印刷・製版

印刷・製版の業界分類
印刷・製版の業界定義
各種印刷サービスを行う。製版や製本を含む。パッケージ、包装、ラベル印刷は除く。
ビジネステーマ
D2C支援eスポーツ

印刷・製版の業界概要

19年の市場規模、4兆3400億円に
印刷産業は書籍、雑誌といった出版物やカタログ・パンフレット、チラシ、ポスターなどの広告媒体、新聞のような一般印刷物のほかに、帳票(ビジネスフォーム)、シール・ラベル、紙器、軟包装材、建材、工業品(テレビ、PC、携帯電話、自動車部品、電子部品等)など需要は多岐にわたる。これらに対応する印刷方式はそれぞれ異なり、平版オフセット印刷、グラビア印刷(凹版印刷)、凸版印刷、スクリーン印刷(孔版印刷)などが代表的な印刷方式である。
一部大手を除く大半の印刷会社は各印刷方式の専業者であり、それぞれ独自の業界を形成している。また印刷工程を担う印刷事業者のほか、前工程にあたる製版、後工程にあたる製本加工、光沢加工など、印刷工程以外の各工程においてもそれぞれの専業者がいる。経済産業省の工業統計によると、2019年暦年の印刷業(従業者4人以上の事業所)の製造品出荷額は4兆3437億3500万円、前年比5.2%増となった。内訳はオフセット印刷業(紙に対するもの)が3兆1684億円、オフセット以外の印刷業(同)が4142億円、紙以外の印刷が7610億円、製版業が2838億円などだった。(2022/08/01調査)
業界レポートを購入することで、より幅広い情報を収集できます
業界をイチから知るなら

日経業界分析レポート

日本経済新聞社・2021年10月8日更新・PDF 20P
業界概要、バリューチェーン、市場規模、業界トレンド、業界地図、競合環境 などを収録
日経テレコンのアカウントで購入
最近の動きをまとめて知るなら

日経NEEDS業界解説レポート

日本経済新聞社・2022年8月12日更新・PDF 20P
業界推移、市場動向、主な業界統計、企業活動情報 などを収録
日経テレコンのアカウントで購入

印刷・製版の市場動向

DX・EVなど「次の一手」への動き広がる
印刷産業は、紙媒体に加え電子部品など新分野の拡充で安定した成長を続けてきたが、紙から電子への情報メディア変革期の中にあって停滞が続く。生産動態統計・鉱工業生産動向(経済産業省)で見た印刷業生産(旧範疇)は13年から15年まで減少傾向にある。「印刷業」には、出版印刷、商業印刷(チラシ、カタログなど)、証券印刷、包装印刷、建装材印刷があるが、包装印刷を除き、どの分野も需要は低迷している。
凸版印刷や大日本印刷(DNP)は印刷で培った技術やノウハウを生かし、工場のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援や電気自動車(EV)向け材料の開発など「次の一手」を打ち出す。大日本印刷、凸版印刷は液晶パネル用カラーフィルターに力を入れている。大日本は電子機器の開発・製造分野まで進出した。(2022/08/01調査)

印刷・製版の競合状況

凸版、フォームズを完全子会社化
業界大手は凸版印刷、大日本印刷の2社で、新分野に対する開発力のほか、既存印刷分野の生産・営業力でも他を圧倒する。3位以下では、準大手(年商100億円以上)企業も数十社しかなく、圧倒的に中小企業が多い。国内に約3万社ある印刷事業者で、従業員30人未満の事業者が90%強を占めるという。市場占有率は大手2社で約50%、これに準大手クラス(70~80社)を含めて約65%を占める。
上場している印刷企業の2022年3月期連結売上高は、凸版印刷が1兆5475億円(前年比5.5%増)、大日本印刷が1兆3441億円(同0.7%増)と、突出している。(2022/08/01調査)
レギュラーコース月額基本料入会月無料