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〈お知らせ〉 本紙夕刊小説、4月1日から新連載 火坂雅志氏の「天下 家康伝」


火坂雅志氏天下 家康伝
火坂雅志氏
大野俊明氏
大野俊明氏

 本紙夕刊連載小説、重松清氏の「ファミレス」は3月30日で完結、4月1日から火坂雅志氏の「天下 家康伝」を連載します。

 「天下」は徳川家康の生涯がテーマです。人質としての忍従の日々を経て岡崎城に帰還した若き家康は、三河一向一揆という最初の試練に立ち向かうことになります。次々に訪れる過酷な局面を、優れた知略と持ち前の粘り強さで乗り越え、やがて天下を手にするまでをダイナミックに描きます。

 火坂氏は1956年生まれ。出版社勤務を経てデビューし、骨太な歴史小説を精力的に発表しています。越後の上杉家の家臣・直江兼続を描いた「天地人」は、ドラマ化もされ話題を呼びました。ほかの著作に「軍師の門」「真田三代」などがあります。

 挿絵はたおやかな画風で知られる日本画家の大野俊明氏が担当します。

 電子版でもお読みいただけます。


〈作者の言葉〉
 徳川家康という巨(おお)きな政治家を描くのは、時代小説の道に足を踏み入れてからのひとつの夢でした。家康といえば、狸親爺(たぬきおやじ)、したたかな謀略家というイメージが強いのですが、それだけでは語りきることのできない存在です。じつは、何ごとにも勤勉であり、組織力にすぐれた日本人のありかたを方向づけたのは、ほかならぬ家康だったのです。
 過酷な戦国乱世を生き抜いて天下人となり、幕藩体制という地方分権を確立、平和外交を推し進めた家康は、きわめて開明的な政治家だったのではないでしょうか。本作では、従来、語られることのなかった家康の実像を掘り起こしていきたいと考えています。


2013年3月25日


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