12月企業の純利益増加額、前期減損の反転組が上位 3月期業績の先読み指標に 2月28日 12月期決算企業の2020年12月期の純利益見通しは前期比14%増の約3兆900億円と2年ぶりの増益に転じそうだ。過去にM&A(合併・買収)した企業の業績不振を理由に、相次ぎ減損損失が出て前期に利益が減った反動が大きい。新型コロナウイルスの影響で増益幅は縮む恐れもある。3月期決算企業の業績を先読みするうえでも参考になりそうだ。 12月期決算384社の今期の業績見通しについて、2月18日までの発表 12月企業の純利益増加額、前期減損の反転組が上位 3月期業績の先読み指標に
4~12月期の新興企業の最終増益額 半導体関連が上位 2月27日 新興市場で業績を伸ばした企業はどこか。東証マザーズ、ジャスダックなど全国の新興5市場に上場している企業を対象に2018年4~12月期の純利益について、前年同期比の増加額をランキングしたところ、上位には半導体の需要拡大を追い風にした企業が目立った。 3位のハーモニック・ドライブ・システムズは半導体の製造装置向けの部品が好調で「フル生産が続いた」(広報担当)という。17年ごろから国内外で引き合いが強 4~12月期の新興企業の最終増益額 半導体関連が上位
4~12月期純利益の進捗率 出光興産、通期の1.7倍 2月25日 2019年3月期通期の業績が上振れしそうな企業はどこか。通期の会社予想に対する18年4~12月期の純利益の割合(進捗率)をランキングしたところ、上位には資源価格の影響を受けやすい企業が目立った。 上場企業全体の19年3月期通期に対する4~12月期の純利益の進捗率は81%。上位20社はいずれも通期計画を既に上回っている。 首位は出光興産で4~12月期の純利益は1017億円と、通期予想を7割(400 4~12月期純利益の進捗率 出光興産、通期の1.7倍
10~12月期の純利益減少率 製造業、米中で失速 2月21日 トヨタ、日産、ホンダがそろって急ブレーキ――。2018年4~12月期決算では中国の景気減速などを背景に、4~9月期に比べ利益の伸びが鈍る企業が相次いだ。10~12月期で純利益の前年同期比減少率をランキングしたところ、自動車関連が上位に並んだ。上位20社のうち14社は景気に敏感な製造業が占めた。 1~3位のトヨタ自動車、日産自動車、ホンダはいずれも7~8割の最終減益だった。トヨタで2919億円など 10~12月期の純利益減少率 製造業、米中で失速
4~12月期の純利益増加率 三菱重・IHI、上位に 2月21日 上場企業の2018年4~12月期は純利益の合計が前年同期比で微増にとどまった。世界景気の先行き不安などから減速感は強まっている。その中で利益を伸ばした企業はどこか。純利益の前年同期比の増加率を調べたところ、上位には大型事業での採算改善や思い切った構造改革を進めた企業が目立った。 2位の三菱重工業は火力発電機器やフォークリフトが好調。民間ジェット旅客機「MRJ」で想定外の損失がなくなったことも大き 4~12月期の純利益増加率 三菱重・IHI、上位に
サプライズ決算後の株価、太陽誘電が上昇率首位 企業決算 2月19日 業績予想の下方修正が相次ぎ、企業業績の変調が目立った2018年4~12月期決算。独自のランキングをもとに、企業の実力や市場の評価を測る。初回は発表直後に株価が大きく動いた「サプライズ決算」企業を取り上げる。 日経500種平均株価を構成する3月期決算企業を対象に4~12月期決算の発表後の株価騰落率を調べたところ、IT(情報技術)関連で好業績を発表した企業が上昇率上位に並んだ。取引終了後の発表では発 サプライズ決算後の株価、太陽誘電が上昇率首位
2018年の時価総額、車・金融で減少 医薬などに逃避 12月29日 2018年、一時は27年ぶりの高値をつける場面もあった日経平均株価は結局、7年ぶりに下落し、安倍晋三政権による「アベノミクス」失速が鮮明になった。米中貿易戦争や世界景気の後退懸念という逆風下で、景気動向を敏感に反映するトヨタ自動車や機械株のファナックなどが時価総額を減らした。マネーは医薬など景気や外交の影響を受けにくい業種に逃げ込んだ1年だった。 「今年は『空中戦』の年だった」。ヴィレッジキャピ 2018年の時価総額、車・金融で減少 医薬などに逃避
米国企業の7~9月純利益 IT大手・金融が伸ばす 11月28日 好景気が続く米国。世界経済のけん引役となっている米企業の業績はどうか。米ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場する企業について、2018年7~9月期の純利益額が大きい企業をランキングしたところ、上位にはアップルをはじめIT(情報技術)の大手企業が並んだ。好景気を背景に企業や個人の資金需要を取り込んだ金融も利益を伸ばした。 上位に並んだIT大手には欧州を中心に課税強化の動きが広がる。加えて、賃上 米国企業の7~9月純利益 IT大手・金融が伸ばす
検索数増加ランキング、業績修正・不祥事の注目度高く 11月27日 決算発表の期間中に株式市場で注目度を高めた企業はどこか。日本経済新聞の電子版マーケットの個別銘柄ページで、10月1日~11月15日の検索件数を直前の1カ月半(8月16日~9月30日)と比較し、増加数でランキングした。業績予想を修正した企業や不祥事企業などが上位に入った。 検索数は株式売買に直結し、銘柄選択の重要な要素となる流動性を測る目安になる。 1位はソフトバンクグループで6割増加した。投資フ 検索数増加ランキング、業績修正・不祥事の注目度高く
地銀の実質利益 環境厳しく9社下方修正 金融機関 11月26日 地方銀行を取り巻く環境が厳しさを増している。地盤地域の人口減少や不透明な運用環境、これまで低水準で推移してきた不良債権処理損失の上昇懸念――。2018年4~9月期決算から、現在置かれている地銀の状況を読み解く。 金融機関が預金や融資などの本業でどのくらい稼いだかを示す実質業務純益が前年同期比で減少したか赤字転落したのは、上場地銀80社のうち49社となった。増益だった31社を大幅に上回った。 減少 地銀の実質利益 環境厳しく9社下方修正