英フィナンシャル・タイムズ(FT)と共同開発した英語でビジネススキルを身につける次世代型教育プログラム「Excedo(エクセド)」を世界で提供します。まず2月から国内の法人顧客の皆様に対してサービスを始めます。
チャットでロールプレイング(開発中の画面)
日経とFTはそれぞれ世界各地でビジネスリーダーを育成する人材教育事業を手掛けてきました。エクセドは激変する世界経済の様々な現場で即戦力として活躍するために必要なスキルの習得を支援するプログラムです。スマホを使い、「効果的なビジネス交渉」や「顧客との関係構築」など重要なテーマを学べます。
グローバルビジネスに精通した専任コーチと3~4人の学習者がスマホを使って実際にテレビ会議をするように議論したり、チャット機能を活用し経営陣への提案などをテーマにロールプレイングで実践演習したりできます。
海外でのビジネスに必要な英語表現についても動画を含めた豊富なコンテンツにアクセスし、繰り返し自習が可能です。学習者が国内外の仲間たちと積極的にコミュニケーションしてスキルを高めていく「アクティブラーニング」の手法を活用しています。
日経とFTは今後、アジアや南米など非英語圏の主要国でサービスを順次拡大します。英国などで開発中の教育プログラムのメニューも一段と充実させていきます。
詳細はウェブサイト(https://www.excedo.jp/)
英フィナンシャル・タイムズ(FT)と共同開発した英文情報サービス「scoutAsia(スカウトアジア)」はインドとベトナムの企業情報を大幅に拡充します。日本経済新聞社が持つ豊富な日本語コンテンツも自動翻訳エンジンを活用して搭載を進めます。
インドではスタートアップ企業の情報を「ベンチャーインテリジェンス」のデータベースで補強。ベトナムでも現地の情報会社「ストックスプラス」の企業データに加え「VNエクスプレス」のニュースを提供します。
中国の国営新華社通信、韓国の中央日報の記事データベースも加わります。
日本企業のニュースやデータは自動翻訳で英語化を加速します。徳島大発のスタートアップ企業、言語理解研究所と連携。日本語の記事を解析して構成し直すことで翻訳の精度が大幅に向上しました。企業名や人名、新聞記事特有の表現も正確な英文に訳します。
スカウトアジアでは上場企業の決算データをもとに人工知能(AI)が原稿を書く「決算サマリー」について、自動翻訳した英文記事を載せます。さらに「日経企業活動情報」や国内非上場企業の情報も英訳を進めます。
コラムをまとめ読みできる機能「ストーリー」を手始めに、画面デザインを一新する
日経電子版を春をめどにリニューアルします。パソコン上で表示される画面の幅を広げて情報量を増やすとともに、広い画面をフル活用して写真や記事を柔軟に配置できるようにレイアウトを一新します。
例えば重要なニュースの近くに関連記事を目に入りやすい形で配置できるようになるので、ニュースの背景や全体の流れが理解しやすくなります。記事分類メニューも見直します。
端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)の画面サイズに応じて最適なレイアウトで表示するレスポンシブウェブデザインを採用します。画面の拡大や縮小をせず、快適に閲覧できるようになります。また英フィナンシャル・タイムズ(FT)から厳選した翻訳記事を平日に1日最大7本掲載します。
リニューアルに先行して2018年12月、連載記事やコラムをまとめ読みできる機能「ストーリー」を導入。連載記事やコラムをコーナーとしてまとめることで、重要なニュースの全体的な理解の助けになるようにしました。日経電子版は今年も積極的にコンテンツとサービスを充実させていきます。
会員制ビジネス情報サービス「日経テレコン」で提供する、日本経済新聞社の記事料金を4月1日に改定します。現在は記事の検索後に見出し一覧を表示すると、1本当たり5円の料金がかかっていますが、日経記事については見出しを何本表示しても料金がかからなくなります。検索と見出し表示を何度でも繰り返すことが可能になり、記事本文の閲覧前に納得がいくまで検索をしていただけます。
