巨人加入の梶谷、「継続」テーマに狙うは2年連続3割 コラム プロ野球 2月23日 巨人にフリーエージェント(FA)で新加入した梶谷隆幸は、DeNAで好成績を残した昨季からの取り組みに手応えを感じ、春季キャンプでも左翼方向を強く意識した打撃スイングを徹底している。明確なテーマを持った反復練習の積み重ねで狙うのは、自身初の2年連続打率3割。「新入社員の気持ち」とフレッシュな心境で飛び込んだ新天地で、プロ15年目のさらなる飛躍を目指す。 主力級の「S班」として東京ドームでキャンプイ 巨人加入の梶谷、「継続」テーマに狙うは2年連続3割
巨人残留の菅野、日本一奪回へ並々ならぬ覚悟 コラム プロ野球 2月9日 オフの米大リーグ移籍交渉がまとまらず巨人に残留した菅野智之は調整の遅れも考慮され、ベテランや主力の一部がマイペースで始動する「S班」でキャンプに入った。日本一奪還を目標に掲げ、20勝を目指す今季。新たに就任した桑田真澄・投手チーフコーチ補佐とチーム強化策について意見交換するなど、意識改革の旗振り役となる気概にも満ちている。 新型コロナウイルスの感染防止と練習の効率化のため、3カ所での分散開催とな 巨人残留の菅野、日本一奪回へ並々ならぬ覚悟
日本シリーズ惨敗の巨人 次代のエース戸郷に光明 12月1日 プロ野球の日本シリーズで、巨人が2年続けてソフトバンクに4連敗を喫する屈辱を味わった。投打にスピードとパワーで圧倒され、選手層の厚さを見せつけられる力負け。実力差を認めざるを得ない惨敗のなか、20歳の右腕、戸郷翔征が大舞台でも若々しい投球を見せたのは一筋の光明だった。 新人王獲得を目指した今季はレギュラーシーズンで9勝6敗、防御率2.76の好成績を残し、日本シリーズでは先発も見込まれた。だがシー 日本シリーズ惨敗の巨人 次代のエース戸郷に光明
本塁打王争った阪神・大山 「バース以来」に現実味 11月17日 プロ野球セ・リーグでライバル巨人に独走を許した今季の阪神。数少ない明るい話題は大卒プロ4年目、大山悠輔(25)の飛躍だった。巨人・岡本和真(24)と本塁打のタイトル争いを演じ、3本差で敗れたものの昨季から倍増の28本をマークした。1986年のランディ・バースを最後に遠ざかる阪神選手の本塁打王獲得は来季以降に持ち越しとなったが、近い将来、球団史に新たな栄誉を刻む可能性を感じさせた。 10月13日の 本塁打王争った阪神・大山 「バース以来」に現実味
球よりも速い? 周東、ホークス3年ぶりVをけん引 11月3日 3年ぶりのパ・リーグ優勝を果たした10月のソフトバンクは球史に残る強さを見せた。9日時点では2位ロッテにゲーム差なしと肉薄されたが、翌日から15年ぶりの12連勝。黒星ひとつを挟んで再び6連勝で駆け抜けた。月間22勝、貯金18はいずれもプロ野球新記録。怒濤(どとう)のラストスパートをもたらしたのは急成長を遂げ、1番に定着した周東佑京(24)だった。 ■2失策が転機に 「9月12日ですね。今年一番忘れ 球よりも速い? 周東、ホークス3年ぶりVをけん引
DeNA佐野、レギュラー1年目で首位打者へ着々 10月20日 新型コロナウイルス禍でイレギュラーな形となったプロ野球のペナントレースも大詰めとなり、個人タイトル争いが熱を帯びてきた。目下、セ・リーグの打率トップに立っているのはDeNAの4番・佐野恵太。急成長を遂げて初めて規定打席をクリアした25歳が、並み居る強打者を抑えて首位打者に一番近いところにいる。(成績は19日現在) 日本では珍しい「8番・投手」というオーダーを組んだり、確実に1点が欲しい場面でも送 DeNA佐野、レギュラー1年目で首位打者へ着々
2連覇狙う原巨人、積極トレードでチーム力底上げ 10月6日 プロ野球のセ・リーグ2連覇に向けて首位を快走する巨人が、積極的な選手の入れ替えで戦力強化に成功している。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、例年より遅くなった9月30日の期限までに、4件のトレードを敢行。獲得した選手を適材適所で起用する戦術が、独走態勢を築く一つの要因となっている。 6月19日の開幕以降に公示されたトレード全6件のうち、4件に巨人が関わった。楽天との間では3件のトレードで合意。 2連覇狙う原巨人、積極トレードでチーム力底上げ
ヤクルト小川、リーグ2位9勝 投壊チームで孤軍奮闘 9月22日 セ・リーグ最下位に低迷するヤクルトの投手陣で、小川泰弘がひとり気を吐いている。今季はここまでリーグ2位の9勝(3敗)。幾度となくチームの連敗を止める快投を演じ、8月にはプロ野球史上82人目となるノーヒットノーランも達成した。オフに下半身を強化した効果もあり、従来の力強い直球が戻ってきたのが要因だ。 (記録は9月21日現在) 8月15日、ナイターでも試合中は気温が30度を超えた横浜スタジアム。九回2 ヤクルト小川、リーグ2位9勝 投壊チームで孤軍奮闘
楽天・涌井、移籍で心機一転 新球種で投球に幅 9月8日 プロ野球パ・リーグの上位争いに食らいついている楽天。いま投手陣の中心を支えているのが34歳の涌井秀章だ。8勝(1敗)、防御率2.43はともにリーグトップ。新しい球種で投球の幅が広がり、精神的にもロッテからの移籍がプラスに働いている。チームの勢いに陰りが出てきている中、涌井には最後まで柱としての活躍が期待される。(記録は7日現在) 開幕が3カ月ほど遅れた今シーズン。6~7月の月間MVPに選ばれた。 楽天・涌井、移籍で心機一転 新球種で投球に幅
西武3連覇の道険し 自慢の強打湿り、打順定まらず 8月25日 プロ野球でパ・リーグ3連覇を狙う西武が苦しんでいる。8月13日の楽天戦で2015年以来となる7連敗を喫すると、翌日の試合では13-8という派手な打撃戦の末、先発全員打点のおまけもつけて打ち勝った。この試合から1分けを挟んで5連勝、息を吹き返したかにみえた。 ところが、最後の変則6連戦となったオリックス戦は3連勝の後に3連敗。監督が途中交代した最下位チームとの対戦で勢いをつけることはできなかった。 西武3連覇の道険し 自慢の強打湿り、打順定まらず