自動車部品・カー用品卸
自動車部品・カー用品卸の業界分類
自動車部品・カー用品卸の業界定義
各種自動車部品、各種カー用品の中間流通を主要事業として行う。
自動車部品・カー用品卸の業界概要
「純正部品」「優良部品」「市販品」市場は8兆3400億円規模
自動車の修理や部品交換に用いられる部品や用品は「補修部品」「カー用品」と呼ばれる。これら「部品」「用品」の中間流通を受け持つのが自動車部品・カー用品卸業界である。「補修部品」「カー用品」のうち、自動車メーカーのブランドで供給されるものは「純正部品」、部品・用品メーカーのブランドで供給されるものは「優良部品」や「市販品」などと呼ばれている。
経済産業省の商業統計調査によれば、2014年の「自動車部分品・附属品卸売業」(部品・カー用品卸売業、中古品除く)の事業者数は1万1730、年間商品販売額は8兆3366億7600万円だった。(2022/06/09調査)
経済産業省の商業統計調査によれば、2014年の「自動車部分品・附属品卸売業」(部品・カー用品卸売業、中古品除く)の事業者数は1万1730、年間商品販売額は8兆3366億7600万円だった。(2022/06/09調査)
自動車部品・カー用品卸の市場動向
21年の新車販売444万台、3年連続マイナス
補修部品市場は自動車の販売台数に左右される。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が集計した2021年の国内新車販売(軽自動車含む)は、20年比3%減の444万8340台だった。前年割れは3年連続。半導体不足による減産が1年を通して続き、新型コロナ禍で販売が落ち込んだ20年を下回った。登録車(排気量660㏄超)は同3%減の279万5818台、軽自動車も4%減の165万2522台だった。普通車は4年、軽自動車は3年連続で減少した。わが国の新車販売台数は1990年の777万7000台をピーク。一時期は500万台を超えていたが、半導体不足と新型コロナ感染症拡大が自動車販売の足を引っ張った。
さらに、不安材料もある。1995年の法律改正で、新車登録から10年以上経過した場合も車検期間は2年ごと(業務用車両を除く、最長19年まで)となったため、車を長期間使うユーザーが増えているといわれる。車の使用期間が長くなれば部品交換需要も増えると期待されるが、古い車に対しては多少の不具合では修理・部品交換しない例もあり、必ずしも市場拡大に結びつかない状況だ。(2022/06/09調査)
さらに、不安材料もある。1995年の法律改正で、新車登録から10年以上経過した場合も車検期間は2年ごと(業務用車両を除く、最長19年まで)となったため、車を長期間使うユーザーが増えているといわれる。車の使用期間が長くなれば部品交換需要も増えると期待されるが、古い車に対しては多少の不具合では修理・部品交換しない例もあり、必ずしも市場拡大に結びつかない状況だ。(2022/06/09調査)
自動車部品・カー用品卸の競合状況
カー用品店のオートバックス、自動車整備協組と提携
「純正」「第二純正」部品・用品の主要流通チャネルである部販・共販では、新車販売の減少で収益が低下している系列ディーラーへの支援に取り組む動きが見られる。一方、「優良部品」「市販品」を取り扱う卸売業者は、一次卸である「広域部品商」と二次卸の「地域部品商」に分けられる。国内におよそ30社程度存在する広域部品商は、部品・用品メーカーの販売代理店としての役割を担っており、「優良部品」「市販品」を地域部品商へ販売している。
広域部品卸SPKの2022年3月期の売上高(連結)は476億8600万円で、前の期比13.8%増、営業利益は20億3400万円で同0.4%減。売上高の52.8%が国内地域部品商やカー用品店などへの販売で、新型コロナ禍の影響から回復しつつある。(2022/06/09調査)
広域部品卸SPKの2022年3月期の売上高(連結)は476億8600万円で、前の期比13.8%増、営業利益は20億3400万円で同0.4%減。売上高の52.8%が国内地域部品商やカー用品店などへの販売で、新型コロナ禍の影響から回復しつつある。(2022/06/09調査)
自動車部品・カー用品卸の関連企業
企業名 | 業界 | 概要 |
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自動車用アルミホイール・スチールホイール 及び 自動車部品・用品の販売 | ||
自動車部品用品の輸出入並びに国内卸販売 |
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