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〈お知らせ〉本紙夕刊小説、10月14日から新連載 貴志祐介氏の「擁壁の町」

貴志祐介氏 浅賀行雄氏 擁壁の町

本紙夕刊連載小説、火坂雅志氏の「天下 家康伝」は10月11日で完結、14日から貴志祐介氏の「擁壁の町」を連載します。

貴志氏は1959年生まれ。96年に作家デビューしました。「黒い家」(日本ホラー小説大賞)に代表されるホラー作品を中心に執筆活動をスタートし、近年はミステリー・SFなどジャンルを問わず話題作を相次いで発表しています。映画化された「悪の教典」(山田風太郎賞)や、アニメ化された「新世界より」(日本SF大賞)などで知られています。

「擁壁の町」は、貴志氏にとって初めての新聞小説です。物語の舞台は、阪神間の傾斜地にある高級住宅街。そこに予想外の災難がやって来ます。なんとか町を守ろうと、苦悩し奮闘する住民たちの姿を描く群像劇となります。

挿絵と題字は、“毒”のあるコミカルな画風が人気のイラストレーター、浅賀行雄氏が担当します。

〈作者の言葉〉
 擁壁(ようへき)とは、斜面や崖が崩れないよう石やコンクリートで土留めをする壁のことです。「擁」は「抱擁」のように「抱きかかえる、守る」という意味があるのですが、高台の閑静な住宅街の擁壁が守っているものとは、いったい何でしょうか。
 たまたま、擁壁のある町に引っ越してきた一家の目を通して、降って湧いたような災難に動揺し、苦悩する町の人々、さらには黒い企(たくら)みを巡らす人間たちの姿を映し出し、私たちが本当に守りたいものとは何なのか描ければと思っています。
 これまでに書いたことのない小説を目指すつもりですので、どうか最後までおつきあいいただければさいわいです。

2014年10月7日

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