JTB、今期営業黒字へ 国内旅行はコロナ前まで回復 企業決算 企業業績・財務 サービス・食品 5月27日 JTBの業績が急回復している。27日発表した2022年3月期の連結決算で営業損益は48億円の赤字だったが、前の期の975億円の赤字から大幅に改善した。今期は国内旅行が新型コロナウイルス禍前の9割~同水準まで戻ると見込むほか、イベント運営など旅行以外の事業も寄与して3年ぶりの営業黒字転換を予想する。これまで人員削減や国内店舗網の閉鎖に取り組んできたが、新卒採用や賞与も再開する方針だ。 「構造改革が JTB、今期営業黒字へ 国内旅行はコロナ前まで回復
三菱重工、FCF急回復 スペースジェット凍結押し上げ 企業決算 企業業績・財務 ネット・IT エレクトロニクス ヘルスケア 自動車・機械 環境エネ・素材 住建・不動産 サービス・食品 小売り・外食 5月27日 稼いだ資金から投資を引いて最終的に残る資金を示す「フリーキャッシュフロー(純現金収支、FCF)」を2022年3月期に増やした企業はどこか。ランキング上位には製造業が目立つ。三菱重工業は旅客機事業の凍結や資産売却を進めたところに本業の採算改善が加わり、FCFの改善額が5790億円と急回復した。 FCFは本業による資金収支を示す営業CFに、投資活動による資金収支を示す投資CFを加えて算出する。FCF 三菱重工、FCF急回復 スペースジェット凍結押し上げ
半導体、先行き不透明感 エヌビディアは伸び鈍化 企業決算 企業業績・財務 エレクトロニクス 5月26日 世界の半導体大手の業績で先行きの不透明感が強まっている。米エヌビディアは25日、2022年5~7月期の売上高が前年同期比22~27%増の79億3800万~82億6200万ドル(約1兆円)になる見通しだと発表した。市場予想を下回った。他の大手も中国の都市封鎖(ロックダウン)やウクライナ侵攻などの悪影響を警戒する。株価は下落基調が続いている。 「欧州の一部地域でも弱さが見え始めた」。エヌビディアのコ 半導体、先行き不透明感 エヌビディアは伸び鈍化
芝浦機の23年3月期、純利益13%増 電池向け装置好調 企業決算 企業業績・財務 5月26日 芝浦機械は26日、2023年3月期の連結純利益が前期比13%増の42億円になる見通しだと発表した。主力の成形機事業は電気自動車(EV)の需要拡大を受け、リチウムイオン電池の部材を製造する装置の販売が伸びる。 売上高は11%増の1200億円を見込む。風力発電設備や車載レンズ向けに工作機械の販売も増える。22年3月末の受注残高は1407億円と1年前の2 芝浦機の23年3月期、純利益13%増 電池向け装置好調
ダイドー、2~4月は最終赤字8億円 飲料販売落ち込む 企業決算 関西 企業業績・財務 サービス・食品 5月26日 ダイドーグループホールディングスが26日発表した2022年2~4月期の連結決算は、最終損益が8億5700万円の赤字(前年同期は2億2900万円の黒字)だった。主力の国内飲料事業で自動販売機を介した飲料の販売数量が落ち込んだ。コーヒー飲料の原材料価格や物流費、エネルギー価格の上昇も利益を押し下げた。 売上高は347億円だった。22年2~4月期から収益認識に関する会計基準を適用しており、前年同期と同 ダイドー、2~4月は最終赤字8億円 飲料販売落ち込む
ゼネコン4社の有利子負債、今期29%増 11年ぶり水準 企業決算 住建・不動産 企業業績・財務 5月25日 ゼネコン大手4社の有利子負債が2023年3月期末に前期比で最大29%増の1兆7600億円にのぼり、11年ぶりの高水準となる見通しだ。バブル崩壊後に進めた財務健全化で、再び負債活用の余地が広がっている。洋上風力など成長分野への投資のほか、足元の利益率が下がっている大型工事の運転資金にも充てる。 鹿島、大林組、大成建設、清水建設の22年3月期末の有利子負債は合計で1兆3597億円と前の期に比べて11 ゼネコン4社の有利子負債、今期29%増 11年ぶり水準
世界の自動車1~3月、値上げで明暗 テスラ単価12%上昇 企業決算 企業業績・財務 自動車・機械 ヨーロッパ 北米 5月25日 世界の自動車大手の2022年1~3月期業績で明暗が分かれている。日米独13社のうち、米テスラ、独BMW、独メルセデス・ベンツの高級車を主力とする3社の純利益合計が前年同期比2倍となった一方、大衆車が主力の他の10社は3割減益となった。原材料高が強まるなか、テスラなどは積極値上げで吸収しており、苦戦する大衆車系メーカーと対照的だ。 テスラ、米フォード・モーター、米ゼネラル・モーターズ(GM)、独フ 世界の自動車1~3月、値上げで明暗 テスラ単価12%上昇
RIZAP、資本準備金18億円減 企業決算 株主総会 企業業績・財務 サービス・食品 5月25日 RIZAPグループは25日、資本準備金21億円のうち18億円を取り崩すと発表した。その他資本剰余金を経て、その他利益剰余金に振り替える。 RIZAP、資本準備金18億円減
日清食品HD、英プレミアフーズを持ち分法適用会社に 企業決算 サービス・食品 企業業績・財務 5月25日 日清食品ホールディングス(HD)は25日、英食品大手プレミアフーズに追加出資し、持ち分法適用会社にすると発表した。投資ファンドからプレミアフーズの株式3.9%を取得し、出資比率を22.9%に引き上げる予定。取得額は非公 日清食品HD、英プレミアフーズを持ち分法適用会社に
川崎汽船、純利益率8割超と過去最高 出資先利益大きく 企業決算 企業業績・財務 スタートアップ ネット・IT エレクトロニクス ヘルスケア 自動車・機械 環境エネ・素材 住建・不動産 サービス・食品 5月25日 採算性を示す売上高純利益率で2022年3月期に首位となったのは川崎汽船だ。84.9%と前の期から67.5ポイント上昇し、同社として過去最高となった。純利益率で8割を超えるのは異例だ。3月期決算の東証プライム上場企業の平均は6.1%で、3割超も15社しかない。 理由は海運大手3社が共同出資するコンテナ船事業会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」からの利益が急増したためだ。同社に3 川崎汽船、純利益率8割超と過去最高 出資先利益大きく