一方、記事本文の料金は1本75円を200円に改定させていただきます。日経ヴェリタスの記事は150円から200円に、PDF形式で記事イメージを表示する際の料金は100円から200円に改定させていただきます。
日経記事の料金は2008年9月以降、据え置いてきました。テレコンで提供する一般紙や専門紙の記事と比べて、相対的に低い水準に設定されています。一方、テレコンでは記事などのコンテンツ追加や機能改善のために積極的な投資を実施してきました。今後もサービス改善のため、システムへの投資などを継続します。
見出し無料の対象は日本経済新聞のほか日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタス、日経電子版の記事。日経BPなどグループ企業の媒体や一般紙、専門紙などは今回の見出し無料の対象にはなりません。
春にも動画配信サービス「Paravi(パラビ)」と日経電子版を割安なセット商品で提供します。電子版の記事に加えパラビの豊富なドラマ、音楽、スポーツ、経済コンテンツを楽しめます。
礼装用兜(1550年ごろ)=トプカプ宮殿博物館蔵
東西文明の十字路、トルコの多彩な芸術や文化を紹介する「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」を3月20日~5月20日に国立新美術館(東京・六本木)で、6月14日~7月28日に京都国立近代美術館(京都市左京区)で開催します。
かつてイラン西部から南ロシア、北アフリカまで領土を広げたオスマン帝国。2020年に即位500年となるスレイマン1世の統治時代に最盛期を迎えました。イスタンブールには支配地域から莫大な富が集まり、独自の文化が花開きました。その要となっていたのがトプカプ宮殿。過去600年間にわたり集められた帝国の宝物が収められています。本展では豪華な宝飾品や工芸品、調度品など160点超を紹介します。
広大なトプカプ宮殿は色とりどりのチューリップの花で彩られています。チューリップはトルコを代表する植物。宗教、国家を象徴する花として国民に愛され、トルコでは様々な装飾品や日用品に文様があしらわれています。展覧会は花をめでるトルコの文化もテーマとしています。
日本とトルコの友好の歴史は古く、両国の関係はますます深まっています。明治以降、日本からトルコに贈られ、あるいはトルコから日本に贈られた貴重な品々も紹介し、両国の交流を振り返る展示もします。
曽我蕭白「雪山童子図」(1764年ごろ、三重・継松寺)
江戸絵画の巨匠を紹介する展覧会を相次ぎ開催します。
「新・北斎展」は1月17日~3月24日に森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)で開催。「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や「北斎漫画」、最大級の肉筆画「弘法大師修法図」をはじめ、初公開となる全118枚の「津和野藩伝来摺物帖(すりものちょう)」、最晩年の「向日葵図」など総数約480件を展示します。
「奇想の系譜展」は2月9日~4月7日に東京都美術館(東京・上野)で開催。美術史家・辻惟雄氏の著書「奇想の系譜」に基づいて江戸時代の奇想画家8人の代表作を紹介します。岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳に白隠慧鶴、鈴木其一を加えた絵師の作品約110点が勢ぞろいします。
「オテロ」の一場面=Catherine Ashmore/ROH
欧州を代表する歌劇場「英国ロイヤル・オペラ」の来日公演を音楽監督アントニオ・パッパーノが率いて4年ぶりに開催します。
本公演では物語性を重んじる英国らしくシェイクスピアとゲーテの作品を基にした「オテロ」と「ファウスト」を上演します。
「オテロ」は緊張感に満ちた音楽で悲劇を描いたヴェルディ晩年の傑作。グノー作曲「ファウスト」は上演機会が少ないながら、名曲ぞろいのグランド・オペラの大作として人気の作品です。
