iPS細胞とは
皮膚などの細胞に特定の遺伝子を入れて作る。受精卵のように体のさまざまな細胞や組織に成長できる「万能性」を持つ。病気やケガで失われた身体機能を回復させる再生医療への活用が期待されている。iPS細胞は、人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem cell)の略。京都大学の山中伸弥教授が2006年8月にマウスで初めて作製し、07年11月に人での作製に成功したと発表した。山中教授は12年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。近年、再生医療への応用を目指す動きが活発化している。
慶応義塾大学の研究チームは全身の筋肉が徐々に衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)について、iPS細胞を使った研究で見つけた治療…続き
住友ファーマは25日、目の細胞の一部の欠損を、iPS細胞によって再生する治療の臨床試験を始めると発表した。目の難病「加齢黄斑…続き
大阪大学の澤芳樹特任教授らは19日、iPS細胞から作った心臓の細胞をシート状にして重症心不全患者に移植する臨床試験(治験)で…続き
藤田医科大学と慶応義塾大学の研究グループは、iPS細胞由来の再生角膜細胞を水疱(すいほう)性角膜症の患者に移植する手術を実施…続き
臨床研究が中心だったあらゆる細胞・組織に分化する「万能細胞」で、実用化への臨床試験(治験)が一段と進む。住友ファーマは日本に…続き
大阪大学の林克彦教授らはマウスの実験で、雄の細胞からiPS細胞を介して卵子をつくり、雄の細胞だけで子どもを誕生させることに成…続き
京都大学iPS細胞研究所の金子新教授らは、攻撃力を高めた免疫細胞をがん患者に投与する「CAR-T細胞療法」の効果を固形がん向…続き
公益財団法人の京都大学iPS細胞研究財団は、健康な人の細胞からつくったiPS細胞を研究用として企業や大学に提供することを始め…続き
慶応義塾大学発スタートアップのハートシード(東京・新宿)は10日、iPS細胞からつくった心筋細胞を重症心不全患者に移植して治…続き
住友ファーマはiPS細胞から作って患者へ移植し、神経難病のパーキンソン病を治療する神経になる細胞を2024年度に発売する方針…続き
大阪大学の林将文特任研究員と林克彦教授らの研究チームは10日、絶滅が危惧されるキタシロサイのiPS細胞から卵子や精子のもとに…続き
大阪府と大阪市は21日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で府・市などが出展する「大阪パビリオン」で、iPS細胞を使い鼓…続き
東京大学と大阪大学は事故などで失った手足を再生させる治療法の開発に挑んでいる。試験管での培養ではなく、人体内で再生を進められ…続き
山中伸弥・京都大教授がiPS細胞の作製でノーベル生理学・医学賞を受賞してから10年。体のさまざまな細胞になることができるiP…続き