ベイン、システムインテグレーターのIDAJ買収 200億円 企業業績・財務 金融機関 エレクトロニクス 5月16日 投資ファンドの米ベインキャピタルが、製造業の研究開発分野を専門とするシステムインテグレーター(SIer)のIDAJ(横浜市)を買収したことがわかった。買収金額は約200億円とみられる。IDAJは試作や実物で実験をしなくても、コンピューター上で耐久性を測れるシステムなどを手がける。ベインのネットワークや資金を活用して、さらなる成長につなげる。 創業者の徐錦冑社長ら創業メンバーから株式を取得した。徐 ベイン、システムインテグレーターのIDAJ買収 200億円
スーパーに「いなげやショック」 傘下か自立か、再編前夜 中村 直文 小売り・外食 編集委員 4月30日 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要で潤った食品スーパーで再び、再編機運が高まってきた。増税、震災など「有事」に応じ、M&A(合併・買収)が起きてきたが、物価高や人件費増に端を発したイオンによるいなげやの買収は同業に危機感をもたらした。どこかの傘下に入るか、自立を守るか。足元を着実に固める経営で強さを発揮してきたスーパーだが、かつてない外的な環境変化に伴う再編圧力に直面する。 スーパーに「いなげやショック」 傘下か自立か、再編前夜
イオン、「懸案」いなげやを子会社化 物価高が再編迫る 企業業績・財務 ネット・IT 小売り・外食 4月25日 イオンは25日、食品スーパー大手いなげやを2023年11月をめどに連結子会社にし、24年にスーパー子会社に統合すると発表した。首都圏では15年にグループのマルエツなど3社を統合して以来の大型再編だ。これまでも再編を進めてきたが、いなげやは残る大きな懸案だった。物価高による買い控えでスーパーの業績は足元厳しい。小売業のデジタルシフトも控え、投資や調達の効率化が待ったなしの情勢だ。 「過去からの延長 イオン、「懸案」いなげやを子会社化 物価高が再編迫る
世界のM&A4割減、1〜3月 金利上昇でファンド半減 企業業績・財務 金融機関 アセットマネジメント 4月18日 世界で企業のM&A(合併・買収)が減っている。金融情報会社リフィニティブによると1〜3月のM&Aの取引総額は約5900億ドル(約78兆円)と前年同期比4割減った。減少は5四半期連続。インフレや先行き不透明感から企業が新規投資を控えたほか、金利上昇で資金調達コストが増えたファンドによる買収は半減した。対照的に低金利が続く日本は8割増えた。 1〜3月のM&Aの金額は新型コロナウイルス禍でM&Aが停滞 世界のM&A4割減、1〜3月 金利上昇でファンド半減
ファミマ、東京高裁に抗告 伊藤忠によるTOB価格巡り 企業業績・財務 株式 小売り・外食 事件・司法 4月5日 ファミリーマートは5日、2020年の伊藤忠商事によるファミマへのTOB(株式公開買い付け)について、公正価格を2600円と判断した東京地裁の決定を不服として、東京高裁に抗告したと発表した。「抗告審において手続きの公正性等を強く主張していく」としている。 TOB価格を巡っては、TOBに応募せずその後に強制買い取り(スクイーズアウト)となった米投資ファンドのRMBキャピタルなどが、価格決定を求めて東 ファミマ、東京高裁に抗告 伊藤忠によるTOB価格巡り
ファミマTOB、公正価格より300円安く 東京地裁 企業統治 株主総会 企業業績・財務 株式 小売り・外食 事件・司法 4月3日 伊藤忠商事が2020年にファミリーマートに対して実施したTOB(株式公開買い付け)に関して、東京地裁は公正価格を2600円と判断した。TOB価格より300円高い。TOBに応募せず、その後強制買い取りとなった株主が価格の決定を求めていた。 決定は3月23日付。米投資ファンドのRMBキャピタルなどが、価格決定を申し立てていた。ファミマは「係争中のため回答を差し控える」とした。 伊藤忠は20年7月にフ ファミマTOB、公正価格より300円安く 東京地裁
浄水器のタカギを1000億円弱で買収 国内ファンドNSSK 企業業績・財務 福岡 九州・沖縄 住建・不動産 3月31日 投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK、東京・港)が、家庭用浄水器などを手がけるタカギ(北九州市)を買収することが31日、わかった。創業家の事業承継にともなうもので、買収額は1000億円弱とみられる。買収後はブランド力を生かした販促の支援や設備投資を通じて成長戦略に取り組む。事業承継を投資ファンドが支援する手法が地方にも広がってきた。 創業家から過半数の株式を取得する。1961年創業のタカギは 浄水器のタカギを1000億円弱で買収 国内ファンドNSSK
ワークスHI、シンガポールGICなどが買収 3500億円 企業業績・財務 ネット・IT 3月30日 シンガポール政府系ファンドのGICなどが人事給与システム大手のワークスヒューマンインテリジェンス(ワークスHI、東京・港)を買収することが30日、わかった。買収額は約3500億円。GICは日本で不動産を中心に投資をしてきたが、企業への投資も本格化する。ワークスHIは日本で過去最大規模の事業投資となる。 ワークスHIは給与計算や勤怠管理などができる統合人事システムを手がける。主力の「COMPANY ワークスHI、シンガポールGICなどが買収 3500億円
ダイキン、データセンター空調関連の米2社買収 300億円 サプライチェーン ビッグテック 企業業績・財務 関西 自動車・機械 3月22日 ダイキン工業は米国で300億円強を投じ、データセンター向け大型空調の関連企業2社を買収した。データ量の増大に応じて伸びる需要を狙い、2025年までに米空調市場でシェア首位を目指す。米国で年率10%以上で成長するデータセンターの関連市場の取り込みを狙う動きが激しくなってきた。 買収したのは空調機器の基幹部材である冷気を送る機器を主に扱うアライアンスエアープロダクツ(カリフォルニア州)と、ビルなど事 ダイキン、データセンター空調関連の米2社買収 300億円
米投資銀フーリハン「M&A環境、苦境から正常化へ」 日経ヴェリタス 海外 金融機関 3月13日 世界的な金利上昇や景気後退懸念がM&A(合併・買収)業界への逆風となっている。それを好機として捉えようとしているのが、M&A助言件数で世界トップの米投資銀行フーリハン・ローキーだ。2021年に同業のGCAを買収し、日本を含むアジア事業の強化にも乗り出した。共同代表のスコット・アデルソン氏に市場環境や今後の成長戦略を聞いた。 23年の金融市場を楽観視 ――インフレや金利上昇により景 米投資銀フーリハン「M&A環境、苦境から正常化へ」