▼決済など公共性の高い業務を担う銀行の店舗には様々な規制がかけられてきた。旧大蔵省時代には「認可制」で設置する場所や店舗数、職員数、営業時間などを厳しく制限し、「箸の上げ下ろし」を当局が決める護送船団方式の象徴だった。出店が「届け出制」に変わったのは2002年に銀行法が改正されてからだ。段階的な規制緩和に伴い04年度にはATMや出張所の休日営業が認められ、24時間ATMも登場した。店舗規制も一部緩められ営業時間延長などサービス拡充の動きも広がった。
<2016年7月16日掲載>
金融庁は9日、銀行などの店舗についての規制を見直すと発表した。当座預金業務を手がける店舗で休日を取りやすくしたり、共同店舗な…続き
金融庁は「午前9時から午後3時まで」としている銀行店舗の営業時間を実質自由化する。現在は原則、最低6時間は店舗を開けるよう求…続き