データ資源は21世紀の「新たな石油」といわれる。企業や国の競争力を高め、世界の経済成長の原動力となる。一方、膨大なデータを独占するIT(情報技術)企業への富と力の集中や、人工知能(AI)のデータ分析が人の行動を支配するリスクなど人類が初めて直面する問題も生んだ。
連載企画「データの世紀」とネット社会を巡る一連の調査報道は、大きな可能性と課題をともにはらむデータエコノミーの最前線を追いかけている。
2018年6月、レシートを撮影しアプリ上にアップロードすると1枚最大10円で買い取ってくれるサービス「ONE」が始まり大きな…続き
2020年は世界で重要な選挙が相次ぐ「選挙イヤー」だ。16年の米大統領選挙などでは、米フェイスブックから流れた大量の個人デー…続き
ネット広告産業に変調の兆しが表れている。「クッキー」と呼ばれる閲覧履歴データを巡り、広告主企業の間で利用を見直す動きが広がっ…続き
デジタル経済の覇者となった「GAFA」。国を超える規模や影響力を持ち、富の源泉となる様々なデータを独占的に手中に収めてきたそ…続き
「競争当局が試される案件だ」。11月中旬、検索サイト「ヤフー」とLINEが統合すると聞いた公正取引委員会の中堅幹部はこう感じ…続き
「ポイントで買い物した店に性別や年齢のデータは知られてもいい。でも位置情報は渡さない」
浜松市の女性(42)は12月、NTTド…続き
企業情報を見て面接に申し込むのに便利な就職情報サイトは多くの学生が利用している。大手サイト「リクナビ」の就活イベントに参加し…続き
政府が巨大IT(情報技術)企業の規制策をまとめ、2020年が本格始動の年となる。膨大な情報を経済に生かすデータエコノミーを成…続き
巨大IT(情報技術)企業への規制は欧州連合(EU)が先行してきた。EUの欧州委員会は米グーグルに、3度にわたり競争法(独占禁…続き
政府が17日にまとめた巨大IT(情報技術)企業の規制案は、(1)公正な取引環境の整備(2)個人データの行きすぎた吸い上げの防…続き
政府は17日午前のデジタル市場競争会議で、巨大IT(情報技術)企業による市場の独占を防ぐ規制案を決めた。2020年の通常国会…続き
就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京・千代田)が「内定辞退率」予測を販売していた問題で、厚生労働省が…続き
「重大なプライバシー上の懸念がある」。2019年10月、米国の30以上の人権団体などが共同で、米アマゾン・ドット・コムのデー…続き
「リクナビ問題」の余波が利用企業にも広がってきた。個人情報保護委員会は4日、「内定辞退率」を購入していた37社にも行政指導を…続き
■個人情報保護委員会、複数の企業に行政指導
■顧客企業も個人情報を不適切に扱ったと判断
■リクルートキャリアにも2回目の勧告を出す
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就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京・千代田)が本人に十分に説明しないまま、就活生の「内定辞退率」の…続き
2019年初め。ネット上では、米大リーグのダラス・カイケル投手(31)へ激励のつぶやきが相次いだ。「ヤンキースはすぐに契約す…続き
9月5日、米フロリダ州の球場トロピカーナ・フィールド。大リーグのタンパベイ・レイズは地区シリーズに進めるかどうか、わずか0.…続き
横浜市の板東洋介さん(仮名、42)は毎週末、普段は元妻と暮らす息子(9)と公園で遊ぶ時間を心待ちにする。離婚から2年がたち、…続き
悩みを聞いてもらう相手は家族や友人、職場の先輩というのは過去の話になるかもしれない。表情や声などから、個人の内面すら読み取る…続き