変わるヒット曲の常識

「顔出し」しないアーティスト上位100曲の1割に

ヒット曲の常識が変わってきた。「うっせぇわ」でブレイクしたAdoやヨルシカなど顔やプロフィルを公開せずに音楽活動するアーティストが増え、ヒットソング上位100曲の1割を占めるようになった。2008年以降のヒット曲延べ8万曲のデータから、顔を出さないアーティストの人気の理由を探った。

声だけで伝わる表現力

「顔が見えないからこそ声に集中して歌を聴ける」。Adoのファンという20代女性はこう話す。ファンになったのはブレイク前の2019年。YouTube(ユーチューブ)で歌を聴き、表現力に引き込まれたという。