チヨダウーテ、独大株主がTOB 完全子会社化目指す 企業業績・財務 中部 株式 環境エネ・素材 4月25日 建築資材メーカーのチヨダウーテは25日夜、筆頭株主でドイツの同業メーカー、クナウフグループがチヨダ株のTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。東証スタンダードに上場するチヨダ株を26日から6月10日にかけて1株あたり605円で買い付け、完全子会社化を目指すという。買い付け予定額は77億円。チヨダはTOBに賛成している。 TOB価格は25日の終値520円を16%上回る。買い付け予定は127 チヨダウーテ、独大株主がTOB 完全子会社化目指す
アルペン、TSIHD株4%弱取得 筆頭株主の政投銀が売却 企業業績・財務 愛知 中部 株式 小売り・外食 4月18日更新 スポーツ用品店のアルペンが18日、アパレル大手TSIホールディングス(HD)の発行済み株式3.7%を同日付で取得したと発表した。359万7100株で取得額は約10億円。この日の終値278円で買い取った。TSIHDが持つゴルフウエアブランドを優先的に展開するといった関係強化を目的としている。 アルペンはTSIHD株の約9%を保有する筆頭株主の日本政策投資銀行(DBJ)から株式を取得した。DBJは大 アルペン、TSIHD株4%弱取得 筆頭株主の政投銀が売却
トヨタ販売1号店のATグループ、車検不正対応へMBO 自動車・機械 愛知 中部 2月4日 トヨタ自動車販売店を運営しているATグループは4日、MBO(経営陣が参加する買収)によって名証2部上場の廃止を目指すと発表した。創業家の山口真史社長が設立した特別目的会社(SPC)がTOB(株式公開買い付け)によって全株式の取得を目指す。2021年3月に5千台を超す車検不正が発覚しており企業風土の改革を進める。 TOB期間は7日~3月23日まで。買い付け価格は1株2800円で、4日の終値(160 トヨタ販売1号店のATグループ、車検不正対応へMBO
ホシザキ、伊の製氷機メーカー買収 欧州開拓に布石 自動車・機械 中部 小売り・外食 1月18日 業務用厨房機器大手のホシザキは18日、イタリアの業務用製氷機メーカー、ブレマ(ミラノ)を5月に買収すると発表した。ブレマは欧州・中東向けの安価な製品に強く年商55億円。日本市場の伸びしろが小さくなっており、ホシザキは課題だった欧州の販路開拓を急ぐ。買収額は非公表。 ホシザキの欧州子会社を通じて手元資金によって全株を取得する。ブレマは1985年の設立で2020年12月期の売上高は55億円、営業利益 ホシザキ、伊の製氷機メーカー買収 欧州開拓に布石
商船三井、ダイビル・宇徳を完全子会社化 1300億円 企業業績・財務 サービス・食品 11月30日 商船三井は30日、不動産事業を手掛けるダイビル(大阪市)と港湾運営の宇徳(横浜市)にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。約1300億円を投じて完全子会社化を目指す。海運業界は市況による業績変動幅が大きかった。事業を多角化し、海運業が不況期の際に収益の安定度を高める。 商船三井はダイビルと宇徳の株式をそれぞれ51.9%、66.9%保有している。買い付け期間は12月1日から2022年1月 商船三井、ダイビル・宇徳を完全子会社化 1300億円
ゴルフ場最大手に4000億円 ファンドが翻弄の20年 企業業績・財務 株式 金融機関 11月17日 ソフトバンクグループ傘下の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループが、国内ゴルフ場最大手のアコーディア・ゴルフ・グループを買収すると決めた。アコーディアはバブル崩壊後に苦しんでいた国内ゴルフ場を米ゴールドマン・サックスが買い集めたのが起源。今回、4000億円規模の割高にもみえる買収価格がついたが、その歴史は様々なファンドに翻弄されてきたいばらの道だった。 アコーディアの起源はバブ ゴルフ場最大手に4000億円 ファンドが翻弄の20年
OKI、航空装備品に参入へ 横河電機から事業買収 エレクトロニクス 10月6日 OKIは2022年春、航空機の装備品ビジネスに参入する。横河電機から航空機用計器事業を買収し、戦闘機や旅客機のコックピットに使われる特殊な液晶ディスプレーの供給を始める。これまで水中ソナーなど艦船向けが中心だった防衛分野を強化する。買収で得たディスプレー技術を民間向けの各種システムの表示装置に応用することも目指す。 5日に横河電機と事業譲渡契約を結んだ。買収金額は明らかでないが数十億円とみられる OKI、航空装備品に参入へ 横河電機から事業買収
運用大手、環境投資会社を買収 森林・農地の知見吸収 カーボンゼロ 企業業績・財務 金融機関 7月10日 世界の大手運用会社の間で、ESG(環境・社会・企業統治)分野に強みを持つ投資会社を買収する動きが広がっている。米JPモルガン・アセット・マネジメントは森林投資会社を買収。英グレシャムハウスもアイルランドの運用会社を傘下に収めた。ESG投資のノウハウを拡充して、年金基金や個人投資家の運用ニーズを取り込む。 JPモルガン・アセット・マネジメント(AM)は6月、53億ドル(約5900億円)の運用資産を 運用大手、環境投資会社を買収 森林・農地の知見吸収
米投資ファンド、インベスコOへのTOB不成立 企業業績・財務 株式 6月16日 米投資ファンドのスターウッド・キャピタル・グループは16日、インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人に実施していたTOB(株式公開買い付け)が成立しなかったと発表した。インベスコ側が対抗TOB案を出し、スターウッドには成立条件の下限(387万7247口)を大きく下回る34万8378口しか投資家の応募が集まらなかった。 スターウッドのTOBが成立すれば、日本の上場不動産投資信託(REIT)で初の 米投資ファンド、インベスコOへのTOB不成立
環境関連の出資、4年で2倍に PwCとレコフ調べ 企業業績・財務 環境エネ・素材 4月25日 日本企業の環境関連企業への出資が増えている。2020年は212件と、16年比2倍になった。気候変動など環境リスクが高まり、企業のESG(環境・社会・企業統治)対応は急務になっている。再生可能エネルギーやリサイクルの技術を持つ企業との連携を通じて、事業変革を進める狙いがある。 PwCアドバイザリー(東京・千代田)とレコフデータ(同)が共同で調べた。レコフのデータベースにある15年12月から20年1 環境関連の出資、4年で2倍に PwCとレコフ調べ