作家・佐藤賢一さんのコラム「王の綽名」のバックナンバーをまとめたページです。王の綽名(あだな)の知られざる逸話を紹介します(連載は終了しました)。
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■金持ちブルジョワたちの王
1789年、フランス革命が起こる。その激化で93年には、国王ルイ16世が処刑された。栄えに栄えた王…続き
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■開明的な独立の立役者
南アメリカの国なので、意外かもしれないが、かつてブラジルは帝国だった。何かの譬(たと)えでなく、182…続き
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■女性遍歴 王女から娼婦まで
長生きなどするものじゃない、というのは王も同じか。「太陽王」と呼ばれたフランス王ルイ14世は、じ…続き
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■豪華絢爛 絶対王政の権化
絶対王政といえば、フランスのブルボン朝だ。なかでも17世紀は、哲学者ヴォルテールによる「ルイ14世…続き
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■清教徒革命に倒れた暴君
1603年、イングランド女王エリザベス1世が子なくして死んだため、王位は血縁でスコットランド王ジェー…続き
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■屈指の名君にして艶福家
パリに行けば、大抵はシテ島を訪ねる。セーヌ川の中州だが、有名なノートルダム大聖堂もここにある。西に進…続き
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■激すれば手が出る暴君
ロシアだが、モンゴル人が来襲した13世紀から、「タタールの軛(くびき)」につながれた。諸侯はキプチャク…続き
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■時の巡り合わせに恵まれて
アヴィシュ朝のポルトガルは、16世紀には海洋国家に発展した。その船は世界中に、それこそ日本にまでや…続き
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■宮殿で熟慮、現場知らずの憾みも
16世紀はスペインの時代、17世紀はフランスの時代、18世紀はイギリスの時代といわれる。その…続き
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■汚れなき国母に自身を偶像化
イングランドは女王の時代に栄える。そういわれるとき必ず挙がるのが16世紀のエリザベス1世と、19…続き
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■父に復讐 プロテスタント弾圧
ブラッディ・マリーというカクテルがある。ウオツカ・ベースで、トマトジュースを合わせるが、そのド…続き
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■夫の浮気で心を病む
フワナ1世は、「カトリック両王」と呼ばれたカスティーリャ女王イサベル1世とアラゴン王フェランド2世の娘で…続き
2022/12/24
■夫婦で統治 スペインの礎に
王の綽名(あだな)は普通その王ひとりの綽名だ。が、2人セットの綽名も、ないではない。カスティーリ…続き
2022/12/17
■娘の父親は誰? 王位争い呼ぶ
これは嫌だなあと思う呼ばれ方の王がいる。15世紀のカスティーリャ王エンリケ4世がそれで、スペイ…続き
2022/12/10
■「大航海時代」への案内人
そこいらの王より遥(はる)かに知られた王子がいる。15世紀のポルトガル王子エンリケ(1394~14…続き
2022/12/3
■内憂外患 凄絶なみせしめ
ワラキアは現在のルーマニア南部である。19世紀から20世紀にかけて北東部モルダヴィア、北西部トラン…続き
2022/11/26
■絢爛さで「君主」らしさ演出
ロレンツォ・デ・メディチ(1449~92年)の綽名(あだな)は、イタリア語で「イル・マニフィコ」…続き
2022/11/19
■争い嫌い 教皇位も譲る
中世ヨーロッパに数多(あまた)あった公領、侯領、伯領のどれが、公国、侯国、伯国のような主権国家に転じ…続き
2022/11/12
■王国を夢見て猪突猛進
シェークスピアの四大悲劇のひとつが『リア王』である。リアはブリテン王だが、作中その末娘コーディーリアに…続き
2022/11/5
■家臣に恵まれた駄目男
フランス王シャルル7世(在位1422~61年)の綽名(あだな)は、フランス語で「ル・ヴィクトリウー」、…続き
コラム