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〈お知らせ〉本紙朝刊小説、7月10日から新連載 久間十義氏の「禁断のスカルペル」

久間十義氏 板垣しゅん氏 禁断のスカルペル

本紙朝刊連載小説、諸田玲子氏の「波止場浪漫」は7月9日で終わり、7月10日から久間十義氏の「禁断のスカルペル」を掲載します。

久間氏は1953年北海道生まれ。87年「マネーゲーム」で文藝賞佳作に入選し作家デビュー。97年2月~98年5月に本紙夕刊に執筆した「刑事たちの夏」は話題を呼び、ベストセラーとなりました。「聖ジェームス病院」ほか医療現場に取材した作品も多く、医療小説大賞の選考委員も務めています。

今回の連載は、病院の泌尿器科に勤務する女性医師が主人公です。家庭の崩壊、腎臓移植手術、天災などの出来事に直面し、葛藤しながら力強く生きる姿を描きます。人間の誇りと尊厳、医療のモラルをも問いかける意欲作です。

挿絵は繊細な画風で現代を鮮やかに描くイラストレーター、板垣しゅん氏が担当します。電子版でもお読みいただけます。


〈作者の言葉〉

スカルペルとは英語で医療用のメスを指す言葉です。ちなみにメスはオランダ語でナイフの意味。転じて日本では医療用の刃物をメスと呼ぶようになりましたが、世界中ではメスと呼ぶのは少数派のようです。

題名から連想されるようにメスを握る女医が主人公。彼女はよんどころない事情から東京を離れ地方の病院へ赴きますが、そこに待っていたのは中心と周縁の医療のギャップ。しかしその条件をむしろプラスへ転化せんとする先輩医師たちの情熱に触れ……。

何が禁断かは、物語が進むうちにはっきりとしてきます。どうぞよろしくご愛読のほどをお願いいたします。

2014年7月3日

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