Twitter買収3カ月10の数字で見るマスクCEO
米起業家イーロン・マスク氏がツイッターを買収してから、1月27日で3カ月を迎えた。買収してから矢継ぎ早に改革を打ち出してきた。これまでにツイッターにどんな変化があったのか、マスク最高経営責任者(CEO)やツイッターにまつわる10の数字を見ながら3カ月間をグラフィックスを交えて解説する。
買収が完了した22年10月27日、取締役9人全員を解任しマスク氏がツイッター唯一の取締役となった。31日付のツイートで「あくまで一時的なものだ」と説明したが、その後新しい取締役が就任したとの発表はない。解任された9人にはパラグ・アグラワル前CEOやネッド・シーガル最高財務責任者(CFO)のほか、マスク氏に近いとされるイーゴン・ダーバン氏も含まれた。
買収前からマスク氏は資金調達を交渉中の投資家に人員削減の計画を伝えていた。従業員数は3年間で9割以上増えて21年12月には7500人に達していた。23年1月、米CNBCテレビは約1300人に減ったと報じた。マスク氏はすぐに「ツイッターでは約2300人の現役の従業員が働いている」と反論した。マスク氏はリストラなどのコスト削減によって同年に30億㌦相当の資金不足を回避できる見通しを示している。