位の球団はいかに急変身を遂げたのか。その舞台裏を解き明かす。 10月8日、ヤクルトは本拠地・神宮で2位阪神に4-1で快勝。優勝マジック11が点灯した。立役者となったのが先発の奥川だ。七回途中1失点と好投し、自身4連勝で9勝目を飾った。 12球団ワーストのヤクルト投手陣 攻めの姿勢で改革
長持ちした選手時代 気配りの人、大島康徳さんをしのぶ プロ野球 コラム 9月9日 現在、プロ野球でBクラスにいる古巣の窮状を、天国からどんな思いで見つめているだろう。中日、日本ハムの選手を計26年、日本ハムの監督を3年務めた大島康徳さんが6月30日、70歳で死去した。引退後は解説を続け、亡くなる半月前にも米大リーグ中継で大谷翔平を語った。野球愛を貫いた生涯だった。 1969年に大分・中津工高から投手で中日入りした。当時の水原茂監督に見込まれて野手へ転向した。下積みが長く、ポジ 長持ちした選手時代 気配りの人、大島康徳さんをしのぶ
楽天 「強い東北」の体現者に 被災地支援10年 東日本大震災10年 プロ野球 宮城 青森 福島 岩手 秋田 山形 東北 コラム 6月18日 東日本大震災の発生から今年で10年。被災地の宮城県に本拠を置き、東北の復興支援に取り組んできたプロ野球楽天は18日から本拠地での対オリックス3連戦で、毎年恒例のイベント「がんばろう東北シリーズ」を実施する。節目の年に立花陽三球団社長は「地域活性化は特に東北において重要。その思いを体現したい」と話す。 被災自治体への寄付や楽天生命パーク宮城での仮設商店街開設などに取り組んできた「がんばろう東北」企 楽天 「強い東北」の体現者に 被災地支援10年
プロ野球助っ人、入国明暗 球団想定に甘さも コラム プロ野球 3月16日 26日に開幕を控えるプロ野球で、各球団の助っ人事情に差が出ている。オフの期間に新型コロナウイルスの感染が広がった余波で、昨年も日本でプレーしながら合流の見通しが立たない選手が多数いる半面、キャンプに間に合い、着々と準備を進める新戦力もいる。なぜ違いが生じたのか。 事態が深刻なのはDeNAだ。育成を含む10人全員の来日の見通しが立っていない。とりわけソトとオースティンの大砲2人を欠く打線は「飛車角 プロ野球助っ人、入国明暗 球団想定に甘さも
楽天イーグルス、被災地の希望に 震災10年ともに歩み 東日本大震災10年 コラム プロ野球 3月8日更新 もう10年か、まだ10年か。スポーツの世界において10年は長い月日だ。東日本大震災の起きた2011年からずっと東北楽天ゴールデンイーグルスに籍を置く現役選手は3人だけ。それでも多くの人の思いを背負った被災地の球団であるとの思いは連綿と引き継がれている。 キャンプ前、新入団選手の被災地訪問は通過儀礼となっている。今年は1月21日、新人7人が名取市閖上地区を訪れた。ドラフト1位、早川隆久(早大)は小 楽天イーグルス、被災地の希望に 震災10年ともに歩み