レパートリーの拡充に努め、オーケストラと合唱のレベルを飛躍的に向上させてきたパッパーノは、現代最高峰のオペラ指揮者のひとりと称されています。まさに勢いに乗る歌劇場の舞台にご期待ください。
9月12日から23日まで、東京文化会館(上野)と神奈川県民ホール(横浜)で開催します。
毎年6月に国立能楽堂(東京・渋谷)で開催する「日経能楽鑑賞会」のパリ公演を2月6日から10日までパリの大型音楽施設シテ・ド・ラ・ミュージックで開催します。現代一流の能楽師によるフランスでの至芸披露となります。
上演するのは「翁」(浅見真州、野村万蔵)、「葵上」「砧」(浅見真州)、「清経 恋之音取」(梅若実)、「二人袴」「木六駄」(野村萬)。衣装や構成だけでなく、能舞台も本格的なものを日本から持ち込み設置。屋根や柱、橋掛りや鏡の間なども備えます。
客席も能楽堂と同様に正面、脇正面、中正面とし、フランスの観客にとっては本物の能舞台を鑑賞する機会となります。若者向けのワークショップなども開催します。大掛かりで本格的な能公演は現地で話題となり、チケットは完売しました。
パリでは2018~19年にかけて日本文化紹介企画「ジャポニスム2018 響きあう魂」が開催中。「日経能楽パリ公演」は伝統芸能分野のフィナーレを飾ります。
2020東京五輪・パラリンピックをテーマにしたイベントを7月に集中的に開き、1年後に迫る大会の開催機運を高める活動「日経2020カウントダウンサマー」を展開します。
ジャーナリストの池上彰氏が東京大会の開催をどのように未来につなげるのかについて若者たちと語り合うイベント、スポーツ産業の成長性を探る「第5回日経2020フォーラム」、スポーツの可能性を広げる国際会議「SPORTS X Conference」、著名アスリートがスポーツの魅力を語る特別セミナーなどを連続して実施します。
1月に創刊する「日経ビジネス電子版」は、今年創刊50周年を迎える週刊誌「日経ビジネス」の記事が読めるだけでなく、独自の記事や多彩な新サービスも満載のデジタルメディアです。中でも売り物の一つは、読者が記者や識者らとオンラインで意見交換できるフォーラム「Raise(レイズ)」。共同で記事を生み出す「オープンジャーナリズム」という新たな挑戦を始めます。双方向のやり取りを通じて「ビジネス力」を鍛える参加型のメディアです。
2月には働く女性向けに2つのデジタルメディアを創刊します。40~50代向けの「日経ARIA」と20~30代向けの「日経doors」。仕事のキャリア形成、学び、お金、健康などの情報を、ライフステージに合わせてきめ細かく提供、提案します。
創刊6年目に入った30~40代共働き向けの「日経DUAL」と合わせ、これらのメディアを核に「日経xwoman(クロスウーマン)」プロジェクトを展開。読者らが参加するイベント・セミナーの開催やウェブ上のフォーラム運営なども含めて、さまざまな角度から働く女性を応援します。
迅速、高精度な投資判断サービスを開始します。証券会社や銀行の新規顧客開拓や業務効率化のニーズに即応したソリューションでは、人工知能(AI)で投資情報を提供する「チャットボット」サービスを親しみやすいテーマで拡充します。
投資家のニーズに合わせて売れ筋投信などを紹介する「投信ボット」のほか、株主優待、テーマ株、新規株式公開(IPO)などもご用意。ダイレクトチャネル業務に応じてカスタマイズして提供します。
企業が決算発表した当日、株価へのインパクトを即座に数値分析する「決算速報レポート」を活用すれば、短期売買の収益機会を逃さなくなります。国内の全上場企業を対象に2期先までの業績を予想する「QUICK Forecast 企業業績」は長期の投資判断にご活用いただけます。
4月に開局55周年を迎えるテレビ東京は特別記念番組として山崎豊子氏原作ドラマ「二つの祖国」をこの春に民放で初めて放送します。太平洋戦争で運命を翻弄された日系米国人2世たちの奇跡と再生の青春群像劇を映像化。主人公の新聞記者を小栗旬が演じます。