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〈お知らせ〉 本紙朝刊小説、22日から新連載 安部龍太郎氏「等伯」


安部龍太郎氏
安部龍太郎氏
西のぼる氏
西のぼる氏

 本紙朝刊連載小説、辻原登氏の「韃靼(だったん)の馬」は1月21日で終わり、1月22日から安部龍太郎氏の「等伯」を掲載します。

 安部氏は1955年福岡県生まれ。2005年に「天馬、翔(か)ける」で中山義秀文学賞を受賞。99年7月~01年5月に本紙夕刊連載小説「信長燃ゆ」を執筆しました。歴史小説の第一人者であり、豊富な史料を読み込み、独創的な解釈を示す作品は高い評価を得ています。

 今回の連載は安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍した絵師・長谷川等伯が主人公。戦国の世にあって「天下一の絵師になる」という夢を抱き画業に打ち込んだ等伯の生涯を、歴史的事件を背景に描きます。

 挿絵は「信長燃ゆ」でも安部氏と組んだ西のぼる氏が担当します。多くの作家の歴史・時代物作品を手掛けたベテランです。物語世界に引き込む清澄で存在感ある挿絵にご期待ください。

 夕刊小説と同じく、電子版でもお読みいただけます。

〈作者の言葉〉
 いつか長谷川等伯を描きたいとは、挿絵を担当していただく西のぼる氏と前々から話していた。西さんは等伯の出身地である能登の生まれだし、私も九州の片田舎から作家になる夢を抱いて上京し、等伯が上洛(じょうらく)した歳と同じ33でデビューをはたした。
 しかも没後400年を過ぎたばかりの年に、このように晴れやかな舞台で腕をふるう機会を与えていただいたことに、望外の歓(よろこ)びを感じている。「松林図」でピークを迎える等伯の画業と波乱に満ちた生涯を描ききれるように、作家生命のすべてを注ぎたい。


2011年1月17日


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